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2006-12-26

記事転載にひそむもうひとつの危険性

ああ、とうとう出ちゃったか、という感じ。

12月15日この記事でとりあげた転載記事が、2週間近くもたった今になって、渦中の人の転載によって、はてなでもクローズアップされた。

当時、該当記事のURLを出さなかったのは、古くからの友人を晒す結果にしたくないということもあったが、この記事を転載記事として各所に転載することにある問題があると感じたからだった。

その問題は、確かに生じた。これを読んだ人の何人かは、該当転載記事を読むことによって、この記事に出てくるお子さんが薬害で病気になった、と勘違いしてしまったのだ。


友人のブログで転載記事があげられた時に、既にコメント欄ではその問題が現に生じていた。

友人自身も、中途半端に誤解を誘導するような記事をその直後に掲載してしまい、その結果、このお子さんがテオフィリンの副作用として痙攣を起こしたのだと勘違いした人のコメントが多数寄せられ、そういった薬の投与を行う医師に対して憤りを表明する人まで出る始末だった。

しかし、実際には、このお子さんの痙攣の原因はウイルス性脳炎だろうと診断されており、そのことは元ブログの別記事に書かれている。テオフィリンによる副作用が疑われる、という話はどこにもない。当然、テオフィリンを不用意に投与した医師などというものも存在しない。

このことは、元ブログの記事を、転載記事より前へいくつか遡って読んでいけば簡単にわかることなのだ。


最初にこの記事を書いて「転載してください」と書いたとき、筆者はそんな誤解が起こるとは考えてはいなかっただろう。ただ、自分の子が不慮の病に倒れ、冷静でいられない時、どうしてこんなことが起こったんだろう?と自問自答し、ネットを探し歩いていたら、たまたまテオフィリンの副作用の件に行き当たった。自分の子の状況はこれではないんだろうけど、でも今まで自分はこの副作用の件を知らなかった。そんな自分の不勉強がこの子をこんな危機に陥れる可能性があったのか……そんなショックから、この記事を書いたのだろう。

しかし、転載を経て、この記事だけが独立して動き出したとき、記事は別の意味を持った。確かにこの転載記事だけを読めば、子どもがテオフィリンの重篤な副作用で生命の危機に陥ったようにも読み取れる内容である。


転載の危険性は、ここにもある。

元のブログから切り離されて、独立した記事としてネットに流れたとき、想定外の誤解を招く恐れがある。そのことに気がつかずに記事を書いてしまうと、それが転載されたとき、もっと大変なことが起こるかもしれない。

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