世界報道写真展2009は夜八時まで開いていたりもする

 閉館時間が午後5時くらいの美術館や博物館がほとんどだと思いますが、中には平日夜の7時や8時まで開館しているところもあります。


 例えば、東京都写真美術館。ここは、木曜日と金曜日は午後8時まで開館*1しています。平日の昼間忙しい人の味方ですね。嬉しいしありがたい。



先日、この東京都写真美術館に仕事帰りに時間があったので行ってきました。
 観たのは『世界報道写真展2009』。
 世界報道写真財団が年に一回開催している「世界報道写真コンテスト」の入賞作品を集めて展示する、という主旨の写真展で、開催期間は2009年6月13日(土)〜8月9日(日)とのこと。


 前から行ってみたいと思っていただけに、念願が叶って嬉しいです。美術展は結構好きでよく行くのですが、ちゃんとした写真展に行くというは今回が初めてでいろいろと興味深かった。


 展示されていたのは、サブプライム・ローンと金融危機北京オリンピック南オセチアをめぐり対立するロシアとグルジア、中国四川省の大地震ミャンマーを襲ったサイクロン、イラク戦争バラク・オバマ大統領を生み出したアメリカ大統領選、シングルマザー、貧困、移民、途上国で台頭するファッションデザイナーなど、2008年を象徴するような作品や現代社会の問題を取り上げた作品の数々でした。 






世界報道写真展2009』を観て自分の好みを知る



 写真を見ていくうちに、だんだん自分ってこういう傾向の報道写真が好みなのかも、とわかってきます。私の場合は、わりと人間が写っているものに関心が向きました*2


 中でも特に、大きな事件を背景に無名の個人の物語が垣間見える作品が面白かったです。
 新聞やテレビのニュースでどんな重大事件が起こっているのかを耳にしてはいても、それに巻き込まれたり渦中にいる遠い異国の一人一人の考えや思い、事情はなかなか伝わってきません。話が大きすぎてピンとこない、ということもありますし。
 けれど写真によって、その巻き込まれた人の顔が見え、彼らの歩んできた人生の一端を多少なりとも知ってしまうと、急にその事件が現実性を伴って迫ってくるような気がします。
そういう求心力のある写真には惹きつけられました。


 以下、特に印象に残った作品についてコメントしています。主催した世界報道写財団の公式HPへリンクを貼りましたので、クリックするとHPで公開している作品が見れますよ。作品によっては写真家のインタビューも公開されていたりしますので、興味があればどうぞ(インタビューはほぼ英語のようです)。




【カレンジン族とマサイ族の戦い】


 興味深い状況を写した一枚。


 一面の緑が広がる斜面に、同一の方向を向いて点在する大勢の黒人男性。その手には木で作られた弓矢があり、真剣な瞳で、膝をついたり中腰になったりと彼らは前方を向いて身構えています。中には真っ赤な布を身にまとっている人もいました。


 彼らは一体何を見据えているのだろう?と目にした瞬間から気になる写真でした。最初に予想したのが、狩りなのかな?、ということ。大勢で、何か大きな動物を追い詰めている最中なのでは?と
 いや、でも、こんなに大勢を動員する狩りってありなんだろうか?そもそもなんで服装は現代的なのに武器がこんなに古めかしいの?何かのお祭りや宗教行事?―――狩りという予想にどこか釈然としないものを感じつつ、キャプションを読んで、自分の勘違いに気付きました。


 なんと彼らは狩りをしているのではなく、正真正銘戦争の真っ最中だったんです!2008年ケニア西部で起きたマサイ族とカレンジン族との部族間対立を撮った写真だったそうで、この伝統的な弓と矢による戦争では、20人の死者が出たらしい。


 ケニア西部での抗争という報道には覚えが無かったので、帰宅してからネットで検索してみました。確かに、2008年1月から4月にかけて、2007年12月のケニア大統領選挙を発端に悪化するケニア情勢が続々と報じられていたみたいです。うわーまったく気にも留めていなかったよ。ニュースを目にしても、遠い異国の話であるのせいかスルーしてたのかもしれないなぁ。
 ちなみに今回の受賞作品を含めて、マサイ族とカレンジン族の抗争を撮影した一連の写真がこちらで公開されています。良い写真ばかりなので、ぜひご覧になってください。凄いですよ。


 で、この写真の一番興味深い部分は木製の弓矢による戦争が2008年でも起こっていたんだ、という驚きではないでしょうか。
 欧米的な民主主義を志向するケニア大統領選挙によって起こった対立。それへの反応の仕方が、彼らの伝統的な赤い布を身にまとい、弓矢という伝統的な武器による、遠戦という伝統的な戦法だったとは。接近戦ではないからなのかもしれませんが、彼らは鎧も身に着けていない。でも洋装をしている人も写ってますね。
 近代化と伝統のせめぎ合いが垣間見える一枚と興味深い。


 本作はニュースの中の人びとの部で単写真1位に輝きました。撮影したのはケニア在住の千葉康由氏。AFP通信で掲載されたらしいです。
 千葉さんは、今回受賞した日本出身の2人の写真家のうちの1人でした。




http://www.worldpressphoto.org/index.php?option=com_photogallery&task=view&id=1430&Itemid=223&type=&selectedIndex=6&bandwidth=high【空中で全身をそらす高飛び込みの選手】

 全身がバネのようだ。手の指先も足の指の先もピンと伸ばされていて、なんだかストイック。モノクロなのもまた雰囲気が出ていて良い感じです。飛び込みの選手って筋肉モリモリというマッチョな感じでは決してないけれど、美しい筋肉の付き方をしますね。
 スポーツ写真って見ていて本当に面白い!


 撮ったのはカナダのジュリアン・アブラム・ワインライト氏。スポーツ・アクションの部組写真で三位になりました。

 
 これ以外にも、北京オリンピックで撮られた写真は結構会場に展示されていました。オリンピックという大舞台は、世界中のプロの写真家にとって良い活躍の場だったのでしょう。




【三段跳びの選手が砂地に着地する瞬間】

 弧を描いて飛び散る砂の美しさ!この躍動感!こういう写真を見ていると動体視力が人間じゃありえないレベルまで上がったら日々とんでもなく決定的な瞬間を目撃できて面白そうと思う。


 ちなみに被写体であるキューバ出身のアレックス・コペロ選手は二位だったそうです。


 撮影したのはフランスのフランク・ロビション氏。スポーツ・アクションの部単写真で三位になりました。




【同性婚をする父親と養女の写真】

 レストルーム。壮年の白人男性が鏡に向かって身だしなみを整えている後ろで、ドレスアップした幼い金髪の少女が彼を見ているところを撮影した一枚。


 上手く鏡を使って少女の表情をよく見せている構図は面白いですし、画面の片隅に写っている鮮やかな黄色のヒマワリの花束が彼らに訪れる幸せを示唆しているように見えます。


 この写真も、キャプションを見た後と見る前で印象の変わった作品でした。
 パッと見、比較的裕福な祖父と孫娘(親子というよりも年齢差があるように見えたので。)が、誰かの結婚式に参加するためドレスアップする写真なのかと思ったんですよ。例えば祖父の娘であり少女の母親である女性が再婚する、とか。


 ところがキャプションを見て、男性と少女が家族であるということや結婚式のためのドレスアップというのは間違いないけれど、結婚をするのは写真に写っている壮年の男性であり、彼のお相手は同性であり、少女は彼らの養女であると知りました。ウィル(写真の壮年の白人男性)とそのパートナーは、最初カリフォルニアに住んでいたけれど、その後カリフォルニアで同性婚を禁止する判決が下り、同性婚が合法なスペインのバルセロナに養女を連れて移ってきたとのこと。この写真が撮られたのもバルセロナなのだそうです。


 この一人の男性の行動を知った後、なんだか感慨深くなってしまって、もう一度写真を眺めました。男性が来たるべき式にちょっと緊張しているようにも見えてきた…。
 ケニアの抗争とは違って、カリフォルニアやスペインでの同性婚に関するニュースは私もなんとなく覚えがあったけれども、あれらのニュースの中でこういう人生を送った人がいたんだなぁと改めて思いました。
 もしかしたら日本人でも同性婚をしたくて海外に移住したという人もいるのかもしれませんね。


 本作は、日常生活の部の単写真で2位を受賞しました。撮ったのは、イタリア出身のマッティア・インソレラ氏。




【アメリカ大統領選のオバマとその支持者の写真】

 巨大な会場。画面手前中央にステージ上で微笑むバラク・オバマとその側近と子どもたち。背後には流れ落ち床に渦巻く色とりどりのテープの滝と、掲げられているアメリカ国旗。さらに向こうには大勢の観衆の姿を写した一枚。


 この写真はあまり説明を必要とはしないタイプの作品だと思います。まるで、会場の熱気、観衆の大声援、報道陣がフラッシュを焚く音、そんなものが中から伝わってくるかのような写真。


 2008年の重大事件といえば、このバラク・オバマ米国大統領の誕生は欠かせないですよね。アメリカ建国以来初のアフリカ系の血を引く黒人の大統領。一国の元首としての評価はこれから定まってくるでしょうが、彼が大統領選出されたことは間違いなく歴史的な出来事だったと思います。彼と、ヒラリー・クリントン元大統領夫人との一騎打ちには世界中の注目が集まりました。まさに、話題の人物といえるでしょう。


 当然、オバマ大統領を写した「世界報道写真コンテスト」への応募写真っておそらく相当多かったと思われます。その中でニュースの中の人びとの部組写真1位を受賞したのが、この写真を含む一連のカリー・シェル氏の作品なのでした。


 なぜか、この写真を見てたらルイ・ダヴィッドが描いた『ナポレオン1世戴冠式』を連想しちゃいました。ほら、あの世界史の教科書や資料集によく載っているルーヴル美術館所蔵の油絵。別にオバマ大統領をナポレオンに重ね合わせたいわけではありませんが、カリスマ性を持つ人物を取り囲む人々という構図とかちょっと似てるような気がしたんですよね。



パンフレットと出品リストを読んでみる

 会場の入り口で出品リストとパンフレットを貰えます。
出品リストは写真家の出身国や写真の内容も書かれていて後から思い返すのに便利でした。
ただ、その写真がロイターやAFP等どの媒体に発表されたものなのかを記しておいてくれたり、外国人写真家の名前はカタカナだけでなく英語なども併記しておいてくれたらもっと良かったと思う。ネットでその写真家のHPやブログを探し出せる手がかりになると思うので。
 

以下は会場で貰ったパンフレットの紹介文の抜粋です。

1955年オランダで設立された世界報道写真財団が毎年開催している「世界報道写真コンテスト」の入賞作品を集めて展示する世界報道写真展2009が、今年も東京都写真美術館で開催されます。このコンテストには前年1年間に撮影された写真を対象に、プロの写真家であれば誰でも参加できるので、今年は世界124カ国から5,508人が応募し、作品数は96,268点に上りました。これは52回の歴史の中で最高の数字です。特に中国、インドからの応募が急増、経済発展に比例して、社会を見つめる写真家の活躍場所が増えていることを示しています。本年は日本人写真家の2人が入賞を果たしました。

受賞した日本人写真家2名

 入賞した日本人写真家というのは、上記で紹介したケニア在住の千葉康由さんと、アメリカ在住の山口元さんのお二人とのことです。朝日新聞のネットニュースにちょっと詳しい経歴が載ってました。

今年は、千葉康由さん(37)と山口元さん(31)の日本人2人も入賞した。千葉さんは朝日新聞社に12年勤めた後、フリーカメラマンとして2年前にケニア・ナイロビに移住した中堅の写真家。アフリカ問題を取材している。マサイ族とカレンジン族の争いなど部族間の衝突を追う。

 山口さんは米国の新聞社のインターンシップで写真を始めたばかりのカメラマン。自閉症の子供がいる母親を何度も訪れ、取材した成果で入賞した。

 お二人とも、おめでとうございます。




日本を題材にした写真が無い

 千葉さんも山口さんも現在はともに海外でお仕事をなさっていて、受賞写真の題材もそれぞれの居住地から採っています。外国人写真家が撮った日本を舞台にした写真も無く、今年は日本人や日本での事件を取り上げた作品は受賞しませんでしたね。


 ちょっと残念だったなー。もちろん2008年の日本は、戦争が起きたり、サイクロンや四川省レベルの大きな自然災害が起きたりしなかったから幸運だったと言えるのかもしれないけれど、報道写真って何も戦争や災害だけを対象にする訳でもないでしょうし、日本で現在浮上しつつある諸々の問題を鋭く切り取った報道写真や喜ばしい出来事を祝福する写真がもっと登場すればいいのに、と思う。写真という記録(ときに演出は入りますが)を残すことで、世界にアピールすることにもなるわけだしさ。

 


新興国出身の写真家の台頭について

 さて、上記の引用部分で興味深いのは、新興国の中国やインドからの応募が増えたという記述ではないでしょうか。やはり国力増大の勢いは写真コンテストの世界にも流れ込んでいるのですね。


 そこで、出品リストで受賞者の出身国を数えてみました。()の中の数字は受賞者の人数です。1人の受賞者が複数の部門で受賞している場合がありますが、それは同一人物は1人と数えました。


 アメリカ、フランス、イタリアなどが上位というのは、なんとなく予想通り。ポーランドは意外と頑張ってるなー。ただ、欧米発の財団*3だからという側面もあるからなのか、まだまだ欧米出身の受賞者が多いですね。特に、イスラム教国出身の写真家が少ない気がする。
 その中で中国は、北京オリンピックに起因するのでしょうが、かなり健闘してると思います。陳慶港(チャン・チンガン)氏やボー・ボール氏の四川省地震の被害を伝える作品とか良かった。あと他のアジアの国に関して言及しておくと、韓国のソン・ナムフン氏が撮ったhttp://www.worldpressphoto.org/index.php?option=com_photogallery&task=view&id=1457&Itemid=223&bandwidth=highチベットの赤い頬の少女の写真も力強くて会場でも目立っていました。少女の頬の痛々しいくらいの赤さが印象的だったな。ムンバイの駅における銃撃戦を撮ったインドのセバスチャン・デスーザ氏の写真はブレや不鮮明さが逆に臨場感が溢れていましたよ。殺伐とした空気がよくわかるような気がしました。
 今後、中東、東南アジア、アフリカ出身の写真家がもっと評価される場面が増えるといいですね。




東京都写真美術館への行き方

 今更ですが、アクセスについて。


 JR恵比寿駅で降りて、東口から右手の方向へ歩いて5分強で恵比寿ガーデンプレイスに到着です。駅から直通のスカイウォークを利用すれば便利です。でも、写真ギャラリーや熊川哲也さんのバレエ教室が並ぶ屋外の道路を歩くのも開放的で楽しかったですよ。


 さて、恵比寿ガーデンプレイスに入りタワーの横を進みますと、薄いベージュの美術館が見えてきます。一階ロビーの受付でチケットを購入。一般の大人は700円。
 余談になりますが場所が場所だけに外国人のお客さんも多いようで、受付の方がアジア系の観光客に英語で対応しているのを見かけました。多くの美術館でキャプションを日本語用と英語用の両方を用意するくらいの配慮はしているとは思いますが、こういう施設できちんと英語でコミュニケーションを取れるスタッフが常駐しているというのは訪日観光客にとって重要なんだろうなー。


 『世界報道写真展2009』の会場は地下1階なので階段かエレベーターで降ります。そうそう、雨の日に傘を持参していく方は、百円玉硬貨をお忘れなさいませんよう*4!私はお財布に100円玉がなかなか見つからず、傘を預けるときちょっと焦りましたー(結局一枚だけ無事に見つかりましたが)。


 会場入り口でチケットをもぎってもらって出品リストを渡されて、いよいよ写真展鑑賞開始です。




東京都写真美術館からの帰り道

 『世界報道写真展2009』を見終わったとき閉館時間まで約30分となっていました。残念だけど、他の企画展を見るには時間が足りない……。それですぐに美術館を後にしました*5



 恵比寿ガーデンプレイス内を駅へと歩いていたところ、「SMOOCH(スムーチ)」というスムージーカフェを発見。フルーツの名前がずらりと並ぶ看板に惹かれ、ちょうどのども渇いていたので入ってみました。


 私が頼んだのは確かストロベリーとラズベリーのスムージーでした。果実がツブツブしてた!想像していたほど甘ったるくはなくて、美味しかったです。Sサイズで380円だったかな?


 ここ、凄く可愛いお店でしたよ〜。内装は白とショッキングピンクを基調としていて、ガーリッシュかつキュートなデザイン。女の子同士で立ち寄ったら楽しそう。
 店内は広くなく人の出入りも激しいので、長居してゆったり休憩したい方よりも、ちょっとだけ一服したい方向けのお店かもしれません。平日と土曜日は夜9時まで開店しているそうです。







まとめ

 写真展は初めてだったので、いろいろ興味深く観ました。


 写真そのものだけでなく、それにつけられたキャプションも結構重要な役割を果たしているように感じたのが、報道写真展らしいなと思いました。もしかしたら、今まで行ってきた美術展に比べて、一番熱心に解説文を読んだかもしれない。解説文を読む前と、読んで情報を受け取った後で写真への印象が変わった作品も案外ありましたし(これはただ単に私が写真から情報を読み取る能力が薄いだけかもしれないけれども……)。

 
 それと、私が行ったのが平日の夜だったということもあってか世界報道写真展2009は結構空いていて、自分のペースでじっくり1点1点作品を見ることが出来たのは幸運だったと思います。混雑が無かった分人疲れしなかったし、仕事帰りにさらっと観るにはちょうど良かった。ただ一方で、もうちょっと作品数が多い方が嬉しかったかも、という気はする。


 写真の展示数がそれほど多くない分、写真だけなら早い人で20〜30分、かなりゆっくり見て40〜50分で見終えるのではないでしょうか(もちろん混雑の状況にも左右されますが)。
 もし夜や夕方に世界報道写真展2009を見に行くのであれば、公開ビデオを観る時間も含めて鑑賞時間を充分にとるためにも、閉館の1時間前までに入場することをお勧めします。

*1:木曜と金曜以外の日の開館時間は10時から18時までです。ちなみに休館日は月曜日。

*2:もちろん風景や動物を撮った写真にも良いものはたくさんありました。例えばアマガエルやミナミジサイチョウの目をどアップで撮ったドイツ出身のハイディ&ハンス=ユルゲン・コッホ氏の作品はインパクトとパワフルさと美しさがあったと思う。

*3:この写真展自体オランダ大使館共催なのだし。

*4:美術展はどこもそうだと思いますが、会場に傘を持ち込めないので、コインロッカーならぬコイン傘立てに預けます。百円は戻ってきますよ。

*5:東京都写真美術館では他に三つの企画展が開催されていました。観てみたいなと思ったものもあったのですけど、またの機会に行くことにします。こればっかりはしょうがないですよね。