人を動かす 著:D・カーネギー

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

有名な人が必ずと言っていいほど、おすすめしている本。
遅ればせながら、読んでみました。
1936年に書かれて、今なお読まれているっていうのはすごいですね。
それとともに、人間の本質ってやっぱり変わらないんですね。


松下幸之助さんが、著作の中で、人間の本質を知るのが重要だと
おっしゃっていたのを思い出しました。
http://d.hatena.ne.jp/atsuyoshik/20100407/1270615642


当たり前のことを当たり前にできる人になりたいですね。

なぜ聖路加に人が集まるのか 著:福井次矢

なぜ聖路加に人が集まるのか 著:福井次矢

なぜ聖路加に人が集まるのか

なぜ聖路加に人が集まるのか

<これからの医療 ①>
 肝臓だけ、腎臓だけを見れる専門医が増えている中で、「頭が痛い」とか
「おなかが痛い」といった悩みを身体的、社会的な面から見られるプロの医者
総合医」を求めている患者が増えている。
 そして、これからの医療は、この病気にはこの治療っていう画一的なものではなく
患者の「解釈モデル」を把握し、おのおのに相応しい医療を行うことが大事になる。
そのために、聖路加では総合医を育成するメディカルスクール構想があるということでした。


 最近の病棟実習でも、似たようなことを伺ったのでやっぱり
そうなんだなぁと思い、うなづきながら読んでいました。
 例えば、「夜のトイレが近い」と訴える夜間頻尿の患者さんが、
内科の開業医の先生から大きな病院の泌尿器科の先生に紹介されてくる。
しかし、夜間頻尿の原因は、高血圧や糖尿病という内科的疾患だったりする。
高齢化にともない病気が複雑化し、今までの科ごとの区切りでは
対応しづらい疾患を持つ患者さんが増えていっているんですね。
新たな枠組みで医療全体の構造を考える転換期が近づいている気がします。


<これからの医療②>
 また、ITの発達、EBMの確立に伴い医療情報の格差は失われつつある。
今後の医療では、情報面では医者・患者さんが同じ地平にたつことになる。
これからの医療は、患者と医師の両方が共に健康を求めて話し合う創造活動になる。


 いままでの「こうしなさい、あぁしなさい」と言っていたお父さん的立場であった医師が
これから、パートナーとしての位置から患者さんとつきあっていくということになると
より一層コミュニケーション能力の高い医師が求められていきそうですね。


聖路加の医療に対する姿勢、医療行為における営利活動の難しさを
聖路加のトップに立つひとの視点から描かれていて楽しかったです。
夏に聖路加の病院実習にいってみたいです。


総合医に関しては、同級生が書いた本が学生視点から書かれていて
面白いと思います。ぜひ買って読んでみてください。

「総合医」が日本の医療を救う

「総合医」が日本の医療を救う

総合医」が日本の医療を救う
著: 川崎健太, 玉井博也, 吉野雄大, 大西卓磨, 渡辺賢治

稲盛和夫の実学−経営と哲学 著:稲盛和夫

稲盛和夫の実学―経営と会計

稲盛和夫の実学―経営と会計

稲盛和夫実学−経営と哲学 著:稲盛和夫


稲盛さんは、京セラ、第二電電(KDDI)の創業者。
読んでて、「なるほどなぁ。」って何度も感動しちゃいました。


<ビジネスにおける心構え>


○ビジネスという厳しい世界でこそいっそう
 「人間としての基本的なモラル」「良心に照らし合わせて判断する」のが重要である


○何かを成そうとするときは、まず心の底からそうしたいと思い込む



アメーバ経営の目的とは、限られたパイの奪い合いではない。
 アメーバ同士が助け合う結果としてともに発展していくこと。
 アメーバ間の取引が市場ルールでなされることにより、社内の取引に対しても
 「生きた市場」の緊張感やダイナミズムを持ち込む



<経営者に必要な能力>


○しっかりとした会計システムを講じて、自身で会計を理解できるようにならなければならない


○経営者自身が会社や社員のために誰にも負けない努力を重ねる

○総務、人事、資材、経理などの管理部門はしっかり自分で管理する


ちなみに、あめーば経営とは

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%90%E7%B5%8C%E5%96%B6

 概要

  企業の人員を6〜7人の小集団(アメーバ)に組織する。
  アメーバごとに「時間当たり採算=(売り上げ−経費)÷労働時間」を算出し、時間当たり採算の最大化を図る。
  時間当たり採算の目標値を月次、年次で策定。労働時間短縮や売り上げ増加策を実行に移して目標達成を目指す。
 利点

* メンバーの数が少なく、成果が数字にすぐに表れるので、当事者意識を引き出しやすい
* 計数管理能力を備えたリーダーを育成しやすい
* アメーバの採算評価指標が統一されているため、アメーバ間の競争を引き出しやすい

 欠点

* アメーバが自らの採算にこだわりすぎると、会社全体よりアメーバだけの利益を追求してしまう
* 「時間当たり採算」の計算には意外と手間がかかる。特に経費を公正に計算しなければ、適正な採算評価ができない

 採用企業

  京セラ以外でも、稲盛和夫を信奉するベンチャー経営者を擁する企業での導入が目立つ。
  京セラ子会社のKCCSマネジメントコンサルティングが、企業向けにアメーバ経営導入コンサルティングを行っている。

* 京セラ
* 京セラミタ
* KDDI
* ワタベウェディング
* ディスコ


本当に大事なことは、当たり前のことを当たり前のようにやることなんですね。

レバレッジ・リーディング 著:本田直之

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング 著:本田直之

工夫して早く読んで、ビジネスに生かすのが大事。
そうすることで、読書は自己への投資になる。


インプットするだけでは、自己満足。
アウトプットが大事である


<良い本の見つけ方>


○すごい人を見かけたら、「最近読んだ面白い本は何ですか」と聞く。


<本を読む際に大事なこと>


○目的意識をしっかり持つ。

 カラーバス効果・・・「今日は一日に何個赤いものを見つけられるかな」
           目的意識を持つことで、より簡単に目的を達成することが可能になる。


○事実だけでなく、アイディアにも興味を持ちながら本を読むとより面白い
 アイディアが生まれてくる。


<最も大事なこと>


読んだ本のメモをとり、それを持ち歩く!

医者もアウトソーシングする時代

興味深い記事があったので転載&ひとこと

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100406-OYT1T00656.htm

医師不足などの影響で、患者の検査画像の診断をインターネットを利用して
>外部に依頼する医療機関が増えるなか、一部では格安サービスをうたい
>中国の医師への委託も始まっている。


>こういった仕組みは遠隔画像診断と呼ばれ、病院や診療所で撮った
>CT(コンピューター断層撮影法)やMRI(磁気共鳴画像)の画像を、
放射線科医のいる施設などに送り、報告書を返信してもらう。
>CTなどの診断を外部に依頼した場合、日本国内では
>1件当たり3000円前後が相場なのに対し、700〜900円で請け負う。
>結果は日本語に翻訳された報告書で依頼した医療機関に返送される。


>現在は総合病院や診療所など8施設と契約して、月約800件を中国側に依頼。
>吉村英明社長は「契約している中国人放射線科医は約15人おり、
>診断力はあらかじめテストしている。ただし、日本の医師免許はないため、
>『参考所見』という位置づけ」と話す。
厚生労働省医事課は「最終的な診断は依頼した日本の医師が下すとすれば、
医師法に触れるとは言えない」との見解だ。


「最終的なチェックは日本人がしますよ」って書いてありますが
これからの世の中の流れとしては、いままで日本の放射線科のお医者さんが
担当していた画像診断という仕事は、世界中のお医者さんの仕事になりますよ。


ってことですね。これはイノベーションなのか。それぞれの立場から見てみましょう。


放射線科の先生にとっては仕事が奪われて、たまったもんじゃないですね。


病院としては、包括医療が導入され、医療コストの問題が顕在化してきていて
コストを抑えられるというメリットがあります。一方で、外国人医師に
画像診断を依頼することで、評判が悪くなってしまうリスクを抱えていますが、
いずれ外国人医師に画像診断を依頼するのが当たり前の時代が来たら悪くない話ですね。


患者さんとしては、
「医療の質が落ちる(仮説)」というデメリットを被る可能性がありますね。
まぁ、あくまでこれは仮説ですが。
(遠隔画像診断の過程で、翻訳ミスがあったり、中国医師の質が低かったら確かにそう)


これからは、医師も単純作業はアウトソーシングされ、
特別なスキルを持った人たちだけが生き残る時代になりそうですね。


医学生としては、自分の将来を守るという意味で、こういう視点からも
将来の志望科を決めていく必要がありそうですね。
もちろんどんな困難が待っていようと、自分のやりたい科に進むのが一番幸せですが。

リーダーになる人に知っておいてほしいこと 著:松下幸之助

リーダーになる人に知っておいてほしいこと

リーダーになる人に知っておいてほしいこと


何が正しいことかっていうのを忘れないってことは
大事なことですね
リーダーになる人に知っておいてほしいこと 著:松下幸之助
・非常に頭がよく勤勉であっても必ずしも成功しない。
・人をひきつける魅力があって他にもさまざまな要素がある。
・リーダーたる人は目先の厳しい現実と戦わなくてはならない。
人間力・精神力・決断力・知恵を磨く。
・何が正しいかということを忘れてはいけない、素直な心になる。
・自分というものをかたくなにもっていては人の意見が入ってこない。
・今まで学んだ知識は無駄にしてはいけない。
 しかし、学問のとりこになってはいけない。
 知識をいかに行使するかについては自分が主人公にならなければならない。
・危険を察知できるようになる。
・成功のコツをつかむまで努力をやめない。コツをつかめば何をやっても成功する。
・使命感と気力が大事。
・人間の本質を知る。
・迷うべきことには迷う、迷わなくていいことは迷わない。
・悩みがある人には生きがいがある。
 何もかも都合よくいって、いいことずくめであったら生きがいがなくなってしまう。
 自分で生きがいを作らなきゃいけない
・多少の苦労、困難のない人生はさびしい。
 苦労は買ってでもしたほうがいい。
 成功したときに自分の人生を語る上でも、苦労の物語があったほうがいい。
・今ほど成功しやすい時代はない。
・正しい思いであれば、必ず成就する。
・勝つことに対する執念を持つ。
・絶対に成功するということを確実にやる。
・随所に縁はある、縁を求めていけば、全てが自分につらなっていることがわかる。
 失敗して叱られても、それを縁と思える人は強い
・一人が怠ったら、みんなが怠ける。
 みんなでやったら和が成り立つ。全体のためにも少々無理してでも出ないといけない。
・何事もやる以上は精魂こめてやる。
・税金の苦しみを理解する。
・人情の機微は理解することはできない。
 学ぶのではなく、自分でさとる。それが人生の根底であり、一番大切なことである。
・今日の仕事をしっかりやる。
・相手が感動するような手紙を書いているか?礼状ひとつでも違いが出る。
・非常にいい仕事であるとはたから見たら思うのに、本人はそう思わない。
 他人の仕事のほうがおもしろくて、自分の仕事はおもしろくないと考えてしまう人がいる。
・どんな仕事でもいらない仕事はない。
・単純な仕事でも一般社会の役に立っている。
多くの人に喜びを与えてくれる充実した仕事である。
 そこに生きがいを感じたらいい。考え方によるものだ。長所だけを見る。
・日本一、世界一を目指す。
・さしあたり一歩先をみる。
・腹の底から得心(とくしん)できないことがほとんどである。
適当なところで結論を出さなければならない、半信半疑で結論を出す。
・人は欠点だらけ、いいところだけ学ぶ。
・自己観照する。

NPO経営の仕組みと実践 著:坂本恒夫・丹野安子

図解 NPO経営の仕組みと実践

図解 NPO経営の仕組みと実践

NPO経営の仕組みと実践 著:坂本恒夫・丹野安子
http://www.amazon.co.jp/dp/4419053585
2010/04/04

・ 概念
 ボランティア活動により社会貢献
  ① 17分野の活動
  ② 34種類の事業
  ③ 事業所を設ける
  ④ 継続して営まれる
・ 目的
  社会的ミッションの達成
NPO=新たな価値を創造する「イノベーション
NPOを活性化するためには「モノ」「ヒト」「カネ」
・ マネージメントの仕方
  ① 多様性を認める、個々人の意見を尊重する
  ② それぞれの考え方や意見を調整し、そのうえで目標達成のための人材活用をする
・ コンフリクトは組織が大きく成長する機会
・ ボランティアの意味
  ① 自発的な
  ② なんとかしたい
  ③ どうにかしなければ
・ 効果的な会議
  ① 事前に内容を通知
    考える時間を会議の中ではなく、会議前に決めることができるから
  ② 時間配分
  ③ 優先順位
  ④ 具体的には
    (1)意見を引き出す
    (2)話の内容を書き留める
    (3)議事録を残す