2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

月並でないことについて

こちらは、内定がもらえないでいるあなたに、というタイトルのエッセイの一部です。お母様も面白い方だなーと思いつつ、共感して読みました。 P63 入社試験に失敗したときにまず考えるべきことは、その会社があなたを必要としていないからと言って、社会まで…

自信や実力のあやふやさ

塩野七生さんのエッセイを読みました。 こちらは勝つことで自信が生まれるのだから、初戦は勝てる相手を選ぶといいという話、林修さんも仕事の選び方について同じことを言っていたなと思い出しました。 P34 つい最近のサッカーのワールド・カップが好例だ。…

くまのプーさん

さいしょ、佐賀のがばいばあちゃんの話をここに書いてましたが、なんと3年前にまったく似たような記事を書いてたことに気づき(笑)こちらに差し替えました(^_^;) ちょっと好みがわかれるかもなー…と思われる本でしたが(^_^;)、冒頭のこのお話がよかったです…

思い込みが真実?

この部分を読んで、確かにそうも言えるかも…と思いました。 P234 ぱっと思い浮かんだことは、潜在意識が教えてくれる隠された真実である。・・・ デタラメOK、っていうのはそういうことだ。 だとすると……。 私はさらに考えを巡らせた。だとすると、前世や守…

野の医者は笑う

面白い語り口、軽いノリながら、幅広い調査研究と深い洞察もちゃんとついている、興味深い本でした。 ちなみに「野の医者」というのは、ここ↓から著者が名づけたものです。 沖浦和光という歴史学者は、「ヤブ医者」がもともと「野巫医者」だったと書いている…

鈴木ヒロミツさんの言葉

内館牧子さんのエッセイ、気楽に楽しく読み進んだら、文庫版あとがきに印象的な鈴木ヒロミツさんの言葉が載っていました。 P266 先日、故鈴木ヒロミツさんの『余命三カ月のラブレター』をたまたま手にし、一気に読んだ。 ・・・ 『余命三カ月のラブレター』…

體の話

甲野善紀さんと、陸上の桐生選手の指導もしている松村卓さんの対談を読みました。 からだに対する実践をもとにしたお二人の考え方が、興味深かったです。 こちらは主題とは少しズレますが、印象に残ったところです。 P179 松村 ・・・たとえば、「この腕に触…

プロとは

こういう人が本当のプロでは、というお話、そのとおりだなーと思いました。 P176 自分の価値観さえ確立していれば、八百屋の店員だって、お客さんにいかに喜ばれるか、この人にはこうして、と工夫して、よりたくさん売って、より喜ばれて、「やっぱりあの人…

虫がこない畑

「炭素循環農法」という、植物と微生物の共生関係による農法は、畑に虫もこないし、いいことだらけだそうです。すごくいいですね。 P147 肥料も農薬も要らないというこの農法では、いわゆる自然農法とも異なり畑にほとんど虫がこないという話を聞き、私も最…

今までにない職業をつくる

美内すずえさんとの対談が興味深かったので、続いて甲野善紀さんの本を読みました。 この食事と敏感さのお話は、私も断食後に感覚が鋭くなったのを感じたことがあるので、なるほどと思いました。 P134 私が講習会などでよく質問されることの代表例に、食物の…

すごい生命力つづき

お友達のエピソードもすごかった・・・昨日のお話のつづきです。 P168 で、こんな脳天気な私には、やはり脳天気な友人がいる。大阪の音楽家の男性だ。 若い頃、無茶な生活をして、気がついたら余命3ヶ月の末期癌になっていた。 国立の大病院でそのことを告げ…

すごい生命力

美内すずえさん自身のエピソード、人間の生命力って面白いです。 P166 30年以上前のことだ。家の前で客をタクシーに乗せ、見送ろうとしていた時だった。・・・話が終わったと思った運転手さんが、いきなりドアをバン!と閉めた。右手の人差し指が、そのまま…

悟りとは?

こちらは美内すずえさんが和尚さんから聞いたというお話、大事だなと思いました。 美内 以前、親しくさせていただいていた禅宗の和尚さんが、「『禅』はただ座るのみ」とおっしゃったことがあります。「瞑想中、何か神秘体験とかは起きないんですか?」と聞…

運命は決まっている?

運命は決まっていると同時に自由である、というお話です。 P107 甲野 「人間の運命は完璧に決まっていて、同時に完璧に自由である」。私が武術を研究していこうと思った直接のきっかけは、このことを本当にどうしようもなく実感したからなのです。21歳の時で…

見えない力

美内すずえさんと梅若実さん、甲野善紀さん、大栗博司さんの対談集を読みました。 とても興味深かったです。 こちらは、甲野善紀さんとの話の中に出てきた、桜井章一さんのエピソードです。 P96 甲野 ・・・雀鬼会の桜井章一会長は〝雀鬼〝の異名で知られた…

赤ちゃんの脳

養老孟司さんが、子どもの質問に答える本の中に、赤ちゃんは生まれた直後から母国語とそれ以外を区別しているという話があって、すごいなーと思いました。 P113 最近、日立が、「光トポグラフィー」っていう、脳を調べる装置を使って、フランス人の、生まれ…

隕石と文明

大昔、隕石が落下した地点に文明が栄えたという話、へぇ~と思いました。 P222 ある時、ウィーン大学のアルケッティ教授がこう言った。 「古今東西の有名な都市は、みな、水や食糧を確保するに有利だったとか、防衛に適していたとか、交通の要所にあたってい…

塩野七生さん

塩野七生さんの、1975年~2013年までのエッセイが集められた本です。 さすがイタリア暮らしが長いとサッカーにも自然と詳しくなるそうで、この超一流に必要なものは、という話は興味深かったです。(この部分は2000年に書かれたものです) P116 …

ここも印象に残りました

ものの見方、受け取り方について、印象に残ったところです。 P216 「ワンダフル」という英語は通常「すばらしい」と訳するが、それは「フル・オブ・ワンダー」=「驚きに満ちている」という意味で、つまり「びっくりした」ということだ。生きていれば必ず、…

わかりやすいたとえ話

たしかにそうですね、と思って読んだところです。 P197 妻が自分より優秀だったら喜べばいいんだし、妻が自分より少し劣っていたらそれも気楽でいいなあと思えばいいのにね。妻が優秀だったら「いやぁ、うちのカミさんは俺と違ってソロバンうまいんですわ」…

こういう考え方も

ちょっと極端な気もしますが(^_^;)こういう考え方も、気を楽にするなと思ったところです。 P192 私が昔からいつの間にかやり続けて、割と楽なストレス処理法だと思うのは、最初からいい評判を取らないことである(本当は「取らない」のではない、「取れない…

印象深い詩

曽野綾子さんが拝読したというこの詩、とても印象深かったです。 P176 私は産経新聞の「朝の詩」の愛読者だが、五月十五日付の宮川優さんという方の詩は、文学的な気分を離れて、強烈な社会的な意味にうたれて拝読した。引用しなければ、記憶しておられる方…

こういうことってありそうな

「私自身はいささかの狡さ、悪、卑怯、嘘、と言ったものとごく自然に共生して行きたいのです」というところに共感しました。 小説の中の正直団地という設定のことが、この部分だけではよくわかりませんが、住みづらそうな(笑) P86 しかし人がどう生きても…

曽野綾子さん

再開です(^^) 曽野綾子さんの、いろいろな本から、人間関係のヒントになるような文章を抜粋した本を読みました。 確かにそうだな~と思ったり、そこまで厳密に考えたことなかったなと思ったり、参考になるところがたくさんありました。 P84 人とつき合う…

遺伝子は、変えられる

遺伝子に関する本を読みました。 専門的な話ですが、一般の人も興味が持てるように書いてくれています。 P292 今日、希少疾患は判明しているだけで6000種類を超えている。全部ひとまとめにすると、3000万人ものアメリカ人がその影響を被っていることになる。…

生きているだけで

作品というかなんというか、何はなくともただ生きていればいいらしい…と思います。 P149 人というものは生きているだけでその人自身が作品なんだと思う。 ・・・前にイベントをやったときのこと。調子が悪くて来られないかも、孤独でしかたないと言っていた…