Shure E4c が来た

注文していたヘッドホン Shure E4c が来ました。早速試聴です。最初の感想は、

  • f 特がなんか変。
  • 低音が出ていない。

でした。マニュアルや各種ブログの情報を参考に、きちんと耳の奥まで装着しているはずなんですけどね。ちょっと拍子抜けでした。もののブログによると、慣らし運転が必要だそうですが、100時間も慣らしていたら、発音素子の経年変化なのか耳が慣れちゃったのか、分からないんじゃないでしょうか…。
かみさんが寝てから、おもむろに各種アタッチメントを取り出してきて聞き比べてみることにしました。まず最初に目に付いたのは、大きさの異なるソフト・フレックス・イヤパッドというものです。最初から付いているのは M サイズのようです。しかし、自分の耳孔の大きさなんて普段気にしたことないし、他人と比較したことなんか当然ありません。自分の耳は標準と比べてどうなんだろう。
そんなことを考えていたら、同梱のフォーム・イヤパッドというのが気になってきました。見た目はイヤーウィスパーそのものです。イヤーウィスパーを半分に切って穴を空けてチューブを埋めたような感じです。マニュアルを見ると、250個入りの交換用イヤパッドが売られていることからも分かるように、定期的な交換が前提のようです。これは、イヤーウィスパーでも同じなので何となく分かります。私はイアーウィスパーの常用者なので使い慣れていることもあり、ちょっと試してみることにしました。
交換してみると、いきなり音質が全く変わってしまったので大変驚きました。低音域が豊かになり、f 特がフラットになった気がしました。標準の M サイズイヤパッドでは変な周波数にピークが立ったような音質だったのですが、それが全然ありません。嬉しくなってきました。
次に、S サイズのソフト・フレックス・イヤパッドを試してみたところ、フォーム・イヤパッドに近い音質です。どうも、私の耳孔は小さめなのだということが分かってきました。試みに L サイズを使ってみると、これも全然ダメです。よしよし。いろいろ分かってきたぞ。トリプルフランジ型も試してみました。これは先端が細いので S サイズのイヤパッドに近い音質ですが、装着感が安定しない感じです。やっぱり使い慣れたイアーウィスパーの勝ちでしょー。
こうなると、フォーム・イヤパッドは消耗品なので少し余分に注文しておかなくてはいけないですね。早速通販で注文しちゃおう。10日辺りから海外出張の可能性があるので、早めに注文しなくちゃ。
参考: サウンドハウス

さて、その他の感想

結論から言いますと、音質は自然で高解像感があり、買って良かったと思いました。アタッチメントの遮音性も高く、フォーム・イヤパッドならイアーウィスパーの遮音性に極めて近いと思います。イアーウィスパーに慣れた人なら、装着感も気にならないと思います。
なお、音の解像感はピカイチで、iPod で使うと、今まで気にならなかったようなディスク起動時の電気的な回り込みノイズまで聞こえてくるほどです。いくつか音楽を聴いてみましたが、今まで分からなかったような楽器の音まで聞こえてくるようで嬉しいです。また、ボーカルの口元の動きが見えるようだという評論を見ましたが、大げさでなく、ボーカルの息づかいまで伝わってくる感じです。弦楽器の艶やかな音色や、パーカッションのアタックの表現も優秀です。
こうなってくると、音楽を AAC で圧縮取り込みしていて良いんだろうか、という思いが募ります。私の iPod は 20GB モデルなので、全部の CD を Lossless にしていたら収まりきりません。将来は、60GB モデルが欲しくなるかも知れません。

【国内正規品】SHURE カナル型 イヤホン ホワイト E4C-J

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