清里へ

先週は両親と息子と4人でソフトクリームで有名な清里清泉寮に泊まってきた。終始テンション高めな息子は、外でも部屋の中でも元気に走り回り、母から「スイッチどうやって切るの?」と聞かれてたけど、心配していた夜泣きをすることもなく彼なりに楽しんでた様子。和室に布団ひいて4人で寝るっていうのも、これからあと何回できるかわからないことだなぁとしみじみしたり。両親が元気なうちにいろんなところに遊びに行きたいなぁ。

行きに立ち寄った八ヶ岳のアウトレットにて。アイスのことを「おいし」と言う息子。わたしの分をちょっとあげようと思ったら、ものすごい勢いでほとんど食べちゃった。やっぱり本場のアイスは相当おいしいらしい。
ソフトクリームの横で得意のにっこにこポーズ。ひざの入り方とか女子っぽいっていつも思うけど、まだちっちゃいからこんなものかと笑いながら見ています。



スロープだいすきな人。とくにここが気に入ったらしく、全速力で下りては頭から転び、そのまますくっと立ち上がってまた坂を転げ落ちるということをひたすら繰り返していた。最後にはとうとう転ばずに走り下りられるようになっていた。彼は体当たりで学習するタイプです。







前の写真は旧館で、わたしたちが泊まったのは新館。写真はロビー。暖炉の横には図書コーナー。このような宿泊施設や病院などに並んでいる本の背表紙を眺めていろんなドラマを想像するのがすきです。












今回清泉寮に泊まったのは、以前ここに泊まったことのある母が「あそこのごはんをまた食べたい」と言ったから。朝も夜もビュッフェ形式。全部のお料理がやさしい、ていねいな味でしみじみおいしかった。写真は朝食(息子がいるから落ち着いて写真を撮れたのがこの1枚だけ)。すきなものを少しずつたくさん食べるのってしあわせ。いつもは息子の面倒を見ながら慌しく食べるけど、さっさと食べ終えた母が息子を食堂から連れ出してくれたお陰でゆっくり食べることができた(主に息子の残飯処理なんだけどね)。


宿をチェックアウトした後、どこかに寄ってから帰ろうということになり、地図を眺めていて目に飛び込んできたのが「薮内正幸 美術館」。

どうぶつのおかあさん (幼児絵本シリーズ)

どうぶつのおかあさん (幼児絵本シリーズ)

息子もわたしもだいすきなこの本の絵を描いた方。運命?と思ってそこへ向かってもらった。森の中にたたずむちいさな美術館でゆっくり原画を見た。薮内さんは、絵を本格的に勉強したことはなかったのだけど、子供の頃からとにかく動物の絵を描くのがすきで、動物学者の方との文通がきっかけで福音館に就職することとなったそう。中学生の頃に自分で作った動物図鑑が展示されていたのだけど、その緻密さに、ため息が出た。
お土産に、以前から欲しかったこれ
薮内正幸のどうぶつカード (あそびのこばこ)

薮内正幸のどうぶつカード (あそびのこばこ)

と、書店で見かけたことのなかった「おしりがいっぱい」という絵本を購入。絵本は、息子がすごーく気に入ったみたいで、最後のページでけらけら笑って、もう1回!もう1回!と催促する。買ってよかった!美術館に行ってますます薮内作品のファンになった。ご本人はだいぶ前に亡くなっているし、本も絶版になってるものが結構あるのだけど、これからこつこつ集めていきたいな。