2011-03-12
■[雑記] 壁がありません
もはやSF映画としか思えないようなテレビを私と家族は見ている。
(へんなコール&レスポンス。でもだってそれしか違いがないのだ9:00の福島第一原発と16:30の福島第一原発の概観。みごとな画面構成であった。このあと、NHKの科学担当のひとが「外壁がなくなっている」というようなコメントをした)
福島第一原発の一号機の9:00前の写真と16:30ころの写真を画面二分割でNHKがうつしている。そして「1号機の辺りで『爆発音』が聞こえたあと煙のようなものを目撃した」というニュースが添えられた。東電から福島の警察に「天井の崩落があった」という報告があった、と、いうニュースも伝えられている。
- 13:40 - 14:30の間に約4マイクロシーベルト(毎時)から約9マイクロシーベルト(毎時)の放射線量の増加(つまり二倍)が見られたというニュースを聞いたように思う。
- 15:29 1,015マイクロシーベルト正門付近で検出、というニュースをいまやっている。この検査が爆発の前なのか後なのかが要確認点になるらしい。
- 風向きは南から北へ、今後西向き(陸から海へ)になるとのこと、不幸中の幸いというべきかどうか。
全然わからないけど、テレビ画面で見る福島第一原発は光り輝いていないので、メルトダウンと言われたときに想定される最悪の事態には、いまのところ至ってはいないのではないかと思う。しかし、やはり、「15:29 1,015マイクロシーベルト(毎時)の放射線量を正門付近で検出」が爆発のまえなのか後なのかをはっきりさせてほしいと思った。
あと、避難の指示も早めにしてほしいよなー。でも、対応するひと目線で言うと、こういうときつまり情報を把握して、分析して、報告して、場合によっては指示する、という作業をしているときの一時間って短いんだよなー。
報道の分析の基本は差分なので、伝えられる情報の差分をこちらが見ていくしかなさそうだ…。
NHKの科学担当は「重大な事象が起きている可能性がある、適切なタイミングの情報公開を!」って言ってて、それ判るし私も知りたいけど、見ているこっちがひやひやした。それ一歩間違うとかなりなことに。
原子力保安院の会見は45分遅れで始まった(最初17:15って言ってたけど18:00すぎになった、政府発表の出方を見てからってことかな)
まとめとしては「節電」とあと「災害時対応用の情報収集ロボットって必要だよ!」ってことだ。あの外壁なくなってむき出しの原子炉についてこれ以上の情報を得ようとするなら、被爆の危険を冒して誰かが見に行かないとならないだろう。あの二つの新しい情報のない記者会見の裏で、実動部隊は誰に見に行ってもらうかを検討しているのだとしたら、と思うと、私などはもうそれについて考えたくなくなってくるが、この日本にそれをこそ考えて解決に踏み出さなくてはならないひとがいるのだ。泣けてくる。
「念のため」の予備的な知識。もしも放射能を含む物質が近くにある可能性があるとき、避難する場合は、屋内に行くこと、肌を隠すこと、吸い込まないようにハンカチを当てて移動すること、ね。被爆しない、とはつまり放射線に自分の身をさらさないこと、体の中に蓄積しないこと、ということか。
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