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BLACK DODO DOWN

2017-03-20

今週の仮面ライダーエグゼイド 第23話感想

| 00:51

 黎斗による幻夢コーポレーション占拠という事態を受け、永夢たちには衛生省からこの事態を解決できなければCR解散仮面ライダーとしての資格もはく奪されるという宣告が下される。黎斗の暴走を止めるため、永夢たちは決戦へと臨む。

 というわけで、ついに社長との正真正銘の決戦が描かれた回。カギを握っていたのは貴利矢の残したシステム、そしていわばすべてのバグスターの生みの親である最初のゲーム病患者、永夢の能力。この二つが合わさってついに誕生する、エグゼイドレベル99。初めて写真でその姿を見た時は「さすがにこれは・・・」と思いましたが、動いてみるとそれなりに見えてしまうのがいつもながら不思議なところですね。

 一度目の戦いでは不死身の能力を消去され、二度目の戦いでは変身の能力まで奪われる黎斗。そして最後には、パラドによって大量のウィルスを浴びせられ、絶望の叫びをあげながら消えていく・・・。ここまで無惨な最期を遂げるライダーは、平成二期はおろか一期の初期シリーズですら珍しいですね。邪魔者として殺した貴利矢。嫉妬の果てにその人生を大きく捻じ曲げた永夢。野望の実現のための駒としか見ていなかったパラド。さんざん利用し、ふみにじってきたこの3人によって、これ以上ないほどの完膚なきまでの敗北を刻み込まれたという事実が、その無惨さを強調していました。同時に、あくまで医師としての自分を貫く永夢に対して、あくまでゲームのキャラとして、ゲームの世界の論理を現実の世界の人間に対して強いてくるパラドの恐ろしさも描かれていましたね。一方で、永夢の持つ力がカギとなることを信じて体を張って彼を守り、黎斗を救えなかったことを後悔する永夢に「救えなかった命にどう向き合うかも医師としての務め」という言葉をかける飛彩は、すっかり頼れる先輩ですね。初めて「研修医」ではなく「永夢」と名を呼ぶシーンも熱かったです。

 黎斗の死によって、「第一部 完」と言っても過言ではないぐらいの物語の節目がついたと言えるでしょう。自ら黎斗を始末したからには、パラドには自力で「仮面ライダークロニクル」を完成させる目算があるということでしょうね。ここから先の物語、ますますもって予測がつきません。

今週の宇宙戦隊キュウレンジャー 第6回感想

| 00:22

 前回ようやく9人のメンバーが揃い、地球を舞台としてジャークマターとの本格的な戦いを開始したキュウレンジャー。そういうわけで「リーダーを決めよう」とハミィが言いだしたのが今回のことの発端ですが、スーパー戦隊においてはリーダーというのは自然と決まっているかあるいは存在しないかのどちらかで、こういう風に後付けで決めようとするとロクなことにならないのがいつものパターンですね。ハミィの提案に対してショウ司令は「次の出撃で一番活躍した者をリーダーとする」と提案するのですが、結局いつものくじ引きで出撃メンバーを決めているので、全然公平にチャンスを与えていないんじゃ・・・。

 リーダーの座がかかっているとあって特にハミィとガルが気合入りまくりでダイカーン・デンベルに挑みますが、部下や住民を使った統制の取れた攻撃の前に撤退を余儀なくされることに。これに対抗するため、司令はダンス特訓をキュウレンジャーに課すのですが・・・。人一倍努力を重ねてきただけに、運がいいだけのラッキーを認められなかったハミィ。そんな彼女に、一人ダンスの練習に打ち込むラッキーの姿を見せ、ラッキーは運に頼っているのではなく、努力を重ねることによって自ら運を引き寄せていることをハミィに諭す司令。今までちゃらんぽらんなことしか言ってこなかった司令ですが、ようやく司令らしいことを言いましたね。

 ラッキーに対する考えを改めたハミィは他のメンバーとともにダンス特訓を再開し、その甲斐もあってデンベルを撃破。結局リーダーの件は、ラッキーの提案によってキュウレンジャーにリーダーはいらないという結論に。まぁ一応司令もいますし、そもそもこれだけ個性派ぞろいのメンバーを無理に統率しようとするのは現実的ではないので、それでいいのでしょうね。それにしても今回は、声だけ聞くとキンタロスにしか見えないペガさんの登場もあったのですが、果たして必要だったんでしょうか。

絶狼 -DRAGON BLOOD- 第11話感想

| 00:03

 竜が邪気を十分に吸収したのを見計らい、竜とともに姿を消すエデル。追跡しようとする零と烈花になおもついていこうとするアリス。彼女に同行を断念させるため、零にキスをして男女の関係であることを偽る烈花でしたが、彼女がこんな芸当までできるようになっていたとは驚きました。

 エデルを追い、成長した竜が目覚めの時を待つ廃工場へとたどり着く零と烈花。阻止しようとする奮戦もむなしく、ついに巨大な竜が覚醒。だが竜は零と烈花だけでなく、子どもと信じていたエデルにまで食らいつく。それを止めたのは、アリスだった・・・というところで終わり。これはやはり、鳥のヒナと同じく竜もまた刷り込みによって親を認識する生き物だった、ということでしょうか。赤ん坊の時にホラーへの生贄にされ、竜に救われ成長するも人間に裏切られ妻である竜を殺され、その挙句自分の子供と信じていた竜にガッツリ噛まれることになるとは、エデルはどこまで不幸なんでしょうか。これじゃあアリス、ヒロインどころかラスボスじゃないですか。

劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします! 感想

| 23:47

 劇場版ウルトラマンオーブ、公開から一週間遅れで見てまいりました。例によってネタバレを含みますので、未見の方はご注意を。

 ハワイ諸島の某島にて繰り広げられる、オーブオリジンとギャラクトロンの戦いから映画はスタート。相変わらず強いギャラクトロンの前にオーブがピンチになったところで、突如ゼロが救援に現れたことで形勢は逆転。戦闘中、ギャラクトロンは物を宝石に変えてしまう光線を使っており、同じような力を持つ怪獣が次元を超えて何者かに送り込まれていることをオーブに伝え、再び捜査のため去っていくゼロ。一方日本では、SSPのメンバーのところにエクスデバイザーとともにウルトラマンエックスが訪れ、行方不明となった大地を捜すのを手伝ってほしいと依頼してくるのだが・・・。

 地球全体を宝石にしてしまおうとする宇宙の魔女ムルナウの陰謀に、再会したガイSSPのメンバーが大地やエックスも加えて挑む物語・・・なんですが、どうにも力の入れ所を間違えてないか?と首をかしげたくなるような、妙なところで面白い映画ですね。理由の一つはご存じ、ジャグラー。今回はムスナウの潜む洋館を訪れたガイの前に、彼女の執事として登場。TV最終回ではナオミを救い、マガタノオロチを倒すため自らを犠牲にしてガイにチャンスを作ってあげたのはご存じのとおりですが、本編でそれまでにやってきたことがやってきたことだけに、再会したガイやナオミには全く信用されていないのが笑えます(まぁ今回ガイたちに手を貸したのも、ルナムウが手に入れていたダークリングを取り戻すのが目的だったのですが)。首尾よくダークリングを取り戻した後、ゼッパンドンに変身し怪獣軍団に苦戦するオーブを「お前を倒すのはこの俺だ」というベタなセリフとともに助けに入るのですが、このときに「ゼットンさん、パンドンさん、闇の力お借りします!」と例のアレをやっていて「ああ、やりたかったんだな」と実にほほえましい気分になりました(そしてそのあとすぐやられる)。事件が解決した後、ジェッタとシンとともに銭湯につかるガイより先に風呂に入っていて「先に上がってるぜ」と言って出ていくのが最後の出番。本当に、生まれついてのエンターテイナーです。

 もう一つは、ムルナウの怪獣・宇宙人軍団の中でも異彩を放つガピヤ星人サデス。かつてオーブに倒され、ムルナウによって半機械化されてよみがえったという設定の宇宙人ですが、そんなことはどうでもよく、明らかに松岡修造がモデルとしか思えない無闇にポジティブなキャラが異常に印象に残ります。おまけにこいつを演じるのが山寺宏一さん。ビバリーヒルズコップの頃あたりのエディ・マーフィーの吹き替えを彷彿とさせるやたらとテンションの高い演技で、こういうキャラを演じているのは久しぶりのように感じました。ジャグラーとサデスのキャラが強烈すぎて、ゲストキャラであるはずの大地の存在が霞んでしまっているのがなんだか気の毒でした。

 そして忘れてならないのは、ウルトラセブン、モロボシダンの登場。ガイ風来坊キャラは、セブン第一話で謎の風来坊として登場したダンが、もしもウルトラ警備隊に入らなかったら?というところから発生したものであるわけですが、今回の映画でついに新旧の風来坊の対面が実現。正直のところ、登場の仕方としては何の脈絡もないのですが、ピンチに陥ったオーブの前に突如現れ「ご覧のとおり、風来坊さ」というセブン第一話のセリフとともにセブンに変身するシーンは、そんなことがどうでもよくなるぐらいファン心理を突いていました。その後も夕暮れの街を舞台に、セブンらしい力強いファイトを展開。最近のやたらと派手なウルトラマンには負けていないぞといわんばかりの圧巻の実力を見せつけてくれました。

 という具合に、力の入れ所が妙なところや、笑いに走りすぎなところもありましたが、実にオーブらしい映画でした。映画の終わりには、「FIGHT GOES ON」の文字が。そう、4月からは「ウルトラファイトオーブ」が始まるのです。