自動車保険業界は繁忙期突入

自動車保険業界はそろそろ繁忙期です。
一番忙しいのは3月。この時期に車を購入する人が一番多く、
そうなると保険の始期日もこのあたりに集中するのです。

ということは、その継続手続きが始まる、ちょうど今くらいの時期からだんだんと忙しくなっていき、3月あたりにピークを迎えることになるのです。

もちろん、3月にも車を初めて購入する人も多いので、継続契約だけではなく、新規契約の件数も大幅に増えるので、かなり忙しくなるんです。

なので自動車保険のコールセンターも大変なようですよ。電話をいくら取ってもキリがないくらい鳴るんだそうです。常に待ってる人がいる状態で、1つの電話が終わったら、すぐに次の電話という具合にずっと電話を取りっぱなしでかなりの重労働だって聞いたことがあります。

体を使う仕事も大変ですけど、ずっと電話を取りっぱなしっていう仕事も大変そうですよね。

自動車保険の見直しを考えている人も多いかと思いますが、
保険会社に連絡して電話での見積もりを考えている人に注意点があります。

基本的には見積もりの際は、お手元に用意するのは
自動車保険の保険証券が必要になるんですけれども、
それはしっかり用意できておりますでしょうか。

「ああ、満期近くなって保険会社から届いた書類だから、保険証券だろう」というアナタ。それはちょっと違いますねえ。

おそらく「更新案内」とか「満期案内」とかそういうものだと思いますよ。

ただでもアナタはこう反論すると思います。
「証券と同じ内容が書いてあるからいいだろう」と。

たしかにそうかもしれません。
しかし正確には「証券と同じ内容」ではなく
「証券と同じような内容」というものなんです。

なんだかもったいぶった言い方ですが、注目すべき点は、
更新案内もしくは満期案内に書かれてある等級なんです。

こういった満期近くに届く書類には、現在の等級と更新後の等級が載っているケースが多いんですね。

もしくは保険会社によっては更新後の等級のみ載っているという場合もあるのです。

となると、どういう危険があるか。更新後の等級を現在の等級として誤って申告してしまうんですねえ。

すると、契約してから数ヵ月後ぐらいに等級訂正、つまり保険料追徴の連絡がきてしまいます……。

これはイヤですよねえ。他にも記名被保険者の欄がなかったりもしますので、保険証券を用意して見積もりしたほうが一番いいと思いますねえ。

保険会社の人が現場に駆けつけるのは現実的ではない

自動車保険では、保険会社にもよるんですが、事故した際は保険会社の人が駆けつけることをしていないところが多いようです。

その理由としては、駆けつけたとしても保険会社の人ができることがほとんどないことや、駆けつけようとしても、事故車が現場に留まれる時間が短いので、時間的に駆けつけることが難しい、というのが主な理由のようです。

その言い分はわからないでもないですが、どこか責任逃れのように少し感じてもいました。しかしこの前、実際に事故現場を目の当たりにして、保険会社の言い分も納得できました……。

そのとき、私は大きい道路沿いを歩いていました。すると「バーン!!」というもの凄い音が後ろから聞こえてまいりました。その音は瞬時に自動車事故だとわかる強烈で不気味な音でした。

軽自動車を運転しているおばさんが対向車線にはみ出してしまい、停車中のトラックに正面衝突していました。幸い、大きなケガはなかったようですが、ぶつけてしまったおばさんは放心状態でした。

そしてトラックの運転手のおじさんが警察に連絡をとって、すぐに警察が駆けつけました。それで、現場検証のようなことをやって、あとは跡形もなくスピーディに事故処理は終わりました。

あれじゃあ、やはり保険会社の人が駆けつけるのは無理だよなあ、と思いましたねえ。たまたま近いところであれば間に合うけど、そんな長時間現場検証をやってるわけではないですから。

何年契約か把握していますか?

みなさんは、ご自分が加入している自動車保険は何年契約かは知っていますか?一般的には一年契約が多いかと思われますが、保険会社によっては三年契約、五年契約というように複数年契約ができるところもあります。

人によっては何年、何十年と同じ保険会社で加入し続けているという方もいるようで、そういった方は案外と実際は何年契約かは明確に把握していない方もいるようです。

というのも、たとえ複数年契約であっても、一年ごとに現在の契約状況のお知らせとしてご案内が届く場合もあるようで、中にはそれを満期のご案内と勘違いしてしまう人もいるようです。

あと、これもずーっと同じ保険会社に加入している方に起こりやすいことですが、実際は一年契約を毎年更新しているだけなのに、何年も同じ保険会社で継続しているから複数年契約だと思い込んでいる人もいるようです。

まあ、たしかにこういった勘違いはそのまままた同じように継続する分には特に問題はないかと思いますが、いざ他の保険会社の見積もりをとってみようとなった時は、注意が必要です。

たとえば事故件数などは、あくまで現保険期間中に起こった事故件数のみ申告するのですが、現在の保険期間中を明確に把握していない方は、過去の保険期間中の事故についても申告してしまう恐れがあるかと思います。

となると、あとで情報交換制度にひっかかってしまい、等級訂正などの事態を招いてしまいます。

もちろん、申告しなくてもいい事故を申告してしまった場合は、余分に支払った保険料が返金となるわけですから、実質的な損はありませんが、しかしそれでも返金口座を保険会社に伝えたりとかそういった余計な細々とした事務作業は生まれてしまいますし、その他面倒な事態になる可能性もあるかもしれません。

なので、他社に切り替えを検討中の方は気をつけたいものですねえ。

新等級制度について

もう知っているよ、という方も多いとは思いますが、この度自動車保険の等級制度が大きく変わります。といいますか、大手の代理店型の保険会社ではすでにスタートしております。

では、その新しい制度は大まかに言ってどういうものかといいますと、これまでは事故をして13等級から10等級に下がってしまった人と、事故なしで9等級から10等級に上がった人とでは同じ10等級ということで割引率は同じでした。

ところが新しい等級制度の元では、前年度事故ありの人の等級は、事故あり等級というようになってしまい、同じ10等級でも事故なしのそれとでは割引率が変わってくるのです。

つまり、事故をして保険を使った場合はそれまでより次回の保険料が大きく上がってしまうケースが増えてくるということです。ではどうしてこのように制度が変わってしまうのでしょう。

それは、統計上、一度事故した人はまた事故を起こす確率が高いため、これまではまったく事故なしの人が、事故多発者が払うべき保険料を言ってみれば肩代わりして支払うような感じになっていたのです。

なので、それだと公平性がうすれてしまってよくない、ということで新等級制度を運用する運びになったのです。ちなみにその事故ありの等級が適用されるのは、3等級ダウン事故であれば3年間、1等級ダウン事故であれば1年間となります。

自動車保険には外出先での車のトラブル時のサービスもある

車で出かけた先のトラブルって、イヤなもんですよねえ。

そういう私も、昔、いくつか車のトラブルに遭遇しました。
山道を走っていたときに、急に煙が出てきて車がウンともスンとも言わなくなってしまったんです。

ま、そのときは知人に電話をして知人の車に引っ張っていってもらいましたが……。しかし、いま思えば、自動車保険会社のレッカーサービスを使えばよかった話なんですねえ。どうしてそこに頭がいかなかったのか……。

ま、保険会社にもよりますが、現在、多くの保険会社ではロードサービスが自動的に付いているようです。レッカーサービスはもとより、キー閉じ込み、パンク、ガス欠などのサービスも行ってくれるそうです。なかには帰宅や宿泊費用サービスがあるところもあるようですねえ。

要は、旅行に車で出かけているときに車が故障して自宅に帰れなくなった、という場合などに、その帰りの交通費とかホテルに泊まる費用だとか、そんなものも保険会社のロードサービスで負担してくれるところもあるようです。

これはかなり便利ですねえ。とはいえ、もちろん車の故障なしで旅行できる、というのが一番いいのでしょうが。

ロードサービスの注意点としては、レッカーサービスも何キロまでは無料なのかといった基準は保険会社によって異なるようですから、そちらも契約時にはよく確認したほうがいいと思いますねえ。

中途切替は有利ではないことが多い

現在、自動車保険を扱っている保険会社はいろいろありますが、
みなさんはどんな基準で何を気に入ってその保険会社を選んでいますか。

結構な数の人が「ただなんとなく」というのが多いかと思います。車を買ったときのディーラーさんにすすめられたからとか、
知人の紹介でとか、そういった理由が多いかと思います。

しかし、たまには他の保険会社でも見積もりをしてみたらいかがでしょうか。というのも、同じような補償内容でも、場合によってはウン万円も安くなるということがあるようなんですよ。

そしてその別の保険会社が気に入った、という場合は、基本的には満期をもっての切り替えとなるんですが、もうすぐにでも保険会社を変えたい!となれば、満期を待たずに保険期間途中でも切り替えはできるんです。

ただし注意点がいくつかありまして、まず一つは、等級が切り替えた時点からまた同じ等級で一年間、となるので等級の進み具合は遅くなってしまういうこと。

あとは解約する日と補償開始日が同じ日となるので、もしも万が一、手続きを間違ってしまったら無保険の日ができてしまう可能性もあるんですね。

そうなると、もしそういった無保険とは知らずに事故を起こしてしまったら……。せっかく保険料が安くなっても、これじゃあ意味がないですよねえ。

なので、やはり満期を持って保険会社を切り替えるというのが一番の安全策でしょうねえ。