寝ている間に地震

朝。目覚まし代わりにしている携帯を見て、実家から連絡があったことに気がついてすぐ電話をかけた。母親が出て「地震、こっちは大丈夫だったから」とのこと。実家のあたりは昔から地震が多くて、年中揺れているような地域だから住人はもう慣れっこなのだけど、今回は震度4とのこと。かなり大きかったね、と言うと「東京も揺れたでしょう。寝てて気がつかなかったの?」と笑われる。そういえばベッドが揺れていたような記憶がうっすらあるな。後でニュースを観たら都内は震度3だった。しっかりしなさいよ、と一方的に電話を切られたそんな一日の始まり。
ここ数日、寒いというレベルを超えているような気がしてならない。たまっていた洗濯ものを一気に片づけた。普段なら苦でもないのに、今日は水仕事がつらすぎてつらい・・・。この間の雪が道端にまだ残っているってどうなんだよ・・・。こういう季節だからこそ温もりというものが沁みてくるわけで、そのありがたみがわかってきた現在は、以前と比べてだいぶ冬が好きになってきた気がする。最近、休日は鍋ばかり食べてるなあ。

おやすみラフマニノフ

おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)

おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)

『読むとクラシックが聴きたくなる』という帯の文のとおり、どちらの作品も演奏シーンの描写がすごい。クラシックなんてほとんど知らなくてもぐいぐい引き込まれてしまう。ジャンルはミステリとなっているけど、ミステリ率は四割ぐらいで残りは主人公の成長が描かれたりしているから、謎解きが読みたい人にはちょっと物足りないかもしれない。個人的には、探偵役として登場する岬洋介がなかなかかっこいいことを言う登場人物で、その台詞にハッとさせられることが多々あったから、それが妙にハマッた原因なのかもしれない。続編を強く希望したい。

連続殺人鬼カエル男

連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)

連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)

ああ、きっとこれはミスリードなんだろうな、と思いながら読み進めて、それはやっぱりその通りだったんだけど、なかなか犯人にまで思い至らなかった。そういうことか、と腑に落ちかけたところで、最後にもう一回ひっくり返されて思わずひょええ、とヘンな声がでた。上記の二作よりもミステリー色が濃いうえに、連続猟奇殺人ものなのでけっこうハードな場面が多くて、メンタルが弱めな自分は気分が悪くなることがたびたびあった。この人の作品は課題というか仕掛けみたいなものが次々に提示されるから、先が気になりすぎてどんどん読み進めたくなる。こんな短期間で同じ作家さんの本ばかり読んだのは久しぶり。