Hatena::ブログ(Diary)

BLACK DODO DOWN

2019-01-21

今週の快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第48話感想

| 00:07

 圭一郎たちを助けるために自らその身を差し出したノエル。彼を救うために作戦を立てようとする圭一郎たちだったが、そこへ電波ジャックをしたゴーシュがノエルの公開処刑を行うと宣言。パトレンジャーは、そしてルパンレンジャーは、罠と知りつつあえてその場に向かう・・・。

 今回の白眉はなんといってもノエルを救うために素顔をさらす覚悟をした快盗たちですね。咲也の辛さが見ていていたたまれないですが、表情や声には辛さを出さない圭一郎もまた、見ていていたたまれないものがありますね。これでもう快盗の3人の正体は世間に知れ渡ってしまいましたが、よくよく考えると、世間的にはともかく公的には彼らはそもそも何の罪に問われるんですかね。泥棒といっても盗む相手はギャングラーだけですし。ヤクザマフィアの事務所を襲って金品を強奪したら罪に問われるでしょうけど、ギャングラーは人間じゃありませんから、人間相手の強盗の罪と同じように問えるのか。まぁ民間人が銃をぶっぱなしたり巨大ロボを乗り回したりしているだけでもいろんな罪に問われそうですけど、それを言ったら他の戦隊だって罪に問わなきゃならなくなりますし・・・。

 一方、急にイキイキし始めたのがボス。快盗の素顔を知ったところで彼にメリットなんか何もないのですから、あれは完全に悪趣味な嫌がらせですね。最近いろいろあって吹っ切れたんでしょうけれど、あのギラギラした残虐性こそがボスの本性なんでしょう。そんなボスの姿を見てこちらもご満悦のザミーゴですが、地位に興味があるわけでもないのに彼が組織に属しているのは、そんなギラギラしていた頃のボスに憧れていたのかもしれませんね。

今週の仮面ライダージオウ 第19話感想

| 23:28

 人間を襲うアナザーライダーが出現。現場に駆けつけたソウゴとゲイツが変身して立ち向かうが、そこにもう一人の青年が現れて仮面ライダーに変身し割って入る。彼の名は仮面ライダークイズ。2040年の未来からやってきた仮面ライダーである・・・。

 シノビに続き未来の仮面ライダー、クイズ登場。いや、いくら平成ライダー以降の仮面ライダー自由でもクイズはないだろクイズは・・・と思うのですが。強化フォームとか最強フォームとかがどんなになるのか想像がつきませんし。戦闘シーンもシノビは普通にかっこよかったですけど、いちいち相手に○か×か聞くだけじゃなあ・・・。

 オリジナルのライダーとアナザーライダーが同時に存在しているという奇妙な状況ですが、どうしてそんな状況が成立しているのかについては特に説明がありませんでしたね。未来のライダーは現時点では誕生していないため、それが未来からやってきた場合はアナザーライダーの影響は受けないということなんでしょうか。また、クイズがアナザークイズを倒すことはできるのでしょうか。もしそれが可能なら、白ウォズがゲイツに求めるようにクイズの力を奪う必要も、黒ウォズがソウゴに求めるようにクイズを歴史から消す必要もなさそうに思えるのですが。

2019-01-15

今週の快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第47話感想

| 23:03

 ジュレの3人が快盗だと圭一郎たちが確信する中、ただ一人初美花の無実を信じたい咲也は、その証拠を探すために自ら捜査を買って出て、初美花をデートに誘うが・・・。

 咲也のデートの誘いに応じる初美花。最初の頃に比べると、この二人の距離もずいぶんと縮まりましたね。それだけに、彼女の無実を信じたい咲也と、その信頼を裏切っていることに後ろめたさを覚える初美花の姿が見ていて辛い。特に咲也の「まっすぐ家に帰って」という言葉がつらかったです。

 そんな状況に追い打ちをかけるように、二つの戦隊にそれぞれ危機が。快盗の前にはゴーシュによって金庫を増設されたザミーゴが出現。体を液状化させて攻撃を素通りさせてしまうというバイオライダーばりの厄介な能力を手に入れ、ルパンレンジャーを大苦戦させた挙句自ら退散。デストラのときとはまた違った意味で鬼に金棒ですが、それ以上にここへきて快盗たちが焦りを募らせているのが危ないですね。

 そして警察の前にはゴーシュが出現。第3のコレクションまで用意していたゴーシュの攻撃に変身解除に追い込まれるパトレンジャー。そのときノエルが自分が人間でないことを圭一郎たちに打ち明け、自らゴーシュに連れ去れらることを選択。ノエルはゴーシュによってボスの前に突き出されることに。両戦隊ともにいよいよ最大の危機がやってきた感じがしますが、目をかけていた部下は自分の椅子に興味を示さず、ひいきにしていた女は自分の贈り物を別の男にあっさり渡してしまうという屈辱を受けるボスには、ドン・コルレオーネのような哀愁が漂っていますね。

今週の仮面ライダージオウ 第18話感想

| 22:19

 ゲイツが救世主となりオーマジオウを倒した未来からやってきたというもう一人のウォズ。状況を整理するソウゴたちでしたが、ソウゴが真っ先に提案したのは、二人のウォズの区別をつけるための呼び名。まぁややこしいのは事実ですが、言い出しっぺのソウゴが決めた呼び名は、元からいた方のウォズを黒ウォズ、新しく来た方のウォズを白ウォズという安直極まりないもの。「私はヤギではない」と抗議するウォズですが、結局その名前でいくことに。

 アナザーライダーを倒すためにはそのライダーに対応したライドウォッチが必要ですが、未来のライダーであるシノビは2019年には当然存在していない。ゲイツツクヨミ2022年まで取りに行こうとするものの、2つの未来の間で時間軸が揺れ動いているため2022年の世界にたどり着けないという結果に。こうなると謎なのは、スウォルツはどうやってその2022年に行ってすんなりとアナザーシノビのライドウォッチを手に入れてきたのか、ということですね。前々から思ってはいましたが、仲間であるウールやオーラにも隠している秘密がスウォルツにはあるのかもしれません。

 夢で出会った蓮太郎の正義感から、彼が未来の仮面ライダーになれる人間だと信じるソウゴは、それが白ウォズの目論見通りの結果だと知りながらも、アナザーシノビと戦いながら未来の仮面ライダーになる自分を信じろと必死の説得。それが通じて蓮太郎はアナザーシノビとなることを拒否したものの、これによって彼が仮面ライダーシノビになるという未来が成立し、白ウォズはシノビライドウォッチを入手。前回の描写と合わせると、白ウォズのあの本は未来を自由に書き換えられるほど万能ではなく、そうなるとある程度の確度で決定した未来の出来事を任意のタイミングで発生させることができる、というのが正しいのかもしれませんね。

2019-01-07

今週の快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第46話感想

| 00:05

 初詣に訪れた快盗たちとノエルだったが、そこに現れた改造ポーダマンによって、お題をクリアしなければ脱出できないゲーム空間に閉じ込められてしまう。一方、国際警察では圭一郎が、「快盗の正体はジュレの3人」という自分がたどり着いた結論を語り始めていた・・・。

 快盗側は女装を含めたバカバカしいギャグ、警察側はシリアスな捜査会議と、全く違う二つのドラマを描きながらフィナーレへの突入前の最後の総集編を行うという高度な回。快盗側は無駄に美しい女装姿もさることながら、度重なるエアロビいじりをとうとう殺意のオーラを放ちながら阻止するようになった透真に笑いました。魁利が躍り出そうとしたとき、後ろで初美花とノエルも踊り出していたのも笑えますね。それにしてもあの改造ポーダマン、作ったのはゴーシュなんでしょうけどあんな奴作って何をやりたかったのやら。圭一郎の記憶喪失の時といい、彼女の実験は時々目的がわからないときがありますね。一方、大量失踪事件の被害者がジュレの3人の関係者だったことから始まり、これまで快盗が出してきた小さなボロを回想から拾い集めながら確信を深めていく警察。以前頬ずりしたのが子供になっていた魁利とわかって沸騰して倒れるつかさはギャグでしたが、こっちは基本シリアスでしたね。それでもジュレの3人の無実を主張する咲也は、さすがに私情が入りすぎているように思えますが、果たして次回、彼はどう動くのか・・・。

 一方、ギャングラーの世界ではボスがザミーゴを呼び出して自分の後を継ぐ気はないかと改めて問いただしていましたが、それに対してザミーゴはその気はないと言うばかりか、「今時組織を背負うなんてのはバカのやること」と、単純に失礼なことを抜かす始末。デストラが生きてたらブチギレて殺しにかかったでしょう。というか、こんな奴なのになんで組織に所属してるんでしょうか。そんなザミーゴは、ゴーシュと組んで何やら始める様子。ヤバい奴同士がつるむとなっては、いよいよここから先は笑いなしの覚悟のいる展開が待ち受けていそうですね。

今週の仮面ライダージオウ 第17回感想

| 23:31

 初夢の中で見た2022年の世界で、仮面ライダーシノビという未知の仮面ライダーと出会ったソウゴ。一方、2019年の世界には、未来からタイムマジーンがやってきた。そこから降り立った男の正体は・・・。

 新年早々、いきなり大きく物語が動き出す急展開。まずは、仮面ライダーシノビの想像以上のかっこよさに驚きました。3年後のライダーが本当にシノビだったとしても普通に信じてしまいそうなレベルですね。変身する人が人だけに、必殺技はニンニンジャーっぽかったですけど。

 そして、突如現れ暗躍を開始するもう一人のウォズ。ついこの間まで物語の主導権を握っているかのようにふるまっていたウォズが、予期せぬもう一人の自分の登場に激しく動揺しているのは見ていて面白いですね。しかも、彼がやってきたのはオーマの日にゲイツがオーマジオウを倒し、救世主ゲイツリバイブになったもう一つの未来から来たと言うから驚きです。こうなってくるともうこの先の展開を読むのは至難の業ですね。一方、肝心の仮面ライダーウォズなんですが、強いのは十分にわかるのですが、その前から見せていたノートに書きこんだ未来を現実にする能力がチートすぎて、変身する前の方が強いんじゃないかと思っちゃうんですよね・・・。

2018-12-26

今週の快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第45話感想

| 01:15

 悟の一件がきっかけで、ギャングラーがさらった人間を元にして「化けの皮」を作っているというおぞましい事実にたどり着き、さらに捜査を進める圭一郎たち。一方咲也は幼稚園のクリスマスパーティーに招かれ、チキン料理を用意していくことを子供たちに約束するが、そこへクリスマスにチキンではなくシャケを食べることを強要するギャングラー怪人サモーンが現れ・・・。

 なぜか飛んでくるキツツキの記憶もまだ新しいというのに、再びやってきた大和屋暁氏脚本のイカレたギャグ回。いつもいつも思いますが、「クリスマスにはシャケを食え!」なんて発想はどこから出てくるんですかね。とても浦沢義雄氏の弟子だからという理由だけでは説明がつきません。サモーンの声を演じるのは、スーパー戦隊でおかしな怪人の声を演じさせたら右に出る者はいない津久井教生氏。例の寿司屋のポーズとともに「シャケざんまい!」とキメたり、去っていったからだいじょぶだろうと思ってこっそりチキンを店頭に戻したらまたやってきたり、「今日のラッキーシャケ」と称して氷頭なますなんていうマイナーなシャケ料理を紹介したり、とどまることを知らない暴力的なシャケ推しの嵐に完全に腹筋をやられました。しかしまあ、チキンを売ってる店の経済的損失を除けば、ここまで害のないギャングラーも初めてですね。シャケの切り身50円は破格の安さですし。クリスマス以外の時期に出てくれば主婦の人気者になれたでしょう。それにしても、何かの間違いでこいつが人間界を掌握してしまったら、ボスはどうするつもりだったんでしょうか。ギャングラーがただのシャケの販売促進のための組織になってしまうとしか思えません。サモーンのインパクトに押されがちですが、クリスマスにはチキンでなければ絶対にダメという鋼鉄のように硬い謎の強さの意思を見せる咲也、おそらくは国際警察の備品ということになっているであろうエックストレインを使ってケーキとチキンを買うだけのために一日に二度もパリと日本を往復するノエルも、こっちはこっちでいろいろおかしいですね。最終的には「やっぱりクリスマスにはチキンだけど、それはそれとしてシャケも美味い」というかたちに持っていったのもよかったです。

 これだけで終わればただのギャグ回ですが、ギャグと見せかけて大きなシリアスをぶち込んでくるのがこの番組の怖いところ。化けの皮の材料を集めるために行われたと思われる2年前の大量失踪事件を調べていた圭一郎は、被害者の中に魁利の兄がいたことをきっかけに、ジュレの3人全員が大量失踪事件の失踪者の関係者であることに気づき・・・まさか、化けの皮がもとでいよいよごまかし切れそうもない尻尾をつかまれることになるとは思いませんでした。見る者すべてが怖れ、一方で楽しみにしていた時が、いよいよ訪れることになりそうです。

今週の仮面ライダージオウ 第16回感想

| 00:39

 圧倒的な力でジオウの攻撃を全て退けて見せたオーマジオウ。「そのベルトを捨てればよい」とソウゴに持ちかけ、元の時代へ戻るように促すオーマジオウに従うしかなく、ソウゴとツクヨミ2018年に戻るが、そこではゲイツ危機に陥っていた。ゲイツを救うため、ソウゴはゲイツにベルトを破壊するよう頼みベルトを投げつけるが・・・。

 結果から言えば、やはりソウゴもまたこれまでの仮面ライダー同様、仮面ライダーをやめることはできませんでしたね。しかしやっぱり、今のソウゴがどういう道のりをたどってオーマジオウになるかは全く結びつかず、相変わらず「ソウゴ=オーマジオウ」というのは信じがたいです。タイムジャッカーも「邪魔者は徹底的に叩き潰さねば」とあくまでソウゴを殺そうとした結果、再び彼が王様になろうとするきっかけを与えてしまうとは、とんだ藪蛇でしたね。新しい王を擁立する格好のチャンスだったのですから、いつも通りアナザーライダーを生み出せばよかったのに。しかしジクウドライバー、ゲイツのものと共用できるだけでなく、ウォズがあっさり代わりのベルトを持ってきたりするし、もしかして大量生産でもされているんでしょうか。そのウォズも、いつもの「祝え!」をやるためにどこからか脚立を持ってきたのには笑いました。そして、散々かき乱すだけかき乱してやっぱり勝手に帰っていった士。あんまりにもあっさりしすぎた退場なので、終盤あたりになってからまたやってきそうな予感がしますね。

2018-12-25

SSSS.GRIDMAN 第12話感想

| 01:07

 ルーブと同じく、こちらもついに最終回。いろいろと謎を残したまま最終回に突入しましたが・・・。

 まず、アレクシス。彼がどこからやってきたのかは最後までわかりませんでしたが、カーンデジファーと同じくハイパーワールドの犯罪者であることは間違いないでしょうね。ただ、アカネを利用した目的については、要は不死身であるがゆえにどうしようもない虚無感を抱えていて、それを埋めるためにアカネの激しい情動を利用しようとしていたという、思いっきり個人的な理由だったのが、昔ながらの世界征服を企んでいたカーンデジファーとは対照的に、いかにも今時の悪役でしたね。ゲキレンジャーのロンといい、不死身から来る退屈を持てあましてる奴は、どうしてそれを紛らわすために他人を巻き込む迷惑な奴らばかりなのか。一人でガンプラでも作ってればいいのに。まぁとにかく、街やそこに住む住民には全く興味を見せなかったこと、アカネの抱える激情の表象である怪獣にこだわっていた理由は、これで納得できました。

 アカネを取り込んだアレクシスが巨大化し、いよいよグリッドマン同盟も全員が集結して最終決戦へ。最初は内海が勝手に盛り上がって六花が乗り気じゃなかったのが、自分には何もできないと意気消沈していた内海に六花が発破をかけるという逆の構図になっていたのがよかったですね。そして、裕太と新世紀中学生、アンチの腕に現れるアクセプター。デザインが特撮版のものだ!と思う間もなく、特撮版の姿で変身するグリッドマン、そして流れる「夢のヒーロー」! いやぁ、いつか来るとは思ってましたが、やっぱり想像以上に最高のかたちで出してきましたね。アクセスコードを入力する画面で、この番組のタイトル「SSSS」が「Special Signature to Save a Soul GRIDMAN」であることがわかりましたが、「魂を救うための特別な名前」というのは、やはりグリッドマンは人の心を救うヒーローなんだなあという、素晴らしい言葉ですね。

 特撮版さながらのコンピューターワールドの光景となった街を舞台に、ついに始まるグリッドマンとアレクシスの決戦。スパークビーム、ネオ超電導キック、グリッドライトセイバーと、懐かしい技を次々に繰り出すグリッドマンですが、アレクシスはそれを喰らってもことごとく再生。逆にグリッドマンを窮地に追い込み、他の世界への逃亡を図ろうとするアレクシスに対し、グリッドマンが思い出した「倒すための力でない本当の力」。そこで繰り出されたのが、なんと特撮版では怪獣を倒した後に被害を受けたコンピューターワールドを修復するために使っていたフィクサービーム。後から特撮版の設定を見たら、コンピューターワールドの修復だけでなく本当に人の心を浄化する力があるとなっていて驚きました。今回に関して言えば、街がアカネの心を具現化したものならば、それを直すことはアカネの心を直すことにもなるという理屈もあるのでしょうね。逆にアレクシスにとっては、不死身だったのにアカネを取り込んでしまったばかりに命取りになる弱点を自ら作ってしまったという皮肉な結果。また、フィクサービームだけでなんとかなるのではなく、最終的には裕太たちの言葉によって、自分の中にこもっていたアカネに自ら出てきてもらうというかたちにしたのもよかったですね。そして、実にトリガー作品らしい拳のぶつけあいを制し、ついにアレクシスに勝利するグリッドマン。敵を倒すことではなく、心を救うことによって勝利する。実にグリッドマンらしい勝利でした。

 戦いが終わり、別れを前に並んで語り合うアカネと六花。ようやく六花が渡せた定期入れを見て「どっか行っちゃえってこと?」と解釈しちゃうのは、ほんとそういうところだぞアカネと思いましたが。「私はアカネと一緒にいたい。どうかこの願いがずっと叶いませんように」と、最後の願いを告げる六花。大好きな友達だからこそ、こんな都合のよい世界に引きこもらないで、自分の世界で前を向いて生きていってほしい。切ない願いですね。

 そして、裕太たちとグリッドマンにも別れの時が。裕太の六花に対する恋心を勝手に明かしてしまうグリッドマンは、最後の最後まで天然ですね。別れの時にグリッドマンが言った「私は本当に信頼できる友達を持つことの大切さを改めて思い知った」の「改めて」に、特撮版を見ていた人間としては感慨深いものがありました。

 こうして神様もヒーローも去ったコンピューターワールドの街は、これまでと同じような日常へと戻ることに。フィクサービームの描写から察するに、もう街の外どころか地球全体が存在する状態になったのでしょうね。裕太にグリッドマンが宿った理由について考える六花と内海ですが、六花の考える理由は、「裕太がアカネではなく六花に好意を持ったから」。それはアカネが作った世界では小さなバグのようなものだったのでしょうが、それがきっかけで最終的にはアカネを救うことになったとは。そして、アレクシスに刺されて瀕死だったアンチは、二代目アノシラスに助けられていた。アンチの片目が青くなっていましたが、怪獣であると同時に人間にもなったということなんでしょうか。再びあの世界に危機が訪れたとしても、グリッドナイトがいるのならまずは一安心ですね。

 そしてラスト。眠りから覚め、ベッドから起き上がる一人の少女の姿が実写で描かれる。少女の正体は言わずもがなですが、この物語が「アニメ版のグリッドマン」というよりは、グリッドマンと少年少女の物語をたまたまアニメという特撮版とは別のかたちで描いたものだったんだということを感じさせる、アニメと実写の境界を超える意表を突いた素晴らしいラストでした。目覚めた彼女がこれから生きる世界は、自分でそうなるように作ったような、誰もが自分を好きでいてくれる優しい世界ではない。一度は逃げ出したぐらい彼女にとっては辛い世界でしょうけれど、願わくば、彼女を救い送り出してくれた友達の言葉を胸に、前を向いて強く生きていってほしいですね。

 いやあ、本当に素晴らしい作品でした。特撮版の設定を踏襲しながらも時代に合わせた独自の要素を加え、先の展開の予想を許さない物語。思いがけないかたちとタイミングで特撮版のファンの意表を突いてくる特撮版の要素。見る者の心の中の少年の部分のツボをこれでもかとばかりに押してくる燃えるバトルとメカの大盤振る舞い。単なる特撮ヒーロー番組のアニメリバイバルの枠をぶっちぎって昇華した全ての要素が想像以上でした。なにより、この作品によってウルトラマンに比べて圧倒的にマイナーだったグリッドマン知名度が飛躍的に高まったことが、かつてウルトラマンティガの放送開始以前の特撮ヒーロー番組冬の時代に現れたこのヒーローの雄姿をTVで見ていた人間としては、喜ばしい限りです。また20年先になってもいいから、特撮でもアニメでも問わないので、いつか再びグリッドマンが帰ってくることを早くも願っております。そしていつかは、ウルトラマンとの共演もぜひ見てみたいものですね。

今週のウルトラマンR/B 第25話感想

| 23:40

 ついにやってきたルーゴサイトとの最終決戦。カツミとイサミはミオによって強制的に変身解除させられてしまうが、二人は自らの身を犠牲にルーゴサイトを異次元に封印しようとするミオを説き伏せ、封印をも自ら破って再びウルトラマンへと変身する。そしてアサヒもまた、自身さえ忘れていた自らの正体を思い出し・・・。

 とうとう最終回まで引っ張ったアサヒの正体という謎。その正体は、カツミとイサミのもとへクリスタルとジャイロがやってきた時、同時に生まれたクリスタルだった・・・うーん、理屈は何となくわかるんですが、わかるようなわからないような真相でしたね。他のクリスタルとは違い彼女だけが人間の少女の姿をもって現れたのは、異次元から出られなかったミオの、カツミとイサミを近くで見守りたいという願いが作用してああなったということでしょうか。

 「家族」というテーマを打ち出して始まったルーブですが、家族という内向きの集団をメインにしたことで、世界観の広がりがあまり感じられずこじんまりとした作品になってしまったことは否めませんね。アサヒやウシオがもっと最初の頃にカツミとイサミがウルトラマンであることを知って積極的にサポートする展開になっていたら、また違っていたのかもしれませんけれど。基本的には前半は湊兄弟VS愛染、後半は湊兄弟VSサキという、個人間の対立が主軸となったことも、周りの世界を置いてけぼりにして狭い人間関係の中で物語が展開しているように感じられる一因だったと思います。まぁそれに関していえばオーブジードも似たようなもののはずなんですが、ルーブの場合はさらに狭苦しさが強く感じられるんですよね。めんどくさいウルトラマンオタクだった愛染、かつてはウルトラマンの妹だったサキと、ベリアルのような絶対悪ではないユニークが敵のキャラは面白かったのですが、絶対悪ではないがゆえに、ちゃんと話し合って相手と理解し合うように双方が努力すればもっとなんとかなったんじゃないか、というもどかしさを感じる結果にもなりましたね。

 残念ながら個人的にはジードのように傑作とは言い難い作品となりましたが、まだジードとの共演を描く劇場版が残っているので、そちらも最後まで楽しみにしたいと思います。そして、いつかオーブとの共演が実現することも願っております。

神ノ牙 -JINGA- 第11話

| 23:01

 予想通りというか何と言うか、バッドエンドへ向けて一直線に突っ走る弾丸列車みたいな展開。狼斬にしろ楓沙にしろ、「言わんこっちゃない」としか言いようのない詰めの甘い行動で取り返しのつかないことになってしまいましたね。そして再び現れるジンガ。相変わらずの言動なのに、今回ばかりはジンガの方が正論を言ってる感じになっていて妙なおかしさがありませんでしたね。いよいよジンガにとって代わられる予感しかしません。