『ホルモー六景』

055 万城目学『ホルモー六景』(角川書店
これはすごい。読み終わった今、感動に打ち震えている(大袈裟ではなく本当に)。
鴨川ホルモー』であまり詳しく描かれなかった脇役たちのサイドストーリーなんだろうと読み始めたら、時を超え(だから京都なのか、と納得した途端)場所も超え、そしてまた最初に戻ってきた。著者の創造力は読者の予想をはるかにブッちぎって広がる広がる。いや、参りました。文章も達者だ。