22, 02. 2012 恵みの晴れ間


大荒れの予報が出ていた昨日は、時折強い風で前夜の雪が吹き上げられるものの、1時過ぎまで良く晴れた。とても得をした気分になって、和紙の仕事に取りかかる。1時を過ぎて薄雲が広がり、やがて小雪が舞い出した。強さが欲しい色面にたっぷりの絵具を載せ、仕事を切り上げた。

2時過ぎに散歩に出かける。低層を流れる雪雲の動きが早かった。南西を廻ろうと、シラカバ公園を南に抜ける。東町公園の西の道を南へ向う。以前から気になっていたお宅の氷柱が、幾重にも下がり益々厚みを増していた。屋根の雪も落とした気配はない。公園の南西の角の樹の枝が折れていた。抱えていた雪の重みで折れてしまったらしい。





南の緑地帯を進む。緑地帯の西の住宅地で、遅れていた排雪作業が行われていた。南の草野球が出来る広場に出て足が止まった。広場に運び込んだ雪の山を崩す作業が始まり、遊歩道が埋っていた。先を歩いていらした大きな黒い犬を連れた方の足跡がないかと探す。重機を操作されてらした方が、アームを操作して道を空けて下さった。最敬礼をして通り過ぎる。




鉄道林前の道を西へ向う。歩道脇の庭木が大分頭を出して来ていた。シロヤマブキの黒い実を見付けた。K・Kさんに戴いたシロヤマブキを、今年は地植えにしてみようと思った。中央の沢の東の遊歩道に入る。少し北へ進んだ頃、陽が射して来た。遊歩道脇の塀に積った雪の下から、レンギョウが頭を出していた。イワガラミを見に、カラマツの根元に立寄る。未だ実の窓は開いていなかった。尤も、此の時期に種子を飛ばしても、雪が融けないと地面には辿り着かない。雪が融けてから種子を飛ばすのだろうか。





二番通りを越えて、北の沢の遊歩道に入る。遊歩道脇のお宅の庭木に、コガラの姿があった。寒いのか、鞠の様に真ん丸な姿だった。何時も見上げて通るカシワの樹を見上げる。少し冬芽が膨らんだろうか。沢を離れて振り返ると、また陽は雪雲に捉えられ、小雪は夕刻まで降り続いていた。





今朝は西の雲は多めながら、青空が覗いている。東の空には朝焼け。風は殆ど治まっている。今日はどの位、仕事を進められるだろうか。