19, 02. 2012 光の春


朝方良く晴れていた昨日は、間もなく雲が広がり、粉雪が降り始めた。酷い降りではないが、午前中ずっと降り続いた。正午を過ぎて、薄日が射し始めた。教室を終え、床を磨いて、和紙の作品を水張りする。陶の作業の段取りを付け、2時過ぎに夕食の素材を買い求めに出かけた。西には雲が広がっていたが、頭上から南東にかけて、青空が広がっていた。気温は低いが、風がないので寒くはない。少し北西を廻って、スーパーへ寄ることにした。

シラカバ公園を西へ抜ける。西の住宅地も、排雪が終り、道幅が広くなっていた。少し回り道をして、マンサクを見に立寄った。球形だった黄色い芽が、分離していた。花が開くのは2ヶ月以上も先のことになるが、花芽の変化は嬉しい。北の沢の遊歩道を北へ進む。東西に走る道路から沢に押し出された雪が益々増え、池に向って伸びていた。重機が固めた雪を登り、先端まで歩いてみる。池に付き出した巨木に、イワガラミが絡まっていた。夏には決して見えない位置にあった。




三番通りを越えて、北の住宅街を東に戻る。この一帯も排雪作業が済んでいた。風がないので地吹雪も起っていない。地吹雪が造った雪庇も、垂直に削り取られていた。住宅街の外れから原野を見渡す。西も北も、低い雲が垂れ込めていた。





雲間から陽が射し始めて来た。背から陽を受けて、三番通りを東へ向う。中央分離帯の樹々の梢が輝き出す。買物を済ませて戻る頃には、空は青さを増し、陽射しが強まっていた。今日の作業に取っておきたい程、明るく強い陽射しだった。




今朝も空は良く晴れている。窓ガラスの結氷が酷いので、気温は-10度を下廻っている様に思われる。陽射しは明るく強くなり、春を想わせるが、寒さは少しも弱まらない。