BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ガンダムビルドファイターズトライ 第5話感想

 地区予選へ向けてそれぞれの準備を重ねるトライファイターズ。ガンプラ製作のスキルのないセカイの場合はビルドバーニングガンダムと自らの次元覇王流の動きを徹底的にシンクロさせるしかないというのはうなずけましたが、宇宙でのバトルを想定してプールで特訓をするとは。同じように操縦者の動きに機体の動きを同調させる操縦法をとるGガンのファイターたちは宇宙空間でも問題なく戦っていたので、こういう特訓をする必要に迫られるとは思いませんでした(まぁあの人たちはそもそもが人間離れした身体能力の人たちばかりでしたから)。

 ついに迎えたガンプラバトル選手権西東京地区予選。前作では地区予選の戦いはちょっとしか描かずにあっという間に世界大会にまで進んでいましたが、今回は地区予選でも尺をとるようですね。バイアランカスタムの登場には興奮しましたが、トリントン基地を襲撃したジオン残党軍を一機で壊滅させたガンダムUCでの大活躍とは異なり、今回は残念ながら撃破される役回り。そして、おそらくアニメで描かれたのは初であろう、「新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT」のガンダムジェミナス01! 私の場合初めて見たのはコミックボンボンではなくGジェネですが、好きな機体だけにろくに動くところも描かれずにあっという間に水中に引き込まれて倒されてしまったのは何とも残念です。いつかガンダムグリープが「俺が決めるぜ!」とばかりにPXモードで動き回るのを希望。それにしても水泳部、本当に水中用MSだけで勝負してるのか。ユウマの言うとおりバトルフィールドが宇宙だったらどうするんだ・・・。

 そして、トライファイターズの公式戦デビュー。相手チームは00のGN-Xが3機、なんとも特徴がないな・・・と思ったら、カラーリングがまさかのグランゾート。アビゴルバインとか勇者カラーのサイコガンダムとか、ちょくちょくサンライズセルフパロディを混ぜてくるんですよね、この番組。BWSを搭載してパワーアップしたユウマのライトニングガンダム、フミナが新たに作ったウイニングガンダムの活躍も目を引きましたが、やはり完璧にビルドバーニングガンダムとのシンクロを果たしたセカイのでたらめな強さが突出してますね。コロニーの残骸をぶち抜くなんて芸当ができるガンダムはそうはいませんし、しかも拳でそれをやってのけるなんて、ゴッドガンダムでもできるかどうか。あんなものを喰らったら相手のガンプラはおそらく粉々・・・合掌。

 そんな初勝利に沸くトライファイターズの様子を客席から見つめるユウキ会長こと3代目メイジン・カワグチ、そして、フミナの憧れの人物である謎の女性。本来戦闘用ではないスターゲイザーで無双を繰り広げていたあたりすさまじい腕前のようですが、果たして彼女は何者なのか・・・。