atkonthenetの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006-12-09

[] 座談会というか、質疑応答

  • 主催の洛西さんだったとおもうが、自己紹介で「若手応援団*1に入りたいです」とおっしゃったところに千賀さんが「〜*2コメント書いてくれたら(帯に)載れるんですよ」と返されてました。厳しい世界だ。まあでも成果物は基本だからなあ。
  • 当方自己紹介のときに「プロミスカスモードがどうとか」と言ってましたが、それはこの辺参照ください。ちなみにこのページ、よく企業ユーザープロミスカス・モードで検索してきます。なにがなし申し訳ないような、楽しんでいただけたら嬉しいなというか。
  • 「いろいろとワーカー区分がありましたが、そういう風に働ける会社って日本のどこにあるんでしょう」「それは仕事のやりようなんで、業種によってはそのうちでてくると思いますよ」*3というようなやりとりが。洛西さんの会社ではそれにかなり近い動きをしているという話が出たのはここだったかな。まあ、そういう風に働きたいから会社を作るというのもありだろうたぶん…(ただし、それとは別に、売り物がないと厳しいでしょうが)。
  • 「特にITなら、どこでも仕事をするということが出来そうですよね。でも、シリコンバレーをはじめ、ビットバレーとかそういう風に、そうした業種で地域を区切ってそこで仕事をすることのメリットというのは何でしょうか。メリットあるんでしょうか」これは私の質問、もうちょっとまとまりのない聞き方だったと思う。実はこの質問は、以前石倉さん(石倉洋子さん)がコメント下さったときからなんとなく私も考えるようになったのをそのまま聞いたんでした。石倉さん代わりに聞いておきましたってことで許してください*4。千賀さんの答え。「先に言っておくと、シリコンバレーの企業を誘致しようという動きも世界中にあります。でもシリコンバレーの企業は動きません。つまり、(ある地域に集まる)メリットはあります。もともと、競合他社に転職できるという規定を持っていた土地柄だったというのはあります*5。何かをはじめようと思ったときに、リソース*6が集まっているのはここなのです。リソースは人脈からくる。人はシリコンバレーに集まってくるからさらに人脈は作れる。さらに、シリコンバレー自体ブランドになってますから、使われる側も、「しばらくシリコンバレーにいました」と言うことができます。」「モデルのパリコレみたいなもんすね」「そうそう」
  • 「自分はこういう能力を持っている、というのを報せるのはどうするんですか?」「これも人脈です。アメリカでは担当者によって能力の差がはげしいんです。だからかえって個々人が売り込みをしやすいというのがあります」
  • 千賀さんから座談会メンバーに質問。「オークランドはどうでした?*7」「日本の製品のアメリカ向けローカライズ(?)のためにオークランドにしばらくいました。話の長い人ほど話に中身がないです。計測データを欲しがっているのに、自分がどれほど努力したかをえんえん喋ったりする。結局そのときは、実働スタッフの中にベトナム系の人がいて、その人に頼んだら、いいデータが出てきたということがありました。アジア系同士だと、表情とかで結構話が通じるんですよね」ベトナム大学ロボコン(ABU)ではものすごく強いのに(弱くてもベスト4)、ベトナム会社とかあまり話を聞かないんですよね*8。そのあたり実はさらに聞いてみたくてタイミングを狙っていたのですが、これは時間切れで果たせず。
  • シリコンバレーではいま4大卒からキャリアをはじめた人が絶滅の危機に瀕しています。むしろ大会社の人が将来を予測して困っているのですが、このままだと年齢的に誰もいない部分ができてしまう」「このために、アメリカで採用した4大卒日本社会人研修に来させているという話もあります」すごいオチだ。なお、結局私は「4大卒の人」が何をしているのか最後までわからなかったです。(プロマネ?とか言ってた。開発の人間じゃないもんですから)年代的にいなくなるのが困るってことかなーというのがいまのところの結論。

*1:『ヒューマン2.0』帯参照

*2:聞き取れなかった

*3:すみません、うろ覚え

*4:の割に今回もメモとってないのはどういうことか

*5:競合他社に転職しちゃだめというアメリカ法律のほうが信じがたいがまあその。こういうの、「複雑系」の議論みたいですね。最初の小さなきっかけがのちにトップ総取りにまで育つという

*6:この場合まさに「人材」

*7:たしかこの地名だったと思う。オークランドにいた人が座談会出席者の中におられたので

*8ベトナムトヨタがすべてってことはないだろうと信じているのだが

石倉洋子石倉洋子 2006/12/18 11:51 以前したコメントを覚えていて、質問していただき、ありがとうございました。あの後、私もアナリーサクセニアンというアメリカの学者の最近の本(シリコンバレーの経験をもつインドや中国の人が自分の国に帰ってシリコンバレーと似たーといってもちがいはありますがーオープンシステムのクラスターを作っているという研究を読み、大変興味深いと思いました。この背景や日本への意味を今考えている所です。

atkonthenetatkonthenet 2006/12/18 21:52 こんにちは。この話やはり面白くて、気がつくと考えてしまいますね。ご本のお役に立つとよいのですが。
私は、地名というのは、タイムスタンプと同じく、不可避的に付随してしまう情報なので、情報として価値が出てきてしまうんじゃないかと予想しています。で、情報として価値があるのなら、情報だけで出来ているサービスに対しても地名はいつか影響を及ぼすのではないかなとおもっています(ex.シャープの液晶テレビに『亀山モデル』というのがあります。大量生産品なのに地名が関係するとはこはいかに。)。最近google mapは主要な建物に高さがわかるような工夫をつけるようにしましたよね。あの3Dの記号は、のっぺらぼうの地図に重み付け(つまり心理的なひっかかり)を提供しました。情報が流通し始める段階には重み付けは必要ありませんが、情報同士が競合するようになったら何か情報を色分けするために地名が使われるというのは想像しうる(地名以外で重み付けをやった例は、私はgoogleエンジンくらいしか思い当たりません)。だから逆に、地域が全然関係のないサービスを想定するのが今の私には難しいです。ITや医療や弁護士などのマッチングも、競合がおきたら実績や履歴やらやらの情報が不可避なのではないかと思うのです。
というような予想(妄想…)を胸に、ご本を楽しみにしております。

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