おさかな処 築地 奈可嶋

たまたま、偶然に入ったお店が当たりであったときの喜びはひとしおですが、2度目の来店時にがっかりなんてことも。



1月に東京に赴いた際、八重洲地下街の一角に迷い込み、なんとなくお邪魔したお店が、この「おさかな処 築地 奈可嶋」。B2の地下街の隅っこにあって、探すのも一苦労な立地。ところが、お昼時とはいえ、ひっきりなしに入れ替わり立ち替わりお客様が来店。


今回2度目の来店になります。元々、看板の築地の魚屋が親会社という点に惹かれたのですが、その期待を上回る内容。新鮮な魚が食べたくて、お刺身の定食をお願いしました。



1人なのでこの日はカウンターへ。席に着くなり、魚料理で今日のオススメを教えてくださる。「今日は、銀ダラの煮付けがうまいですよ」といった具合。まわりを見てみるとオススメをオーダーしている人が多い。




常連のお客様には、積極的に話しかける。後から来店された隣の席の老紳士に、「今日は、先日、修理に出した時計を取りに来られたんですか?」、「いつもの熱燗からいきますよね。ご飯とみそ汁は後で、先にアテのおかずから行きますね」と前回の来店時のことや、その方の好みを覚えていて、きめ細やかな接客をされている。

繁盛しているにはワケがある。

味や清潔感は当然のこと、プラスαがしっかりと存在する。ごちそうさまでした。勉強になりました。



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