最近はベッドに入って本を読んでも寝れないことが多くなった。続きが気になってやめられないのだ。前、美輪さんの本を読んでるときは、日によっても違うけど、多くても20ページくらい読んだら寝られた気がする。ま、ジャンルの違いのせいかもしれない。美輪さんの本はなんと言うか、人生の先輩が書いた教訓本、マナー本みたいな。で、最近読んでるのは小説。
江国香織の次に手を取ったのはこの本。

サラ、神に背いた少年 (BOOK PLUS)

サラ、神に背いた少年 (BOOK PLUS)

おもしろそう、と思って手に取ったのに、読んでいくうちに虐待とか主人公をはじめ一部登場人物が虐げられるシーンが多いことが判明。映画とかテレビでもそういうバイオレンスは苦手な私は、活字でもやっぱそういうのは好きになれなかった。好きになれないというか、こわい。だから、この本は一応最後まで読みはしたけど、まったく好きになれなかった。読み終わった後、アマゾンでこの本の書評を見たけど、評価がけっこう高いのに驚いた。登場人物に感情移入しやすいとか、読んでいる人を重い気分にしないとかって表現もあったけど、私はまったく逆だ。この本に出てきた誰にも共感とか感情移入はしなかったし、虐待シーンの描写とか重くならざるを得ないというか。まぁ、千差万別、人の感性の違いってほんといろいろなんだな、と思う。



今ベッドの枕元にある本は上・下巻のある小説だから、けっこう長編。

焚火の終わり 上 (集英社文庫)

焚火の終わり 上 (集英社文庫)

でも、これ、読み始めて5ページもしないうちに、寝た・・・。ただ単に、その日が疲れていたからかもしれないけど、なんか最近読んだ2冊に比べると、文体が断然カタイ。心もちフォントも一回りちっちゃくて、なのに1ページぎっしりに活字が印刷されている。正直、最近読んだ小説とは、いろんな面で違いが多い。正直、最後まで読めるかなぁという不安も多少あり。さぁ、どうなることか。