平成28年度弁理士試験論文式筆記試験(選択科目)

問題発表されました。

試験問題について、個人的な感想・・・といっても解るのは理工V(情報)だけですので、その部分だけ。

計算機工学

問題1は論理回路の問題です。
もう忘れてしまったので、正解出来るか?と言われると微妙ですが、見た感じでは基本レベルだと思います。
少なくとも(1)と(2)は直ぐに出来そう。

問題2はOSについて。何も対策無く解ける問題。
問題3は用語問題。今年は基本的な用語なので、こちらもサクッと解ける問題。
相変わらず「説明せよ」と言われると、どこまで書くべきか難しいです。
ムーアの法則・・・ニュアンスでは解りますが、文で書くとなるとちょっと難しい(細かいところまで忘れていました)。

このレベル内容が継続するなら、応用情報処理技術者試験とのつながりがあるため、かなり有利だと思います。
ただ、例年ブレが大きいのが、計算機工学でした。

情報理論

エントロピー、ハフマン符号、用語説明といった固まった内容です。
情報理論の基本書を1冊読んでおけば解けるかな?という問題でした。

内容的には確率論を発展させたようなイメージです。
試験対策は立てやすい内容だと思います。
情報理論は、出題に割とブレがありません。

来年に向けて

情報系の人であれば、今年と同内容であれば、「情報処理技術者試験(応用情報)」→「計算機工学」というのも一つのルートだと思います。
今年の計算機工学なら60点を取るのは難しく無いと思います。
ただ、問題の内容が極端に変わるのが今までの計算機工学(情報工学)でしたので、試験対策から考えると情報理論の方が確実であったりもします。

資格試験免除について

別エントリで記載しますが、情報処理技術者試験で免除を狙うというのは一つのルートです。
この場合、「応用情報技術者」で受験するのが手堅いです。
試験の申し込みは8月19日まで。

なお、ネットワーク系が解る人であれば、ネットワーク(NW)や、セキュリティ(SC)で受験するという選択もあります。
この場合、似たような試験範囲である電気通信主任技術者を受験することも可能です(こちらの試験は1月にあります)。

ただ、電気通信主任技術者の試験科目は4科目もあって、更に試験範囲が広いことが特徴です。
したがって、一気に合格するのがかなり大変です。
もし、電気通信主任技術者を受けるのであれば、まずは11月の工事担任者を受験し、電気通信システムの科目免除を取っておくのが楽です。
(もし1陸技を持っていれば、専門と併せて2科目免除です)
この試験については、試験対策がかなり難しく、何も知識が無い人が受験するのはかなり厳しい試験です。