2008-04-12 東京
東京に来て一年が過ぎた。
カナダから帰国して一年以上過ぎたことに気づき、改めて驚く。
帰国したばかりの頃は世界の大都市の一つである東京がほぼ日本人ばかりで埋め尽くされているように見えることに違和感を覚えていたが、今ではその感覚も薄れてしまった。
愛用の昭文社の「東京都市図」は手垢にまみれ、土地勘も少しはついてきた。
今でも「東京初心者です」と名乗るが、気づけば「東京二年目」だ。
友人は方々にいても、地縁もなく賃貸住まいの身には東京は親しき異郷だ。
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高台などの乾いた土地と谷底の湿地などの湿った土地、そしてそれらをつなぐ通路である岬や坂。
東京の代表的な町は、古代岬であった場所に発展していると作者は言う。
そこは現実と無意識の世界をつなぐ通路であり、今ある現実の秩序に、それを分解しようとするエネルギーが出会う場所でもある。
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資産として不動産を持つなら、そして子をもつ世帯として住むなら東京のどこがよいのかを、町を買うという観点から分析。
成長している町は同じスピードで衰退していくので、成長している町ではなく歴史のある成熟した町を。
排他的な町は新しい力を取り入れることができないので、ホワイトカラーとブルーカラーが入り混じった開かれた町を。
そして繁栄する町の源泉はなにか。
それは時の権力と財力を手にする人々。
江戸時代の大名が、関東大震災後の富裕層が、そして現在のパワーエリートが住むのはどこか。
東京が重ねてきた時代の重みが、町の顔に表れる。

