More about DIYバイオ
DIYbioとは
DIYbio、オープンなバイオを目指して
研究室を離れたところで、オープンかつ安全なバイオに価値を見出す科学、生物学、生物工学を探求する人々が世界中にいます。そうした人々が集まり、生物学「バイオ」を一般の人々が追求できるものにしよう、追求するだけの価値のあるものにしよう、という目的の下にできているネットワークがDIYbioです。
ハッキング in バイオロジー
世界の偉大な発明家たちは皆ハッカーだった。技術系の大手企業もその多くは「ガレージ」が原点だ。ジェネラル・エレクトノニクスのもとにはエジソンの改良型電信システムの開発があり、ヒューレット・パッカードはカリフォルニアのガレージから始まった。グーグルも同じだ。コンピューター分野以外でも、ガレージのハッカーや、自家製にこだわる人たちは、今も電気自動車や無人飛行機やロケットの開発に夢中だ。しかし、バイオの分野ではどうだ?DNAを編集して新しいシステムを作るといったバイオハッキングは、現在のバイオテクノロジーの潮流を変えることができるのだろうか?
価格の下落や知識や技術の蓄積等により、こうしたバイオハッキング活動はアマチュアでもすぐに着手できるようになった。これまで国や大企業が用いていた技術を個人レベル落とし込もうとしている組織がすでにいくつも生まれている。こうしたバイオハッキング活動を知るうえで参考になるのがDIYbio.orgだ。アメリカとイギリスで多くの会議を開き、ニューズレターの購読者は2000名にのぼっている。安全性や倫理面の問題に対処しつつ、DIYbio.orgはバイオをアマチュア実験家に開放しようとしている。
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