やわらかい、晴れ

太陽!



ワインスタインの悪行の暴露、新しい地図能年玲奈のいま。
戦後の芸能システムが解体または弱体化し始めているということかな。


昼、実家。
コンビニでソーセージエッグマフィンを買って行った。昨日作ったゆで卵も食べた。母が気を利かせて煎り卵を作ってくれたのでそれも食べた。
たろう少し見る。
退社後、実家。
たろう見る。首が左にひどくねじれて、飯を食えない。水は飲む。元気はあるようだが尿がとても濃い。
父の飯を食べる。野菜の揚げびたし。サツマイモが揚げ過ぎで真っ黒になっていて、それを一つ一つ出汁から引き揚げて皿に並べている。同じ失敗を母がしたら、どれだけ不機嫌になって母をののしっていたかと思うと、モヤモヤする。今は昔ではないしののしられたのは私ではないので、つべこべ思っても仕方がない。


7時過ぎ、実家を出る。
東急ハンズで買い物。のち、「パターソン」観る。
隣席の客が、小さい劇場内でただ一人の(俺はわかってるとばかりに)聞こえよがしに笑うオッサン。この太ったオッサンは開映前に上着を脱ぐときも座ったまま足をおっぴろげて脱ぐもんだから膝が私の膝に当たった(謝ってはくれた)。つくづく隣席運がない。
映画は開始早々サークルモチーフの反復、双子の反復、遠くの消防車の音とパターソンが通り過ぎる建物に書いてあるFIREの文字、と、情報量がものすごそうで最後までちゃんと集中して見られるか心配だったが楽しく見られた。
奥さんか彼女の人物の描き方はモヤモヤした。金麦で壇れいが演じている女性を思い出した。美しくて天真爛漫な、無力な。ペットみたいな。
ブルドッグのマーヴィンは素晴らしい。
ロミオとジュリエットカップルが(破局してるけど)けっこう好きだった。




帰りの電車で、優先席の奥に立って本を読んでいた。
席は三人掛けで私の前には眠っている女性一人、その隣に明るく話しあっている若くて大柄で華やかな女の子二人。途中の駅で老夫婦が乗ってくると、女の子二人はさっと立って声をかけて席を譲った。老夫婦は通路の向こう側に移動した二人に何回かお礼を言っていた。
おじいさんはキャリーに大荷物。おばあさんの方は座るなりぐったりとうなだれてしまった。若い人たちの元気さとか優しさが、まったく作用しない疲れ方もあるのだと、なんだか少し驚いた。
次の駅では眠っていた女性が降りた。空いた席に私が座らないので、若い男性がちょっと離れたところから歩いてきて座った。座るなり顔を覆って、全身の力が抜けたようになった。
水曜日のとてもとても疲れた人たち。




今日は部屋に戻る予定だったが、たろうが心配なので実家。
まだ暴れていた。
最近ストレスか嫉妬か玄関の段を降りるのが怖いのかわからないがすずがバスマットや廊下の滑り止めマットに小便をするようになった。廊下にペットシーツを敷いてみたところ、今日はその上にしていた。褒める。