水稲作況指数を発表

どうも鯉の子です。
さて農林水産省関東農政局は7日に、2011年産の水稲作況指数で、埼玉は『やや不良』の98だったと発表した。(平年比=100とした場合)全国平均の指数101『平年並み』を下回り、ほかの関東1都6県(100〜104)の中で最も低いと言う。埼玉県を東部地区西部地区(志木は西部地区)に分けた指数では県内屈指の高収穫を誇る東部が96、続いて西部が104と収穫指数が『西高東低』の結果となった。
こうした原因について農政局は「田植え期が比較的早い東部は5〜6月の日照不足や低温の影響などで、もみの数が少なかった」と分析した。昨年の県産米は酷暑に伴う高温障害により『彩の輝き』を中心に収穫量が激減、作況指数86の不作となったが、今年は低温が影を落とした形だ。東部に比べて田植え期が遅い西部や晩稲の『彩の輝き』の収穫量は良好だったという。
県内の作付面積は前年産並みの36,100haで、うち主食用は34,900ha。10r当たりの収量は485kgで不作だった10年産(426kg)に比べて増えたが、平年(493kg)より少ない形になった。
確かに今年の初夏は肌寒く、盛夏は異常に暑く、季節的には秋になっていたが気温は依然として残暑日を記録しており、さらに関東を直撃した平成23年台風第15号の猛烈な風雨や、その後の急激な低温など自然を相手とする農家にとっては大変痛い年度となった。また、福島第一原子力発電所事故による放射能汚染の危険性も襲った事も忘れてはならない。