SL-C3000についてつらつらと

PocketPCの場合だけど、こんなベンチを発見した。(http://www.int13.net/gxmark_results.htm)

QVGA画面の表示にかかる時間。

  • PXA255 400 mhz / ATI imageon 100 / 13 ms
  • PXA270 312 mhz / internal / 1 ms

あはは、こんなに違うのか。つーことは、PXA270のLCDCにスケーリングが無くても、ソフトウェアで拡大表示するほうが、外部LCDCを使うより速いってことですな。

2700G

うーん、薄々思ってはいたが、やっぱイケてないかも。公開されているデータシートには極一部の機能しか載っていない。まぁそのデータでも現状のW100とほぼ同じところまではいけるんだが。……オーケー、チップの詳細なデータにアクセス出来ないのは良しとしよう。となると、AtiCoreDriverのようなライブラリが用意されているはずなんだが、それも見つからない。

最終的に、

  • ライブラリのAPIリファレンスはIntel Premire Supportで手に入る。(どこですかそれ?)
  • 詳細なデータシートはIntelの販売代理店に問い合わせろ。
  • これらのデータを他者に漏らしてはいけない。(=GPLなソフトには組み込めない)

となっていることがわかった。……なんか個人は相手にされていないっぽいんですが。いくら性能が良くてもイジれなければ意味がない。シャープには期待できないし。

というわけで、グラフィックまわりにPXA270の内蔵LCDCが使ってあれば最強!

カーネル

uLinuxというものに変更されているようだ。ざっと目を通してみるになかなか良い感じ。意外と体感的なパフォーマンスもアップしてるかもしれない。

  • 名前が違うだけ?

禁断の秘技 - real-time priority

FreeBSDにはrtprioというコマンドがあって、niceよりさらに高い優先度をプロセスに設定できる。Pentium133MHzでmp3を再生していたころにはお世話になった。

ふとそれを思い出して、Linuxにも類似のものがないか調べたら……あった。

適用前
BENCHMARKs: VC: 56.967s VO: 63.299s A: 10.893s Sys: 5.633s = 136.792s
BENCHMARK%: VC: 41.6450% VO: 46.2742% A: 7.9632% Sys: 4.1176% = 100.0000%
BENCHMARKn: disp: 2597 (18.98 fps) drop: 691 (21%) total: 3288 (24.04 fps)

適用後
BENCHMARKs: VC: 56.592s VO: 63.833s A: 10.646s Sys: 5.716s = 136.788s
BENCHMARK%: VC: 41.3725% VO: 46.6656% A: 7.7831% Sys: 4.1788% = 100.0000%
BENCHMARKn: disp: 2682 (19.61 fps) drop: 606 (18%) total: 3288 (24.04 fps)

root権限が必要。しかもmplayer-w100がほぼ全ての時間を奪うのでキー入力すらままならない。動画1本を最初から最後まで通して見るときには役にたつかも。

ギリギリ、キー入力を受け付けるくらいまで調整できるかな?