2009-07-31
あまりぼくを見損なわない方がいい
id:AntiSepticはあまりぼくを見損なわない方がいい。消毒するなら相手を選ぶことだな。きみの指摘は大間違いだ。見当違いもはなはだしい。
このエントリを読んで最も印象に残ったのは、ハックルちゃんの「ぶくま」あるいは「ぶくましろ」への意地汚い欲求だw 彼は、はてなで受けそうなものを書くことへの迷いがほとんどないw その迷いのなさがとてもすがすがしく、強い感銘を受けるとともに、反吐が出たwww
これは、ぼくの宮崎駿の「泥まみれの虎」を読んで考える「戦争とは何か?」というエントリーに対して、id:AntiSepticがトラックバックを送ってきたエントリーの一節だ。彼が言うには、ぼくのこのエントリーはウソ臭く、陳腐である。そしてそれは、ぼくが意地汚くブックマークを欲しているからなのだそうだ。はてなでの受けを迷いもなく狙った結果、胡散臭い、内容のほとんどないエントリーになったと言う。
しかし、ぼくは言いたい。バカにするな! と。id:AntiSepticの言うことは、大大大大大間違いである。まるっきりの偏見であり、誤解だ。あまりぼくを見損なわない方がいい。ぼくは、ブックマークなど少しも欲していない。そんなものを意地汚く欲求していないし、はてなでの受けなども狙っていない。ぼくの狙いは、そんなところにはない。ぼくの狙いは、実は別なところにあるのだ。あのエントリーを書いたことの本当の狙いは、ブクマやはてなへの受けなどとは全然別のところにある。これは、本当はあまり書きたくなかったのだが、しかしこのまま誤解を受け続けるわけにもいかないので、肚を決めてここに書くことにしよう。あのエントリーの、真の狙いを……
ぼくが、あのエントリーで実現しようとした真の狙い。
それは、「アフィリエイト」である。端的に言うと「お金」だ。ぼくは、アフィリエイトによって得られるお金への欲求から、あのエントリーを書いたのである。
これは、アフィリエイトをやったことがない人間には理解しにくいかもしれないが、Amazonで本が売れた時の嬉しさは異常である。正直に告白するが、ぼくの最近の日課は、朝起きたらまずAmazonの「紹介料レポート」のページを開いて、「昨日どれだけ本が売れたか」をチェックすることだ。
ぼくは、このブログでのAmazonを今年の4月くらいから始めた。そうして、遅まきながらその本当の面白さに気づいたのだ。本が売れるというのは、なにものにも代え難い喜びだ。一日の売上冊数が二桁を記録した日などには、歓喜と興奮とでマウスを持つ手が震えるほどである。
そんなふうにAmazonにのめり込むうちに、いつしかぼくは、「どうやったらもっとAmazonで本が売れるか?」と考え始めた。そうして研究を重ねた結果、ついにある結論へと辿り着いた。アフィリエイトで本が売れるためには、「4つの法則」があるということに気づいたのだ。その「4つの法則」とは、以下のようなものである。
- 新作・話題作ではない
- それでいて気を引かれる要素がある
- 実用性がある
- 本屋さんに置いてない
これは、ぼくがこれまでこのブログでアフィリエイトをしてきた中で導き出した結論だった。
アフィリエイトというのは、必ずしも新作・話題作を紹介したからといって売れるものではない。なぜなら、新作や話題作は、ぼくがこのブログで紹介するまでもなく、すでに多くの人が買ったり読んだりしているからだ。そのことは、本を読んで分かった任天堂の「今そこにある危機」やきみは「1Q84」を読むか?というエントリーを書いたことによって分かった。これらのエントリーでは、それぞれ「任天堂 “驚き”を生む方程式」と「1Q84」という新作・話題作を紹介しているのだが、そこそこブクマやアクセスを集めたにも関わらず、あまり売れなかったのだ。
一方、パワーポイントで作る企画書のデザインを美しくみせるための7つのポイントというエントリーで紹介したデザイン関係の本は、びっくりするくらいよく売れた。この本は、新作・話題作ではなかったのだが、それが良かった。この本を、ぼくのエントリーによって初めて知ったという方も多かったのだろうと推測している。また、エントリーの内容と連動していたから気を引かれる要素もあったし、しかも実用的だった。さらには、大判の本なので小さな書店にはほとんど置いてなく、Amazonに注文しやすいという土壌もあったのである。
これらの考察から上記「4つの法則」を導き出したぼくは、今度はこれにぴったりと当てはまる本を探し始めた。新作・話題作ではないが、それでいて気を引かれる要素があり、実用性もあって、しかも本屋さんには置いてない――アフィリエイトでもっと本を売るために、これらの法則にぴったり当てはまる本を、ぼくは長いこと探し続けていたのである。
そうしてようやく見つけたのが、宮崎駿の「泥まみれの虎」という本だった。
この本は、アフィリエイトにぴったりだった。なにしろ、出たのはもう7年も前だから、新作・話題作ではない。ところが、作者は宮崎駿なので、多くの人にとって気を引かれるところがある。しかもドキュメンタリーなので歴史を学べる実用性もあり、大判の本なので大型の本屋さんに行かないと置いてない。
そこでぼくは、この本を売りたいという欲求を募らせ、その結果として、件のエントリーを書いたのだ。だからけっして、ブクマを欲したり、はてなでの受けを狙って書いたのではないのである。
そのことの誤解だけは、どうしても解いておきたかった。最近では、おかげさまでぼくの間違いを指摘してくれるエントリーも以前と比べて格段に増えてきた。ぼくは、それらの一つひとつに真摯に目を通しながら、虚心坦懐に受け止めてきた。おかげで、ぼく自身が大いに学ばせてもらい、裸の王様になることだけはどうにかこうにか免れてきたのだが、しかし今回のid:AntiSepticの指摘だけは、どうしても受け入れ難かった。そこで、大人げないとは思いつつも、恥を忍んで特別に反論させてもらったという次第である。
