Hatena::ブログ(Diary)

BLACK DODO DOWN

2017-07-16

今週の仮面ライダーエグゼイド 第39話感想

| 03:11

 犠牲を伴う哀しい結末ではあったものの、遂に飛彩もCRに復帰。しかし正宗はパラドに対する攻撃の手を緩めず、さらにニコがゲムデウスのゲーム病を発症したことで、永夢に究極の二択を迫ることに・・・。

 飛彩という手駒を失っても、また新たな難題を永夢たちにぶつけてくる正宗。もはや仮面ライダーシリーズどころかこれまでの特撮ヒーロー作品すべてを見回してみても上位に入るぐらいの悪知恵の持ち主ですね。そんな正宗の企みのために、図らずもハイパームテキへの初変身の時に交わした「決着をつける」という約束を果たすことになった永夢とパラド。そして決着に乗りだした永夢は、虚勢を張るパラドの心に巣くったクロノスに対する恐怖心を容赦なく指摘し、ハイパームテキの力でパラドを追いつめていく。普段の温和な性格とはまるで別人のように容赦のないその様は、まさに医療の鬼とでも呼ぶべきもの。そしてついに抵抗もむなしく、ハイパームテキの必殺技の前に消滅していくパラド。これで正宗の思惑通り、永夢は変身能力を失ってしまったのでしょうが、今の永夢が果たして何の考えもなしにパラドを葬るような真似をするのでしょうか。気になりますが、いよいよ次回はクロノスとの決戦・・・?

今週のウルトラマンジード 第2話感想

| 02:55

 ウルトラマンジード、第2話。今回もいろいろと情報の密度の濃い話だったので、気が付いたことや思ったことを並べていきましょう。

  • 新たなレギュラー登場人物、鳥羽ライハ登場。演じるのは劇場版エグゼイドでも華麗な剣術を披露して印象を残した山本千尋さん。相変わらず坂本監督の趣味はわかりやすいです。6年前のクライスインパクトの記憶や記録はほとんどが失われているようですが、彼女は何らかの強い記憶を持っているようですね。加えて、「怪獣が人間に戻ったところを斬る」と言っているので、「怪獣に変身する人間」の存在を知っている。今は彼女も謎多き存在ですが、今回から始まった秘密基地での共同生活で、そのあたりは明らかになっていくのでしょうけれど。

  • 物語の重要なキーとなる存在「リトルスター」についても、それがどのようなものなのか、リクのバイト先の店長の姪であるエリに起こった事件を通じてその一端が明らかに。前回彼女が手に取ったアイスが溶けていたのがこの伏線だったとは。リトルスター=ウルトラカプセルなのかはまだわかりませんが、ウルトラカプセルが人間に宿ることで超能力を発揮するというのは、人間にとっては迷惑な話ですね。

  • 怪獣へと変身する男、伏井出ケイ。彼に関しても、著名なSF作家という表の顔を持っていること、そして同じくリトルスターを狙っていたダダを簡単に始末してみせたことから、やはりただの人間ではないことが明らかに。彼の正体として真っ先に考えつくのはベリアルが人間に変身した姿、あるいは人間に憑依した姿ということですが、今までのベリアルが自分や部下の武力を背景に常に力押しで野望を遂げようとしてきたことを考えると、人間社会に潜伏してちまちまと策謀を進めるような回りくどいことをあいつがやるだろうか、という疑問もわいてくるんですよね・・・。

  • 今回最も印象に残ったのは、リクが怪獣から逃げずに踏みとどまったシーン。自分が足を止めたことに、ペガに足をつかむなというリクと、それは君の意思だと彼の心に人を助けたいという気持ちが根付いていることを諭すペガ。普段は臆病でリクの無鉄砲に振り回されているペガが、いざというときには彼の背中を押してくれる。今回の話を見て、ペガはキノピオにとってのジミニー・クリケットのように、リクの内にある善なる心の声を代弁し、彼を善き方向へ導いていく役割を帯びているのではないかと思いました。

パワーレンジャー 感想

| 02:27

 恐竜戦隊ジュウレンジャーアメリカに輸出され、そこで独自の進化を遂げた「パワーレンジャー」シリーズ。その第一作が、新たな劇場映画として遂に日本に逆輸入! というわけで、「パワーレンジャー」を見てまいりました。例のごとくネタバレありでいくので、未見の方はご注意を。

 新生代、大いなる力を持つジオクリスタルを守るパワーレンジャーは、仲間であるリタの裏切りにより全滅の憂き目に遭いながらもジオクリスタルを封印し、リタも海中に没した。それから時は流れ、現代。金鉱で偶然コインのような不思議な物体を手に入れたジェイソン、キンバリー、ビリー、トリニー、ザックら5人の高校生は、かつてのパワーレンジャーのリーダーだったゾードンから新たなパワーレンジャーとなり、復活したチリタから地球を守ることを求められる・・・。

 アメリカの小さな田舎町を舞台に、平凡な5人の高校生がヒーローとなり地球を守るまでの物語。平凡とは言ってもこの5人はそれぞれに家族や友人、社会との間の関係をうまく作ることができないばかりに周囲からは落ちこぼれと見られており、当初はお互いのことさえ詳しく知らなかった彼らが絆を結び、ヒーローとなっていく過程を物語の大半を費やして丹念に描いていくのは、ヒーローを「仮面をつけた戦士」よりも「仮面をつけた人間」としてその内面を描くことにこだわるアメリカらしいやり方。特にメンバーの中には自閉症だっりSNSでのトラブルで仲間といざこざを起こした者もいるのがオープンな風潮ですね。スーパー戦隊をそのままハリウッドの技術で映画化してもつまらないとは思っていたので、このアメリカならではの味付けには満足しました。それでいて、そもそもパワーレンジャーへの変身には互いが互いを思いやり、守りたいと願う心のつながりが要求されるので、訓練やコミュニケーションを通じて絆を深め合ってきたことが、終盤になって遂に「変身」そのものによって結実するという流れは、まさにゴレンジャーの主題歌で謳われた「5つの力を一つに合わせて」というスーパー戦隊の最も基本となる精神を体現していたと思います。まさしく和魂洋才ならぬ、洋魂和才。

 一方で変身してからのバトルにおいては、さらに日本とアメリカにおける違いが歴然に。まず日本のスーパー戦隊における見せ場の一つであるいわゆる等身大戦ですが、この映画においてはかなり短い(変身した時点で既に巨大モンスターが街に向かっておりもたもたしていられなかったという事情はありますが)。そもそも敵として登場するのはリタと彼女が黄金から作りだした巨大モンスター、ジュウレンジャーでいうところのゴーレム兵である戦闘員だけで怪人がいない。必然的に等身大戦は戦闘員との戦闘になり、レッド以外は固有の武器はなく戦闘スタイルも同じのため、異なる武器や戦闘スタイルでバトルにおける各メンバーの個性化を図っている日本のスーパー戦隊を見慣れた目にはどうしても物足りなく映りました。
 一方でもう一つの見せ場である巨大ロボ戦はクライマックスの大半を使ってがっつりと見せてくれます。日本のスーパー戦隊はメカを発進させてすぐに合体、巨大化した敵とちょこちょことやり取りをしたうえであまり時間を置かず必殺技でトドメ、というわりとあっさりした流れであるのは見ている人ならよくおわかりでしょうが、この映画では5台のメカ(ゾード)でとにかく粘る(まぁ合体できるという事実を知らなかったので当然ですが)。特にピンクレンジャーのゾード(ジュウレンジャーで言うところの守護獣プテラノドン)が一番活躍するというのが、「空飛べるんだから一番有利だろ?」というアメリカらしい合理的な感じがします。そしてピンチに陥ったところでいよいよ巨大ロボ(メガゾード)へと合体。日本では合体シーンが一つの見せ場なのですが、ここでも5台まとめて大きな穴に落とされたところでよくわからないプロセスで合体。合体後の姿も色味がわかりにくくなっているのでどのゾードがどのパーツになっているのかは、かろうじてプテラノドンが背中についていることがわかるぐらい。ただ、各メンバーのコクピットが機体前面に露出した状態で分散して配置されているのはキュウレンオーに似ていますね。合体してからの戦闘は武器も飛び道具も用いずガチの殴り合い。このとき、ピンクとイエローが腕担当、ブルーとブラックが足担当という二人羽織ならぬ五人羽織のような操縦法式であることが明らかに(レッドは?)。このあたりは、何となくレバーを動かすだけで操縦している日本の方が曖昧なところですね。日本だったらトドメは普通必殺剣や強力なビームですが、この映画の場合はメンバーが訓練の中で身につけたブレンバスターをそのまま敵にお見舞いするという、これまたシンプルなもの。そもそもアメリカのヒーローには必殺技という概念がないんでしょうけれど。

 総評するならば、この映画を楽しむには日本のスーパー戦隊を見るよりも、個人としてのヒーローの内面や成長を重視するマーベルやDCのヒーロー映画に慣れ親しんでおく必要があるということですね。私もスーパー戦隊だけを見ていてこの映画を見たら、きっと物足りなさばかりを感じていたことでしょう。真に楽しむためにはアメリカのヒーローと日本のスーパー戦隊、両方に慣れ親しんでおく必要があるのはハードルが高いですが、両方の魅力が詰まった映画だったと思います。

2017-07-09

今週の仮面ライダーエグゼイド 第38話感想

| 01:51

 グラファイトとの戦いで致命傷を負い、手術室に運び込まれた大我。特に心臓の損傷が酷く、手術には飛彩の天才外科医としての腕が求められ、灰馬は彼に戻ってくるよう訴えるが、そこには正宗の罠が仕掛けられていた・・・。

 小姫のデータを人質に取り、わざと大我の手術を失敗するように飛彩を脅迫するという相も変わらず下劣な罠を仕掛けてくる正宗。そして、ついにその葛藤に終止符を打つ飛彩。彼の下した結論には、天才外科医としてのプライド、永夢からの信頼、そして、正宗の脅迫に従えば「世界で一番のドクターになって」という小姫の最期の願いを裏切ることになるという超えてはならない一線があったのでしょう。いずれも己の利のみで動く正宗の理解の及ぶものではないでしょう。あのままでは自分を救うために飛彩に恋人を切り捨てる決断をさせてしまったという新たな負い目を大我が負ってしまいそうでしたが、飛彩が大我にこれまでのことを謝り、大我もまた飛彩に命を救ってもらったことを感謝することで、両者の間のわだかまりが完全に消えたのを示すのは丁寧な作りでしたね。

 迷いに決着をつけた飛彩が戻り、さらに結束を強固なものとしたCR。そして次回は遂に、永夢とパラドの決着が・・・?

今週の宇宙戦隊キュウレンジャー 第21回感想

| 01:27

 前半はラッキー、小太郎、そしてスティンガースコルピオの決戦。復活したチャンプが助けに来るのは当然予想していましたが、まさかMGSシリーズのスネークの名台詞「待たせたな」を口にするとは思いませんでした。キュースピアを弾き飛ばされたスティンガーが、チャンプから投げ渡されたキューアックスで窮地をしのぐのはよかったですが、個人的にはサソリ兄弟因縁の決着としてはちょっとあっさりしていたな、というのが正直な感想。スコルピオには最期まで冷徹な悪役として死んでほしかったですけど、改心してああしないとスティンガーが死んでしまいますので、やむを得ないところですね。

 後半はドン・アルマゲがモライマーズを起動したのに対抗し、ついに3つのキュータマでアルゴ船を復活させるラッキーたち。船内を捜索し、中に置かれていた冷凍睡眠装置を解除すると、その中から現れたのは・・・。てっきりアルゴ船自体が轟天号ヤマトみたいに単艦で戦況を覆すことのできる万能戦艦かなにかだと思いきや、アルゴ船自体はただの船で、その中で眠っていた謎の男・鳳ツルギこそが絶大な力の持ち主だったというのはなかなか意外なオチ。ツルギが変身した新戦士・ホウオウソルジャーは単身でジャークマターの戦闘機を次々と撃破し、ビッグモライマーズも一刀両断、あのマーダッコさえ一撃のもとに葬り去るという恐るべき強さを見せてくれましたが、はたしてその強さ、あのドン・アルマゲが怖れ、地球ごと葬り去ろうとしたのにふさわしいものなのでしょうか。そして例年では6人目に当たるツルギですが、近年の例に漏れずまた扱いにくそうな性格ですね。

今週のウルトラマンジード 第1話感想

| 01:07

 ベリアルの息子という数奇な宿命のもとに生まれた、新たなる異色のウルトラ戦士・ウルトラマンジード。主演の濱田龍臣くんを見ながら、ベリアル銀河帝国でジャンボットの中で頑張っていた彼がこんなに大きく・・・と時の流れに感慨を抱かずにはいられませんでしたが、第一話にしてかなり情報量や気になるところが多かったので、箇条書きの形式で感想を述べていきましょう。

  • 冒頭でいきなり描かれる「クライシス・インパクト」。復活したベリアルはゼロをも下す強さですが、その手にはギガバトルナイザーが。おそらくは過去の戦いの中で最もベリアル善戦した初登場の時もギガバトルナイザーを持っていたので、もしかして強いはのベリアルではなくギガバトルナイザーでは・・・と勘繰りたくなってしまいます。明らかに地球が爆発する描写がありましたが、アバンタイトルが明けるとそこで描かれるのは一見平和な地球の日常。果たしてクライシス・インパクトとは、一体何が起こったのか・・・。

  • アバンタイトルの終わりとオープニングの終わりで意味ありげに登場するウルトラマンキング。初登場であるレオ以降の作品ではウルトラ戦士たちを見守っているだけだったキングですが、ジードでは重要な役割を果たすことになるのでしょうか。

  • オンボロアパートでペガッサ星人のペガと共同生活を送る主人公のリク。もともと特撮ヒーローが好きでヒーロー願望があるというのは、ウルトラシリーズの主人公としては珍しい性格ですね。彼がバイトをする駄菓子屋で、アイスクリームの保冷ケースが壊れていないのに中のアイスが溶けていた、というのは何かの伏線でしょうか。

  • 突如出現する、レッドキングゴモラが融合したベリアル融合獣・スカルゴモラウルトラマンだけでなく敵怪獣も二体の怪獣が融合したものであるというのは、オーブのゼッパンドンをさらに進めた設定ですね。

  • 野宿を決めた天文台の地下に導かれ、そこにあった秘密基地の所有権を譲渡されるリク。主人公が個人秘密基地を所有するというのは、他にはメタルダーぐらいしか思いつきませんね。ウルトラカプセルがヒカリによって開発されたことはアバンタイトル説明されていましたが、この秘密基地はいつ、誰によって、何の目的で用意されたものなのか。そして、なぜそこにジードライザーとウルトラカプセルが保管されていたのか。いずれは明らかになりますが、気になります。

  • ウルトラマンジードへと初めて変身し、スカルゴモラに立ち向かうリク。初の変身・戦闘シーンが夜間というのはウルトラシリーズではとても珍しいことですが、これもジードがベリアル、すなわち闇から生まれた存在であることを示す演出でしょうね。スカルゴモラのもととなった二体がどちらも肉弾戦を得意とする怪獣なので、初回からウルトラマンの醍醐味である怪獣プロレスをがっつりと見せてくれました。特に大きな池で両者とも水にまみれながらの戦いになったのがすばらしい。戦闘可能時間が3分間なのはいつもどおりですが、次に変身可能になるのが20時間後と設定されたのはこれまた初めてですね。今まではそのあたりはうやむやで、一度変身解除に追い込まれても割とすぐに再変身していましたけど、今後はこの設定に基づくかたちで話が作られるんでしょうか。

  • 戦いの終わった後明かされる、リクはベリアルの子供であるという衝撃的な事実。最大の謎は、そもそもなぜベリアルは子供を作ったかということですね。一般的な人間の夫婦と同じような理由で子供を作ったとは到底思えないし、かつての王や皇帝のように宇宙を支配したあかつきに王座を継承させるため、というのもベリアルの性格上考えづらいし・・・。

2017-07-02

今週の仮面ライダーエグゼイド 第37話感想

| 22:41

 前回ようやく初めてクロノスにカウンターを食らわせることに成功したCRですが、だからといって状況の大勢に大きな影響はなし。消滅した人たちを復活させるには正宗の持つ仮面ライダークロニクルのマスターガシャットが必要だとわかった永夢たちは、彼からそれを奪い返そうとしますが・・・。

 初の敗北を喫したクロノス。しかしその翌週である今回は、永夢ではなく彼のゲーム病の感染源であるパラドを倒すことによって永夢を変身不能にさせるという策に打って出ることに。理屈はわからないことはないですけど、そうなると永夢とパラドとの決戦は最後の最後に持っていくしかありませんね。このあたりの発想の切り替えの早さは、ブラックとはいえさすがは企業経営者です。まぁよくよく考えると、飛彩にパラドの始末を任せるよりも、飛彩には永夢の足止めをさせておいてパラドの始末は自分でやった方が話は早いしうまくいく確率も高そうな気もするのですが。自らも前線に頻繁に赴いているのでいまさら自分で動くのが面倒というわけでもないでしょうし。

 一方で話の主軸となるのが、一人の女性を救えなかったことでそれぞれに心の傷を抱えてきた飛彩と大我。パラド、グラファイトと戦う飛彩を援護した大我はグラファイトの攻撃を受けて瀕死の重傷を負ってしまうことに。いよいよ次回、飛彩の迷いにも決着がつきそうですね。

今週の宇宙戦隊キュウレンジャー 第20回感想

| 22:20

 一人で兄との決着をつけるべく戦いを挑むスティンガー。命と引き換えに戦闘力を飛躍的に増大させる秘術をも使ってスコルピオに挑みますが・・・。

 いよいよサソリ兄弟決戦の時。スティンガーの兄でありながら弟に毒を注ぎ仲間を始末させようとする冷酷なスコルピオと、自らも兄であり、スティンガーを兄と慕う小太郎の決死の戦いが好対照をなしていましたね。いよいよ次回はスコルピオとの決着がつきそうですが、今のままだとチャンプはスコルピオに自身も博士も殺されたやられっぱなしのままで終わってしまうので、トドメにはぜひともチャンプも絡んでほしいところですが・・・唐突に新戦士出てくるようですね。

2017-06-25

今週の仮面ライダーエグゼイド 第36話感想

| 02:32

 正宗がより多くの命をゲームに取り込むためことを目論み開催を宣言した「クロノス限定クエスト」。期間限定の特別クエストというのが如何にも最新のソシャゲらしいですが、実際のところはクリア不能の詐欺イベント。多くの犠牲者が出る前に、永夢たちはその阻止に向けて動きだしますが・・・。

 クロノス攻略のカギとして黎斗が新たに用意したのは、ハイパームテキガシャット。使用すれば敵のあらゆる攻撃を受け付けなくなるというクロノスに負けず劣らずのチート能力ですが、本来使用を想定していた永夢はなぜかこのガシャットが使えず、代わりに使用した黎斗は発動はできたものの使用時間に制限があり、しかも得意げに能力を説明している間にその貴重な制限時間を使い切ってしまい、クロノスのポーズであっさりやられたうえにガシャットを奪われるという何ともアホらしい流れで一気にピンチに。復活してからさらに笑いに磨きがかかってきた社長ですが、ここにきてアホにまでなりつつありますね。

 永夢がハイパームテキガシャットを使えなかった原因は、以前パラドをリプログラミングしたことで永夢が「天才ゲーマーM」としての力を失っていたこと。これを打開するため、永夢はパラドに共闘を持ちかけるのですが・・・いやぁ、ここからの流れはよかったですね。当初の説明とは異なり、パラドを自らの体に取り込む永夢。そして報酬としてハイパームテキガシャットを正宗から受け取った瞬間に彼を裏切り、永夢にガシャットを渡す貴利矢。全ては貴利矢がわざと悪党を演じていることを知った永夢が彼とともに作り上げた計略。いやはや、これでこそ九条貴利矢。おなじみの「あれ? 乗せられちゃった?」が滅茶苦茶かっこよかったですね。また、貴利矢が演技をしていることを見抜いただけで、あとは何の打ち合わせもなしにパラドをも乗せる計略を組み上げた永夢も、互いへの信頼があったればこそですね。最高の演出でこのコンビが復活したことがうれしいです。

 そして、永夢が変身したことでついにその本来の力を発揮したムテキゲーマー。歴代ライダーの最強フォームの中でも群を抜く金ぴかぶり。もしかしなくても、デザインモチーフは取ると無敵になるあの星ですね。そして無敵の制限時間もなく、完全にクロノスアドバンテージを奪うことで、ついに初めてクロノスに土をつけることに成功。こうして見ると、ムテキゲーマーはその派手な外見に反して、攻撃の完全無効化以外に特殊な能力や武器は持たず、キックやパンチといった仮面ライダーの基本に立ち返るようなオーソドックスな戦い方をするのが特徴ですね。クロノスも設定上はポーズを抜きにしても反則級の能力をいろいろ持っているはずなんですが・・・。

 クロノス攻略クエストを中止に追いやり、正宗から取り返したプロトガシャットを手土産にCRへと参加する貴利矢。当然かつて自分を殺した黎斗と揉めそうになりますが、自分の遺したリプログラミング技術で永夢が始末をつけてくれたのでおあいこ、黎斗を許したわけではなく黎斗を許した永夢の判断を信じているだけ、と彼らしい手打ちの仕方をするのがこれまたかっこいいですね。対する黎斗も全く悪びれることなく「許しを請うつもりはない」と笑いながら返すのがこちらもぶれるところがなくいいやりとりです。一方、初の敗北を喫した正宗は小姫を人質にとり、タドルレガシーのガシャットを使いこなし永夢を殺すよう脅迫。一回やられただけでずいぶん余裕が失せましたが、このぶんだとクロノスとの決着もそう遠くはなさそうです。しかしそれを果たしてもパラドやグラファイトとの決着もつけねばなりませんし、いまだその全貌を見せないゲムデウスも控えているので、まだまだ先は長そうですね。

今週の宇宙戦隊キュウレンジャー 第19回感想

| 18:17

 ギャバンデカレンジャーとのコラボ回から、ゴルフによる一回休みを経て、いよいよアルゴ船復活のための最後のカギであるリュウコツキュータマの探索に乗り出す回。冒頭、ドン・アルマゲの指令により無数のモライマーズが地球に向かっているのが描かれていましたが、プラネジウムの採取よりも一刻も早く地球を消滅させるのが目的のように見えましたね。果たして、地球の何がドン・アルマゲをあそこまで焦らせているんでしょうか。また、前回別の宇宙でやられたのでまさかこれで出番終了か?と思われたマーダッコも無事(?)復活。万一の場合に備えて、出発前にスコルピオに体の一部を渡していたんでしょうか。今度の人格は宝塚の男役風。本当に見ていて飽きない人ですね。

 物語自体は、人質をとられた結果スコルピオにリュウコツキュータマを奪われてしまうというありがちな流れて特段の感想はないのですが(タイヨウシシレッドの光がバランスだけでなくナーガまでノリノリにしたのは笑いましたが)、むしろラスト、残る二つのキュータマを持ってスコルピオに一騎討ちを挑むスティンガーが本番ですね。もっと引っ張るかと思いましたが、この兄弟の決着もいよいよ着くということなんでしょうか。

2017-06-11

今週の仮面ライダーエグゼイド 第34話感想

| 18:18

 前回衝撃の復活を果たした仮面ライダーレーザーターボ。果たしてその正体は・・・というところでは引っ張らず、早々にしてやはりというかなんというかその正体は貴利矢だったということを明らかにしたうえで、永夢との対峙を描いた話。かつてとは別人となったかのように、プレイヤーとバグスターの命の管理者を豪語する正宗に従順に従う貴利矢。正宗にそうプログラムされたのでは、という永夢たちの読みもむなしく、リプログラミング攻撃を受けてもその人格には変化はなし。どうやら洗脳とかで操られているわけではなく、正宗が言うように本心で協力しているのでしょうけれど、そもそもその本心を巧みに偽り、他人を「乗せる」ことに長けているのが九条貴利矢という男ですから、果たして彼の意図がどこにあるのか、全く読めないのは復活してからも変わりはないですね。そして、彼が永夢に耳打ちし、直後に貴利矢に殴りかかるほど彼を激高させた言葉とは、一体何だったのか。「知らないほうがいい」と永夢は語りますが、否が応にも気になります。

 復活した貴利矢と永夢のやり取りが物語の大半を占める回でしたが、自分がやってきたことを棚に上げて共闘を持ちかけてくる身勝手なパラドに対して、人間の命を奪って生まれたからこそ人類の味方として永夢たちとともに戦うという意志を毅然として真っ向からパラドにぶつけたポッピーも印象に残りました。今回はニコもナイスアシストを見せていましたし、ポッピーにも戦闘での見せ場を増やしてほしいのですが・・・。

今週の宇宙戦隊キュウレンジャー 第18回感想

| 17:58

 のっけからマーダッコにラシンバンキュータマを盗まれた!というところから始まった今回のお話。そんな大切なものを簡単に盗まれるなよと思いますが、なにしろキュウレンジャーは司令以下大半のメンバーがそのへんの注意力が抜けてそうな面子ばかりなので、唐突なこの始まり方もさもありなん。それはともかくとして、追跡劇の結果マーダッコもラッキーたちもともにブラックホールに吸い込まれ、たどり着いた先は別の宇宙だった・・・。

 というわけで、来週からの「スペース・スクワッド」公開を記念して、宇宙刑事ギャバンデカレンジャーとのコラボ回。ジャークマターがああもすんなりと全宇宙のほとんどを制圧できたのが今まで不思議で仕方ありませんでしたが、今回の話でキュウレンジャーがいる宇宙は歴代スーパー戦隊メタルヒーロー(おそらくは仮面ライダーも)がいる宇宙とは別の宇宙だということが判明し、ようやくその謎が解けました。まぁ、仮面ライダーウルトラマンの中には次元の壁を超えて世界を行き来できる奴らもいますので、ジャークマターも胡坐をかいてはいられないでしょうけれど。しかしマーダッコにころりと騙されたりドルギランを乗り逃げされたり、撃ってあんなに迂闊な奴でしたっけ? 今回のうっかりぶりが烈に知れたらこっぴどく叱られそうな気がします。シシレッド&デカレッドのレッドコンビ、ギャバン&ヘビツカイシルバーのシルバーコンビ、電子星獣ドルとリュウボイジャーダブルドラゴンメカコンビと、こちらが見たい画をすべて見せてくれただけでなく、ガルの肉親に間違えられるボス(とボスのノリツッコミ)、デカウィングキャノンを撃つリュウテイオーといった思わぬネタまで用意してくれたのには頭が下がります。特に以前「ロジャーは論外」と言ったショウ司令に対するお返しとばかりに「オッキューは論外」とボスに言わせたのには笑いました。実に濃密なコラボ回でした。本当に、エグゼイドとのコラボ回はなんだったのか・・・。

 それにしても、ギャバンに対抗して特に意味もなくリュウボイジャーの頭に乗ったラッキーに「あれ乗る意味あるのか?」と冷静に突っ込んだバンに、10年の歳月を感じました。10年前のバンだったら「俺も乗りてぇ!」とか言って一緒にリュウボイジャーの頭に飛び移っていたでしょうに。まぁ彼も今やファイヤースクワッドの隊長ですから、あの頃より落ち着きを手に入れているのは当然ではあるんですが。