ライブCDでDSETを使う

 うちの会社で使っているVMware vSphereのホストサーバーであるデルのPowerEdge R430の1台で先日トラブルがありまして、ハードウェアのエラーでESXiがパニック画面を出して停止しました。まあ夜間のことでvCenter Serverがマシンの停止を検知してvMotionで自動的に別のホストで仮想マシンは継続していたので実害はなかったんですが。
 で、LCDパネルにはエラーの内容が表示されていたのですが、デルのサポートで原因究明するのに役に立ったのがDell System E-Support Tool (DSET)でした。Windows用とLinux用があってESXi用もあるみたいなのですが、今回は急ぎでしたのでSupport Live Imageを使ったISOイメージからのブートで対応しました。
 ISOファイルをメディアに焼いたりせずにWindowsマシンからiDRACに接続して仮想イメージとしてファイルをそのままマウント。起動するとCentOS 7ベースのGUI画面となります。デスクトップ上にDSETのアイコンがあるのでダブルクリックで実行。作成されたログ等は/var/dataにZIPファイルとして保管されているので、これをコピーしてきて完了です。これもローカルのWindowsマシンのUSBメモリがマウントできるので簡単にできました。
 今回はSASのHBAの故障交換で完了となりました。サポートの依頼は例によってE-メールサポートを利用したんですが、以前の経験から返答があるのは明日以降なんだろうなぁと思っていたところ、2時間ぐらいで連絡がありました。前はワークステーションのPrecisionで今回はサーバーと窓口が違うのですが、そこまで差があるかとびっくりです。まあ、対応は早ければ早いほどいいので助かりました。