<ネタバレご注意>電脳コイル「かなえられた願い」つづき

「あのコに壊されちゃう」ってどういう意味だろう。……電脳コイルも残りあと3回か。某アニメみたいに「ほんとの決着は劇場版で!」とかなりませんように。ナムナム。べつにそうなってもいいけど、という気もしますが。どこまでもついていきますわたし。昨今のSFとかでよく扱われる「身体と肉体は切り離せない」というテーマが、いよいよみごとに描かれてきています。感動。
セリフが膨大な回でしたね……。それをダレずにモたせるテクニックが凄い。でも私の貧しい頭脳ではセリフが理解しきれない。でも京子は神妙な顔をしてオバちゃんの長口上を聴いていましたが、やはり頭が良いのか?(^^) 
イサコヤサコふたりだけの、エレベーターのシーンは、あらためて見るとほんとに良い。ヤサコを突き飛ばすイサコの、寄る辺ない感情やほんとうに申し訳ない、という思いが入り交じった表情がみごと。


疾駆するダイチの作画もまた見ていて気持ちいい。レイアウトも作画も両方美しい。アニメはやっぱこうじゃなくっちゃね。しかし京子を抱えて全力疾走とは、小学生にしてなんという金剛力。第3話同様に金網が障害になるあたり、なんとなしアンジェイ・ワイダの映画「地下水道」を連想してしまいますが、これは単なる牽強付会。でもこういうストーリーと画面の両方そろったリフレインまでが美しく思える。
金網ごしにわめくダイチの顔にかかるアミの省略が、芸が細かい感じ。

ER XII

「ER XII」見る。ALSの患者役で、なんか似てる人が出てるなー、と思ったら、「スペシャル・ゲスト・スター」を見るとやっぱりジェームズ・ウッズだった。このひとというと真っ先に思い出すのが、ユーロスペースで見たデヴィッド・クローネンバーグ監督「ビデオドローム」。ヘンテコな映画だったなあ。ウッズがおなかに手を入れられるところがおもしろかったけど。

天使のたまご

冬のコミケでフィギュアつきシングルを出すという黒薔薇保存会。フィギュアといっても携帯ストラップみたいな感じらしいですが。堀江由衣、じゃないやユイエルひとりに絞るそうだけど、それにしてもフィギュアまにあうんかいなほんまに。少し前の放送で、フィギュアの見積もりをひき受けていたメーカーさんの悲鳴がおかしかった(^^)。

水樹奈々ディスコグラフィー

ニューアルバム「グレート・アクティヴィティ」が出る、ということで水樹奈々ディスコグラフィーを調べようと検索したら、公式サイトよりも「ななすた」というファンサイトのほうがはるかに充実していた。いいのか。ファンの愛情に勝るものはない、ということか。

<ネタバレご注意>妄想代理人#3、4

なんと家庭教師は、人格の乖離に苦しむホテトル嬢であった。がーん。三石琴乃の声で冒頭、あーだこーだのシーンで、なんというか二つの意味でずーんという気分になる。まだ謎は増えるばかり。被害者のつながりは明確にならない。

太陽

TSUTAYA DISCASから到着したアレクサンドル・ソクーロフ監督「太陽」ソクーロフ監督の映画ってーと、いまはなき六本木のカルト専門(?)映画館、シネ・ヴィヴァンで、監督の舞台挨拶つきで「ストーン クリミアの亡霊」を見たですよ。なぜか現代に復活したチェーホフと青年とのお話。とても素敵な映像でした。お話はともかく、緑がかった美しい映像は一生忘れられない。なので、仮にストーリーがつまんなくても、映像だけは素晴らしいはず、と思って見てみました。


たしかに映像は端正&綺麗。前半1時間は歯ぎしりするくらいに相当にタイクツなのですが、転換点を過ぎたところ、昭和天皇マッカーサーとの初会見のあたりから凄い緊張感。人間の孤独というテーマと、昭和天皇という題材がピタリと一致していてるところは、見ていて気持ちよかった。
イメージ・シーンの空爆が、特撮担当のひとがんばっていました。一生忘れられない映像。天皇の待避壕がまるで秘密基地のように見えて(いや、正真正銘の秘密基地か)、これもかっこよかったな。


ソクーロフ監督はこうしていまも活躍してるけど、おなじシネ・ヴィヴィアンでやってた「アヴェティック」を撮ったアルメニアの監督、ドン・アスカリアンはなにをしているんだろう。「アヴェティック」も一生忘れられない映像。素敵だ。SFじゃないけど、まるで地球以外の星で撮影されたような映画。