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b_iwam by hatena

2011-07-08

<生肉食中毒>「えびす」清算手続き 11日に債権者集会 

 焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、経営するフーズ・フォーラス社(金沢市)が8日、会社を解散し清算手続きに入った。同社は食中毒の被害者補償額が5億円を超すとみており、清算のための会社を設立して資産売却を進めるほか、加入している賠償責任保険と金融機関にある預金で対処したい考えだ。しかし、預金を担保に融資している金融機関が口座を凍結しており、引き出せない状況だ。同社は11日、金沢市で開く債権者集会で被害者補償を優先することへの理解を求める方針。

 食中毒では4人が死亡、約170人が発症した。代理人弁護士は「被害者補償を最優先させたいとする勘坂(かんざか)康弘・同社元社長の意向で対応を検討してきた」と説明。保険で約1億円、全20店舗の一括売却で2億円以上の収入が見込まれ、複数の金融機関に計約3億円の預金もあるという。一方、金融機関に約8億円▽仕入れ先などに約1億円▽元社員の未払い賃金で約2500万円−−などの負債も抱えている。

 金融機関には預金を担保に債権を相殺できる民法上の権利があり、最優先される。代理人弁護士は「補償するには預金の扱いが最大の課題だが、このままでは民法の規定で十分な補償が不可能」という。同社は、口座の凍結解除で被害者補償を先に進めた後で債務への対応を考えたいとしているが、事実上、債権放棄を求めざるを得ないとみられる。凍結解除について、同社と取引のある金融機関3社は取材に対し「コメントできない」としている。

 同社は、食中毒の原因食材とみられるユッケ用生肉を納入した食肉卸業者「大和屋商店」(東京都板橋区)への損害賠償請求も検討している。

 食中毒の被害者の中には、家族の医療費に1000万円以上かかっている人もおり、深刻な事態となっている。被害者からは「会社側からの連絡は途絶え、行政支援もない。自分が本当に被害者なのか分からなくなる」と、不安や憤りを訴える声が出ている。【宮本翔平、宮嶋梓帆】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110709-00000015-mai-soci
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