29, 06. 2014 水蝋の木


昨日は南風が強く、不安定な天候だった。朝方の雲は切れて時折陽は射すが、直ぐに大きな量塊の雲が押し寄せる。教室を済ませて、アトリエの床を念入りに磨き、平面作品を水張りする。立体は合成樹脂を加えたので、余り分厚くなくても強度が出て来た様に思われる。2時少し前には、雨が降り始めたが、長くは続かなかった。雨が上がったので、買物がてらの散歩に出かけた。青空に浮いた白雲の下を、雨を持った黒雲がかなりの早さで北へ流れていた。



怪しい空模様なので,余り遠回りをせずにスーパーへ向うことにした。ナナカマド公園を東へ抜ける。ツルマサキの花が、全開状態だった。白いハマナスは未だ花も残っていたが、既に青い実が出来ている。此処のお宅には、ハシドイもあった。蕾が白くなって来ていた。粘り着く様な湿った空気に、開き始めたイボタノキの濃厚な匂いが混じる。





東の住宅街のイチジクが背丈を伸ばしていた。数年良く実は付けるが、完熟までには至らない。雪に下の枝を捉えられていたサクランボの実が色付いていた。2本の巨木には、驚く程多くの実が付いている。何時も見上げて通るサクランボより、実が小さい様に思われた。3番通りを西へ戻る。歩道脇のオカトラノオに、花序が上がって来ていた。





スーパーに入る前に、裏手の原野を眺める。西の山並みは見えなかった。シナガワハギに遅れて咲き始めたシロバナシナガワハギが、ぐんと背丈を伸ばしていた。クサフジも花の数を増して来ていた。秋まで此の光景が楽しめる。




今朝も曇空。相変わらず強い風が吹いている。明日から天候が回復する予報が出ているので、今日は立体のモデリングをすることにしよう。