ヨドバシカメラに注文していたNECのWi-FiルーターAterm WG1900HPが届きまして、今までのWG1800HP2と交換してみました。筐体は前の鏡面からざらざらになり前面の着色もなくなり、冊子のマニュアルがないなどコスト削減されてますね。かなり安っぽい感じです。1万円の商品とは思えないぐらい。まあマニュアルも見た目もそんなに重要な点ではなく、中身で勝負なのでどちらでもOKですが。
早速、WG1900HPを有線LANに接続です。切り替えスイッチをブリッジモードにして、DHCPのクライアントが有効になっているので、割り当てられたIPアドレスでWeb接続。初期パスワードは筐体のラベルに印刷されています。そして無線LANの設定をして動作確認完了。
いろいろと変わった点もありましたのでメモしておきます。まずはWebページのインターフェイスが大幅に変わりました。そして装置のログインに使用する管理者パスワードの変更は、詳細な項目を表示しないとメニューが出てきません。上記ラベルに初期パスワードが印刷されており、恐らく、機械毎にランダムに決められているので、わざわざ変更する必要がなくなったと判断されたのでしょう。自分は逆に今までのパスワードじゃないと覚えられないので変更する派ですけど。
この機種からじゃないかもしれませんが、2.4GHzと5GHzのネットワーク名、SSIDが同じものを設定できるようになりました。暗号化モードやパスワードも共通化する必要があるみたいですけど、クライアント側でひとつのネットワークに接続できていれば2.4GHzか5GHzどちらでも気にせず接続できるのはありがたいです。人によっては必ず5GHzじゃないとということで従来のようにSSIDを分けた方が使いやすいかもしれませんが。もちろんSSIDは今まで通り任意に変更可能です。
さらに進めて
2.4GHz帯と5GHz帯の電波の状態を比較して、Wi-Fi通信の周波数帯を自動で切り替える機能です。
とのバンドステアリング機能もあります。注意点としてこれをONにすると2.4GHzと5GHzのプライマリSSIDの設定が触れなくなりますので、まずそれぞれのプライマリSSIDで設定してから、バンドステアリング機能を有効化することをおすすめします。子機側も対応していないと使えない機能なので今のところうちには必要ないのですが。
新しい世代の売りとして見えて安心ネットというのがありますが、ふだんからFingなどの端末リスト化アプリを使っているものとしては最小限の機能というか、MACアドレスから子機のメーカーを表示するぐらいのことはして欲しいですね。
交換前後でWG1800HP2とWG1900HPの速度比較をしてみました。子機は3年前のMacBook Proで802.11ac、5GHzでの接続となります。ルーターからは1000BASEの有線LANでCentOSマシンに接続されており、MacBook ProからFTPでCentOSに接続して1.2GB程度のファイルを3回連続してダウンロードした平均値となります。
まずは設置場所と同じ部屋で3mも離れていないところから。
WG1800HP2 | 32.7 MiB/s | (274 Mbps) |
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WG1900HP | 37.3 MiB/s | (313 Mbps) |
WG1900HPが若干いい数字ですが、まあ誤差範囲ですかね。次にルーターは2階に設置しているのですが、1階奥の一番遠い部屋から。間にある何枚かのドアはすべて閉じています。
WG1800HP2 | 16.3 MiB/s | (137 Mbps) |
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WG1900HP | 12.8 MiB/s | (107 Mbps) |
今度はちょっと悪い数字になりました。こちらの方が電波状態に左右されますのでばらつきが大きい印象です。これも誤差範囲ですかね。結局2つの機種で比べてそれほど大きな差は出ませんでした。このMacBook Proと有線LANの限界なのかも。無線のみでサーバーとクライアントが両方接続すればまた違った結果かもしれませんね。
今回、実家へのトレード目的でWi-Fiルーターを購入しましたけど、バンドステアリング機能や2.4GHzと5GHzのSSIDの共通化など新しい機能が必要なければ買い換えるほどのものではないというのが結論です。