ASC“代表の徒然” プライベート このページをアンテナに追加 RSSフィード

2011-01-15

[][]イレギュラーな出来事とその効果。

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今日は3つのキーワードメモ

イレギュラーな出来事とその効果】

コントロールと劇的ということ】

正論定義

 

イレギュラーな出来事とその効果】

イレギュラーなことは、歓迎すべきことだということ。

本番中に起こったりすると確かにびっくりするけど、

ちゃんと対応するととても素敵だ。

12月の日野の“シェイクスピア Duo オンデマンド”「じゃじゃ馬ならし」でもそれが証明された。

とくに、初日とクリスマスの25日。

初日は実は会場10分前まで稽古していた、もうドキドキ状態だった。

小さなイレギュラー満載の本番。

またクリスマスの日には、休憩後の2幕で日野が場面を3つも飛ばしてしまいそうになった。

本人にとっても相手役にとっても、大イレギュラー

その2回の公演が、最も効果が上がっていた。なんの?

この公演のコンセプト、

〜目の前の人を大切に〜の。

イレギュラーな出来事が勃発したとき、

相手が自分理想に合っていようがなかろうがそんなことは関係なくなる。

相手を大切にするしかなくなる、お互いに。

難破して助かった二人、「無人島効果」と名づけよう。

 

コントロールと劇的ということ】

身体の状態をコントロールすることは、演技には必須だ。

極限状態にあっても、言葉は伝えたい。

たとえば、死にかけているのに朗々と長名台詞、なんてことはシェイクスピアにはよくある。

これはもう普通じゃない。

そんなとき身体と心は、両極端に引き裂かれている。

この状態が、実はそのままで「劇的」なのだ。

「劇的」とは、引き裂かれている心と身体。

これが観客の、「この俳優のやっていることをわかってあげたい」という気持ちにつながる。

日常、たとえば怒りを抑えて何か話しかけてくる人は、コワい。本気で怒ってる、と思えるからだ。

が、怒りを抑えているということは、制御しているということ。

制御には努力がいる。だから「聞こう」という気にもなる。

怒りにまかせて怒鳴っている人の言うことはだれも聞かない、危ないから逃げたくなる。

制御する、コントロールするという「努力」は、

そのまま伝える(伝わる)エネルギーと転化する。

つらい姿勢が綺麗なんだ、とよく先生に言われた、若い頃。

いい演技とは、そういう「努力」の賜物だ。

役になりきる(無制御・放任状態)なんて、あり得ない。

  

正論定義

正論とは、最大公約数的な一般論でしかない。

と、先日ハタと気が付いた。

正論には、目の前の人を大切にした、ケースバイケースでの創意工夫がない。

その努力がない。そういう場合が多い。

正論ばかり言うのは、怠慢の象徴か。

正論に頼るのは、過去固定化だ。

“ニューフィクションメソッドの根幹「新しい関係の構築とその連続

http://homepage2.nifty.com/asc_web/education/newfic.html

とは全く逆の考え方だ。

正論が好きな僕、大いに反省自戒

 

★★★★★★★ 

 

明日は(もう今日だ)、

朝から平塚市立神明中学校の演劇部のみんなとワークショップである。

文化庁「子どものための優れた舞台芸術体験事業」だ。

授業の一環ではなく、部活動の指導は久しぶり。

3月上演予定の「ベッカンコおに」という作品の指導。

抜群にいい作品だ。一読して涙。

だれが描いたんだろう、台本に作者の名前がない。

みんなに聞いてみよう。

楽しみな一日だ。