今年もと思っていたら、家族から進歩がないとクレームがつく。
それならばと思いついたのは、北野谷西尾根の途中にある展望地。
標高が低いだけに、人出が予想されたが、5時半に行くと一番乗り。
午後7時を過ぎると、海上からの見物船もボチボチ集まってきた。
東風に乗って、協賛企業紹介のアナウンスがわずかに聞こえる。
花火大会は7時40分開始。此処では15名程の人が見物している。
東から西へ、やや強い風が吹き抜けていて、まあ涼しくて快適である。
今年もコンパクトデジカメで、下手な鉄砲も数打ちゃ当る方式で撮る。
ところが、昨年の学校林道から撮った写真より歩留まりが悪いようだ。
風のせいで、煙も流れるが、花火自体もやや西へ流されて写るようだ。
公称一万発との事だが、やや緩慢に思える。大型花火も少ないようだ。
しかも大きな花火は単色のものが多くて、華やかさにもかけるみたい。
今まで見た一番キレイな花火は、四半世紀も前の大津びわこ花火大会。
真っ暗な琵琶湖をバックに、数万発の花火が連発されてた記憶がある。
一番記憶に残っているのは、ソルトレイクシティで大晦日に上がる花火。
冬の砂漠の澄んだ空をバックに、市街の真中で花火が打ち上げられる。
神戸でも以前は、バレンタインデーにも、花火が上がったりしてたな。
花火を山の上から見ようと思ったのは、地上の混雑を避ける為だけど、
もう一つ、aikoの「花火」という曲の歌詞に、感化された所があるようだ。
ただ、三年連続して山の上から花火を見下ろした経験から言うと、
「やっぱり花火は近場から、見上げるのが一番キレイです。」
そんなことを考えながら花火を見てると、もうフィナーレのようだ。
大型花火が連発されて、今年のみなとこうべ海上花火大会は終了。
消えていたポートタワーの灯りも点いた。我々もライトを点けて下ろう。