ASC“代表の徒然” プライベート このページをアンテナに追加 RSSフィード

2011-01-22

[][][][]投げかけて、そばで見守る。

f:id:ayanogi:20100806014821j:image  

教育とは、

子どもたちに大人が人生を投げかけ、

そのあとはそばで見守ること、それに尽きる。

 

答えを伝える必要はない。

その答え自体、大人の思い込みかもしれない。

  

そばにいていざというとき守ってやる。

がそれができないから、

子ども自分なりの答えを見つける前に

大人は自分の正解を子どもたちに押し付けたがる。

 

公園の安全遊具に似てる。

大人が昼間子どもたちと一緒に公園で遊んでやれないから、

子どもたちだけで遊んでも危険がないように、

公園の遊具がプラスチック製の柔らかいものにどんどん変わる。

落ちても大怪我にならないよう、地面さえクッション材入りの人工地面だ。

怪我はないかもしれないが、

「怪我するかも」という察知能力は衰え、子どもたちは考えなくなる。

 

人生

人としてあたりまえのことを

考えるきっかけを投げかけるだけでいい。

あとは大人がそばにいるだけで、子どもは落ち着いて考えていける。

 

ほっとけばつい説教は口をついて出てくる。

その「説教」をとりあえず「投げかけ」とするとして、

あとは、どのくらいその子どものそばにいてやれるかどうかが大事だ。

 

そばにいるだけで、子どもは喜ぶ。

演劇に例えるなら、

こんなに理想的な観客はいない。

そばにいるだけで感動してくれるんだから。

 

★★★★★★★

   

今日は、平塚市立神明中学演劇部での

文化庁「子どものための優れた舞台芸術体験事業」の3日間の最終日だった。

http://d.hatena.ne.jp/ayanogi/20110115

詳しい報告は後日として、上記が今日一番強く実感したこと。

 

素敵な中学生だった。

顧問先生方も実にステキ

それに見合う働きができたか。

自分自身では消化不良だ。

もっとできた、おそらく。

プランニングとシミュレーションが甘かったのか?

そうでもない。

物理的時間の問題か。

それは言えるが、全部ではない。

 

もう一度、3月上旬ころ、行くことになった。

みんなの自主公演本番は、3月中旬から下旬の予定とのこと。

その前にもう一度僕はいく。

これは文化庁の仕事ではない、ASCの無料演劇ワークショップとしてだ。

http://homepage2.nifty.com/asc_web/education/workshop.html

が内容は、今回の文化庁の仕事の仕上げだ。

 

僕の仕事の締めくくり・総仕上げに対し、

チャンスをくださった神明中学顧問のお二人の先生方に、

心から感謝したい。

ありがとうございます

  

みんな、また会おう。

 

※助手の日野も、この件をブログであげたようです。

以下、日野ブログより。

 

2011.01.27

神明中学演劇部の皆から学んだこと

 

1月15日・16日・22日、平塚市立神明中学校の演劇部に、文化庁「子どものための優れた舞台芸術体験事業」で、講師彩乃木さんの助手として行ってきた。

彩乃木さんの報告日記http://d.hatena.ne.jp/ayanogi/20110115/p1

http://d.hatena.ne.jp/ayanogi/20110122/p1

内容は、演劇部の皆が3月下旬に自主公演するという『ベッカンコおに』を使ってのワークショップ

最近、「大人が楽しめる芝居」という考え方ではなく、「子どもが楽しめるなら大人も楽しいはずよ」と師匠に学びながら自分のレッスンも取り組んでいる。

そんな中で、子どもと大人の狭間、人を思いやるということは具体的にどうすることなのか、自分意志って何か、そんなことを食べるように考えている年頃だと思う、中学生

そのど真ん中に入ってきました。

文字通り、彼らと一緒に稽古をしてみる。

 

まず、この『ベッカンコおに』という作品、初めて読んで、泣いた。

ラストのシーンなんか、読むたびに涙が出る。

短い作品だが、深くて、痛くて、熱くて、悲しくて、温かくて。

この作品を、演劇部自分たちで選んだとのこと、とても驚いてしまった。

こんなに良い作品を、見つめる力を、選びとる力を、もうしっかりと持っている。

 

さて、演劇部の皆。

ものすっごく素直。まっすぐ。

だから、彩乃木さんの言葉をなんの障壁もなく聞くから、早い。

吸収して、且つ、すぐに自分の栄養として消化するので、あっというまに次のステージに上がってしまう。

もう、私、驚愕とともに、自分を省みて落ち込んでしまった。

なんと私には邪魔の多いことか。

ジャマジャマは自分で作ってるんだけど。

まっすぐな皆は、全員本当に綺麗。

 

だからこそ、皆の中に入ったときは、更に更にまっすぐまっすぐと心掛けた。

やることを、やる。それを、もっと、やる。

量を多くするのではなくて、収斂していく。

そうすると、楽しい

楽しいことは、伝播する。

 

また、舞台の外で皆を見ているよりも、やはりその中に入ると、たくさんの彩りが交錯しているのを肌で感じる。

わかんなかったり、もどかしかったりする気持ち。

それを、「こっちこっちー」と皆で遊びながら、伝える。

嘘はつかないこと。ごまかさないこと。これはとても大事

ごまかすって、いつのまにかやってしまっている、むつかしいところ。

よっくわかる。

私なんか、そことの闘いばっかりかも…。

だからこそ何度も言うが、中学生たちのあの飲み込みの早さ。

欲しいものが明確だからだと思う。

私の欲しいものは何か。

強烈に欲しいもの。

 

今も色んなことを考えさせられているのです。

ありがとうございます

そして、3月に入ったら、もう一度行けることになりました。

それまでに、皆に負けてらんない。

私には余計なものがいっぱいくっついてるから、重くて鈍い。

もっと軽やかになるにはどうしたらいいか。

今までは、これまでと別の方向は何かというアプローチをしたりしたけど、それでも失敗することがある。

だったら、そもそも見上げている頂上が、間違っているんじゃないか。

真実欲しいものは何。

神明中学演劇部の皆が教えてくれたもの。