<ネタバレご注意>電脳コイル「最後のコイル」

「電脳コイル」、「最後のコイル」。イサコもうそうだけど、ヤサコも年齢に比してほんと大人だよな。憔悴しきったイサコをいままでのすべての恩讐を乗り越えて助けるあたり立派ですよ。ところで救急箱のレイアウトがかっこいい。フト思ったけど未来でも絆創膏はいまと変わってはいないんですね。バンドエイドのキズパワーパッドとかじゃないんだ。それがこの作品のコンセプトなんだから別にいーけど。
京子イサコのことを「暗号のお姉ちゃん」というふうに認識しているのが凄い。京子もあれで(^^)頭がかなりいいんですね。
猫目の乗っているクルマ、かっこいいけど車種は何だろう? 外車ですよね。あと猫目タケルが兄弟だった、のシーン、ミゼットの位置と視点が意味ありげで気になりますよね。
オバちゃんの愛車はここでわかります。いつもたいへんに参考にさせていただいているサイト
http://coil.g.hatena.ne.jp/

活字倶楽部2007年秋号

活字倶楽部2007年秋号、「作家登場」は深見真。穏やかながらも熱いトークがよいですね。作家特有の思考の仕方が知られて興味深かったです。これを読んで、あらためて「ヤングガン・カルナバル」が、少なくとも今現在においては特殊な小説であることがわかりました。もっとこういう鮮烈な作品があってもいい。これは出版業界の罪でもあります。断じるよおれは。

エイリアス 第2シーズン#1

エイリアス 2重スパイの女」第2シーズン#1見る。やっぱねー、骨太のドラマで、見応えがありますよ。中軸に「親子の問題」がどっしりと鎮座ましましているのがいい。シーズン2ではそれが2重になっている! 映像も綺麗だし、ピンチの状況を作るアイディア、そしてそのピンチから脱出するアイディアも秀逸。つぎからつぎへとよくまあ思いつくなあ。
鳴り物入りでやってくる大作映画を見るより、「エイリアス」見たほうが100倍イイ! ジェニファー・ガーナー(今気づいたけどちょっと首が太い)はアクションもけっこうイケるひとなので、そのあたりも見所。スタントマンの演技とすごく綺麗につながって見えます(それはいいことなのか?)。

電脳コイル#4「大黒市黒客クラブ」

黒客をへいくーで辞書登録しましたよ。やっぱ電脳空間での戦闘は見応えがありますね。ただ端末を叩くだけでなく、必死になって走り回るところもイイ! これで何度目だろ見るの。ぜんっぜん飽きがこない。演出が上手い、と言ってしまえばそれまでですが。
今見ると、さいきんのエピソードでのキャラたちの顔とは作画が少しちがっていますね。やっぱ変化していくんですね。

ティアーズ・オブ・ザ・サン

あ、女医さん役のモニカ・ベルッチの声、安藤麻吹だ。ああっ、音楽がまたハンス・ジマー! ハンス・ジマーさんはいったい何人いるのかね。監督のアントワーン・フークアって聞いた名前だな、と思ったら「ザ・シューター/極大射程」のひとだった。


こんなにシンプルな構成なんだから121分は必要ないのでは? 内乱のナイジェリアから、米国人の女医さんを特殊部隊が救出する、というストーリーには濃密さがずいぶんと欠けるけど、特殊部隊ひとりひとりの挙動がプロっぽくてよかったな、ブルース・ウィリスも含めて。そーいやブルース・ウィリスの声は残念ながら野沢那智ではありませんでした。くー。前にも書いたっけか、ちなみに野沢那智は本名で、たしかノザワヤストモと読むはず。


ここんとこわたしテキには努力して、かなりヘビーに映画を見ていますが、なかなか心の底から「おもしろい!」と言えるものにはそうそうはアタりませんね。『24』-TWENTY FOUR-や「エイリアス」、本邦の「電脳コイル」みたいなものがストーリー制作ソフトにテキストを入力してゴロゴロポンポンとつくれたら、そらー苦労はないでしょうけど。あと、わたしの側の感覚がマヒしてるせいも多分にあると思います。いかんね。