銀魂 第64話「ジャンプの次号予告は当てにならない」

全蔵メインのいい話、というか全蔵マジいい人だから全蔵の話ってなんか温まる感じがする。藤原さんのモノローグによるところが非常に大きいけど、高杉とはまた違った意味で異質な銀魂界の住人です。さすがに濃い話が続いたために弱い感じはしたけれども、本筋から極端にはみ出すこともなくいい感じでまとめてました。阿国さんの声が、こよりちゃんの清水愛さんというのもイメージ合ってて良かった。たしかsolaで辻堂とこよりは全然接点なかったけどな。
まず阿国さんについてはは未来を見通せる能力を持つけど、未来が見えることで庇護、束縛される自分の境遇に完全に達観してしまっていて、流れに任すばかりになっていた女児という設定。一話で閉めるにはもったいないですね。でも最初頼んだのがピザだということからすると、運命に拘束されることを受け容れる姿勢といいどこかC.C.と似ている。ああいう女性はピザ好きなのだろうか?しかし全蔵が間違って届けたのはジャンプ。もうホントにジャンプのヒット作品いっぱいあるけれども、こんなに本編にジャンプ出して連載の恩を返してるのって銀魂だけだろうね。アニメ派とかコミックス派にはすごい宣伝になってると思うよ。
阿国さんなぜかジャンプだけは先の展開が読めない、けど結局最後は「俺たちの青春はこれからだ!ご愛読ありがとうございました。作者の次回作に(ry」なんだよな…と。確かに終わってしまうことも喪失感だけど、何だこの終わり方みたいな割り切れなさがあるから余計にいけないんだ。正直作者も読者の期待や不安を背負ってよく毎週間に合わせられるなと感心もしてるのですが、長期連載ともなればなかなか終わらせる落しどころは難しくなるもので…銀魂に関してはは目指せ二百訓ってことでとりあえず大丈夫だよね?
動じず運命を受け入れる姿勢の阿国さんを「読者じゃない作者なんだ」と諭す銀さん。全蔵の話だったけど、ここが一番かっこよかった。なにせ“Mr.運命に抗う”こと坂田銀時にこれ言われたらうぐぅの一言も出ませんよ。最後は全蔵を守るという自発的な行為につながるんですが、君は人生の読者になってないか?君が自由に描いていいんだというメッセージと考えると、これはジャンプ精神を超えてもはや人生訓になっているなと。
全蔵が阿国の屋敷に攫いに来て、銀さんが護衛だったのでまたジャンプ談義しながらやりあうのかと思ったらニアミスでしたね。しかも斬られた全蔵を救ったのは阿国さんオーダーのりぼん、に突っ込むところなんだろうが、この前ヅラと高杉を助けたのも胸元に収めた書物(松陽先生の教え)だったろうよ!かぶった〜来週のヅラの髪の伸び具合といい原作の進行と前後してる影響なのか。にしても来週ヅラと花野アナの話って楽しみな話持ってき過ぎだよ。幾松殿も再登場だ。

ED変更 5代目DOES「修羅」→6代目シュノーケル「奇跡」

まあ予定通りの変更だけど、これはまだ100人中100人修羅が好きって言うと思うぞ。絵はきれいだけど、如何せんコンセプトが定まってないのが冬ED→銀八ED→高杉EDという流れからすると弱い。曲も出るメンツもOPと同じ感じだし。じき慣れると思うけど、勇猛なスタッフだけにもっと冒険してもよかったかも。そして柳生編は秋以降ということになるだろう。