『少女』

014 湊かなえ『少女』(早川書房
人の醜い部分ばかりを抽出したような描き方は、ある意味痛快ですらあり、ページをめくる手を止めさせない。と思ったら意外な展開になり、そうかそこへつながるのか! してやられました。

「泣ける本」とか「癒されたい」とか、甘っちょろ〜い気持ちだけで本と接してる人にぜひ、読ませてやりたいね(私も相当、性悪だなあ(笑))。