夕暮れに抱擁を(上)


「おもしろかった★★★★☆」でした。


ラブサスペンスです。

雨の荒野で出産した若い女は、テキサスへ向かう幌馬車隊に助けられた。女はリディアと名のり、家族もなく、夫は死んだと言う。彼女の赤ん坊は死んだが、同じ幌馬車隊には、生後すぐに母をなくした乳児リーがいた。リディアはリーに授乳するため、乳児の父ロスと3人で幌馬車で暮らすことになる。ロスの亡くなった妻は慎み深い淑女だった。妻とはまったく違うタイプであり、素性のしれないリディアに、ロスはふしだらな女だと冷たくしながらも、リディアの美しさに惹かれずにはいられなかった...

あっさりラブラブになるかとおもったら、素直になれない二人の仲は、なかなか上手くいかず...というのが結構続き、二人の過去も謎に包まれていて、ついつい読んでしまいます。

次は、「夕暮れに抱擁を(下)」を読もうと思います。


はてな年間100冊読書クラブ」48/100