出雲御国紀行11

どうも荒川鯉師です。
先日を持ちまして出雲大社とはおさらばとなります。そんな出雲御国紀行ですが、神社ばかりでは無く鉄道にも目を向けいますよ。
と言う訳で今回は一畑電車 日本最古電車 デハニ50形・52号車』を紹介致します。

一畑電車

客貨同時運送を考慮した荷物室付きの車両であり、今では殆ど見る事の出来ない貴重な車両です。また、製造当時には当たり前だった客室の手動扉も、全国にいくつか残る同時代の車両が全て自動扉に改造された中にあって、唯一製造当時のまま残されている点に於いても貴重な車両と呼ばれる由縁です。
この「デハニ50形」は1928年〜1929年に合計4両が製造され、現在は「52号」と「53号」の2両が現存しておりますが、老朽化の為共に2009年3月末をもって現役を引退いたしました。その後映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」撮影の為に2009年8月の1ヶ月間、再び営業線上を走行致しました。それ以降は、雲州平田駅の車庫内で保存しておりましたが、映画公開に併せ多くのお客様にご覧頂く為、ここ出雲大社前駅に展示するものです。

―主な特徴―
・デハニの意味・・・電動車(デ)、三等車(イロハのハ)、荷物車(ニ)
・半鋼製車体・・・今では製造不可能な木製の車体
・リベットによる鋼板接着・・・溶接技術に乏しかった時代を象徴する様に、リベットを多様した外板

―参考資料―
出雲大社前駅構内説明看板(一部改文をしております。ご了承下さい。)