DELL PowerEdge 800
Debian GNU/Linux を PowerEdge 800 へインストールする。最初は、KNOPPIX を導入しようとするが、KNOPPIX は、ハードディスクに導入するためには作られていないようなのでやめる。以下、備忘録的に手順を。
0. Spec.
PowerEdge 800 は、SATA と、バンド幅が広いメモリを使い、速度を期待できるマシン(注: Linux でそれを発揮できるかどうかは別問題)。
1. インストールディスクの準備
ここ(http://www.jp.debian.org/devel/debian-installer/)から、netinst CD イメージをダウンロード。CDに焼く。いまさら、woody でもないし、SATA の扱いも心配なので、最新版にする。このディスクを使うと、woody の時よりも自動化が進んでいるような印象を強く受けた。ネットワークインストールするときには、DHCP で IP アドレスをもらえるようにしておくこと。
2. ディスクを差し込んで起動
このとき、先を見越して、kernel 2.6.x を使う。このとき、SATAの扱いが、2.4.x と 2.6.x とで大きく違うことに注意。2.6.x では、SCSI デバイスとして扱われる。SCSI ディスクならば、hdparm によるチューンもできない。Linux カーネルの開発者が選んだ道には文句をつけないようにする。
再起動するとハングして動かなくなる(ここ(#277298 - Kernel 2.6.x real time clock hang on Dell - Debian Bug report logs)参照)。まず、最初の段階では、Ctrl+C でかわす。次に、タイムゾーンとかを設定する段階でもハングする。そのときは、Alt+F2 を打って別の仮想端末へ移動し、そこで、hwclock のプロセスを探して kill する。
XFree86 4 のサーバーでは、vesa を選ぶ。まあよしとする。
これらの点だけ守れば、導入は何とかなる。
3. hwclock まわりの変更
要は、kernel の RTC (Real Time Clock) が、ハードウエアの時刻を参照するときにうまくいかないということのようだ。そこで、起動時など、hwclock を実行する部分に、全て --directisa オプションをつける。具体的には、次のファイルの中の hwclock の部分を変更する。
/etc/init.d/hwclock.sh /etc/init.d/hwclockfirst.sh /usr/sbin/tzsetup
4. ちなみに、ハードディスクの転送速度は速くない。