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2008-07-16

非モテとは男女関係のルールを勘違いしている男たちのことだった

はてなでは相変わらず非モテ談義が喧しいが、http://anond.hatelabo.jp/20080714212232を見て思ったこと。


この増田は「男女交際」がどういうものなのか知らないみたいだね。「好きでもない女の子を口説くこと」を嘘つきだとか不誠実だとか人の道にもとるとか言って糾弾してるけど、男と女というのは、そういうのを超越したところにある。恋とは結局ゲームなのだよ。狐と狸の化かし合いなのだ。嘘をつくのがルールなのだ。そういうルールのゲームに対して「嘘をつくのはおかしい」と糾弾するのは、ナイーブ以前にとんちんかんだ。


上に引いた増田は、なんでも一人の女性に未練を引きずっているらしい。何度断られても口説いてしまうのだそうだ。そんな自分を「キモいストーカーと思われても仕方ない」と自省してる。「人の道を外れたことはしていない」としながらも、自分を「時代遅れのバカ」と言って苦しそうだ。

だから、きっと彼には想像もつかないんだろうな。その女の子が、そういうきみを弄ぶのを、それなりに楽しんでいることなんて。きみは彼女の承認要求を見返りもなしに満たしてくれる都合の良い男として利用されてるのだよ。バブル時代はアッシーやメッシーといった、金や労力を費やしてくれるのがいわゆる「都合の良い男」だったけど、21世紀型は、増田のような見返りなしで自分を承認し続けてくれる非モテなんだろうな。


こういう21世紀型「都合の良い男」の見分け方は簡単で、上の増田自身がいみじくも言っているけど「相手は生身の女の子」「相手も人間」「相手にも人格がある」とか言っちゃうやつだ。

前に『0014「お見合いおばさんの復権」』というエントリーを書いた時に、「女の気持ちは無視かよ?」みたいな反論があったんだけど(参照:彼女作らせろって)、おそらくこういう言説を鵜呑みにしちゃってるんだろうな。でもこれは嘘なんだ。騙されちゃいけない。これに騙されると、えらい目に遭う。


男女関係っていうのは、男も女もそうだけど、相手の気持ちを中途半端に慮るやつっていうのは逆に鬱陶しがられるんだ。それよりも、例え傲慢であったりワガママであったりしても、自分の気持ちを正直に、ストレートにぶつけてくるやつの方がよっぽど付き合いやすい。

人間関係の上手い人は、相手の気持ちをあまり考えない。それは、もともと考えない人もいるだろうし、意識して考えない人もいるだろう。そういう鈍感な部分や空気を読まないところがないと、上手くいくものも上手くいかないのだ。そこが人間関係の、一見単純なようでちょっとややこしいところだ。

だから、上の増田ようなタイプは、自分では気を遣えてるつもりなのかも知れないけれど、結果的には気を遣えてないのと一緒だ。もし本当に気を遣いたいのなら、「相手は生身の女の子」だとか「相手は人間」だとか「相手にも人格はある」とか、そういうのは考えないことだ。それよりも、「相手はメス豚」とか「女なんてただの芋の煮っ転がし」とか「あいつらに人格はない」と考えた方が、男と女はよっぽど上手くいくし、結果的には相手を気遣えたことにもなる。