女子高生が主役の地域活性化をテーマにした4コママンガ「地方は活性化するか否か」が残酷で面白い

 
女子高生が主役の4コママンガ「地方は活性化するか否か」が残酷で面白いです。これは「地方創生」や「地域活性化」をテーマとしたマンガなのですが、おそらくほとんどの日本人がその「地方創生」や「地域活性化」等の取り組みに対して漠然と抱いているような違和感が非常に判明に描かれています。

はっきり言って内容は恐ろしいほどに残酷です。地方都市の現状を鋭くえぐっています。「女子高生が主役」の設定でなければ、吐血するレベルですね。と同時に、このマンガをこれからの都市行政の教科書にしたら良いとも思います。まぁ、今日はめでたい元旦で、新年の抱負やこの国の未来の形についてあれやこれやと思案される方も多いと思いますが、その前にこのマンガを一読されることをお勧めします。

このマンガは約1年前から始まっていて、現在は《第69話》まで進んでいます。僕はもちろん全部読んだのだけど(←血を吐きながら)、その中から僕が特に面白いと感じたマンガをちょっと選んでみたので、ご参考にどうぞ。↓


《第10話》思い出補正?

5歳くらいまで住んでいた地方都市「みのり市」(架空の都市、人口は約30万人)に、父の仕事の都合で、再び高校生になって戻ってきた。すると・・・

《第15話》でしょでしょ

上記の《第10話》の続きです。「再開発」によって街が・・・

《第58話》デジャビュ 既視感

「みのり市」の現状を何とかしなければならないと奮起した女子高生たちは「みのり高校地域活性研究部」をつくってみた。早速、放課後、図書室のパソコンで調べてみると・・・

《第65話》ストロー

僕的には、このマンガが一番面白かったです(ここで血を吐く)。僕も「東京の業者さん」です。地方は「ストロー」。

《第67話》ぶっちゃけ論

上記の《第65話》の続きです。ぶっちゃけすぎ。

《第68話》ほとりさん、笑い事ではないですよ。

上記の《第67話》の続きです。ライフはゼロよ。

《第69話》誰がための…?

上記の《第68話》の続きです。現在の更新はここまで。

とりあえず、以上です。まぁ、このマンガの舞台の架空の地方都市「みのり市」は、100%間違いなく秋田県秋田市ですね。既視感がある。ついでに、僕はその秋田市の「地域活性化」政策(コンパクトシティ構想)を批判したブログ記事を半年前に書いています。「「コンパクトシティ」が都市を滅ぼす――暴走する国土交通省(PART2)、そして何もなくなった」の記事です。よろしかったら、ぜひ。

(あとついでに、その半年前のブログ記事の後日談を少し書いておくと、コンパクトシティ構想に反するとして秋田市に拒否されているっぽい大型ショッピングセンターの開発業者の「イオンタウン」は正式に文書で2014年11月26日に秋田市に協力要請をしました。また、秋田市の中心部に建設されたハコモノ施設の「エリアなかいち」は2014年12月22日にリニューアルオープンしました。今後どうなるのでしょうか。)

あと、今回紹介した女子高生が主役の4コママンガ「地方は活性化するか否か」では「地域活性化」についてまとめて解説されています。「おしえて峰子先生!」のページを参照。また、このマンガを書籍化するプロジェクトも始まっているみたいです。ぜひ実現して欲しいですね。これからの都市行政の良い教科書になるのは間違いない。では、良いお年を(血を拭きながら)。

(終わり)

参照元
「地方は活性化するか否か」Facebookページ
女子高生が主役の地域活性化をテーマにした4コママンガ「地方は活性化するか否か」のツイッター上での反応まとめ - Togetterまとめ
女子高生が主役の地域活性化をテーマにした4コママンガ「地方は活性化するか否か」のツイッター上での反応まとめ(2) - Togetterまとめ
地方の現状を鋭くえぐる!Web4コマ「地方は活性化するか否か」のツイッター上での反応まとめ(3) - Togetterまとめ
女子高生が主役の地域活性化をテーマにした4コママンガ「地方は活性化するか否か」が面白い! - NAVERまとめ