[車]期待の果てに見えてきた現実  − シトロエンDS5発表試乗会 −


8月1日から発売となるシトロエンDS5の発表試乗会“Citroen DS Line Experience 2012 in Gotenba”に行ってきました。
場所はマースガーデンウッド御殿場。



《御殿場ICの横にある“マースガーデンウッド御殿場”が今回の会場。プレス向けの発表会のオマケとはいえ、こういう演出には特別感を感じてしまいます。》


プレス向けの試乗会の翌日に一般人向けのイベントを開催するというのは、昨年9月に開催されたDS4のイベントに引き続いてのこと。
その名が示すとおり、DS5だけではなく他のDSラインも併せて展示されていて、事前予約による試乗もできるというものです。


《思っていた以上に多くの人が来ていました。試乗の予約ができなかった人も多かった様子。》


昨年の上海モーターショーで発表されて以来、恋い焦がれるづけていたDS5。
そのDS5に思う存分にお触りし捲ることができる時がやって来ました!
しかも試乗までできるということで、前の晩は興奮して眠れませんでしたね、正直…。


《ウチのプルリエルとDS5&DS4の3ショット!やっぱDS5は白だなぁ〜。》


《昨年の東京モーターショー以来の再会。何度見てもカッコイイ!》


さらに今回は初めてDS4にも載ることができたの、それも含めての報告です。


【DS5の内外装はバーゲンプライス!】
ハッキリいって、内装とデザインに関してのCPは文句のつけようがありません。
プレミアム感満載のこのデキで¥400万ポッキリですから、誰がなんといおうがバーゲンプライスで、ユーロ安を誠実に反映させているインポーターの姿勢を高く評価したいと思います。
それに比べ隣の国のジャガイモ野郎たちなんて、この為替の状況に在ってもまったく値段下げませんからね。


《それにしても最近のシトロエンはクロームパーツの使い方うまい!エレガントで適度なゴージャスさを巧みに演出しています。》


内外装については、個人の趣味・嗜好の問題も大きいので結論じみたことはいえませんが、個人的には所有欲を大いにくすぐるものであると感じています。


《スゴイ人気です。このブラウンヒッコリーという色はインポーターのお気に入りな様子で悪くはないのですが、ちょっと重いんだよなぁ。》



【DS5の走りはあまりにも普通】
午後になっていよいよ試乗の順番が回ってきました。



《待ちに待った1年と数ヶ月。やっと憧れのDS5のステアリングを握る時がやって来ました。》


さて、イヨイヨです。
シートとミラーを合わせて準備万端!
試乗に出発!


っが!しかし…。


ココまで持ち上げ捲っておいてナンですが、結論からいうとDS5の乗り味にはガッカリしています。


主催者側に文句を言いたいほど短い10分程度の試乗時間ですから、深いことが分かる訳ではありません。
しかしそれにしても、DS5のデザインに見られるスペシャリティ感が、エンジンやトランスミッションから全く感じることができなかったのは残念です。


また試乗車個体の問題かも知れませんが、ドライブトレーンからと思われるノイズが走り出した瞬間から明確に耳に入ってきたのには、正直興醒めしてしまいました。


解ってはいたことですが、毎度おなじみのBMWと共同開発した1.6Lエンジンとアイシンのトルコン6速A/Tとの組み合わせは必要十分ではあるものの、操る者の気分を高揚させる様なエッセンスは持ち合わせてはいません。


それに演出という意味合いでパドルシフトはあってもいいと思うのですが、それもDS5には装備されていません。
また、アイシンのA/Tにはシフトダウン時のブリッピング機能(←コレはオトコ心を擽るんだなぁ)もついてはいません。
両機能ともDS4どころかウチのプルリエル(2007年モデル)にさえ装備されているというのに、ちょっとチグハグな感じはします。


シトロエンのコアなファンがDS5に乗ったら、『コレならC5の方がいいじゃん!あっちにはハイドロ付いているし。』というかも知れません。
実際、DS5が欲しくて欲しくてたまらなかった私自身でさえも、エンジンとトランスミッションが同じならC5の方がイイかもしれないと思い始めています。


う〜ん!困りましたねぇ〜。
デザインが突き抜けてイイだけに、それに比べて平凡ともいえる乗り味とのバランスが取れていません。

ものすごく極端な表現をすると、フェラーリトヨタサルーン向けのエンジンを積んだ様な感じです。
けして悪くは無いのですが…。


正直、私のDS5購買意欲はかなり冷めてきています。



【気になったこと? ナビについて】
購入をマジで考えている者として気になっていたオプションの純正ナビについて、インポーターの方に聞いてみたところ、以下の様な回答をもらいました。
・価格は¥20万(程度)
パナソニック
・今回はマジメに作りました。
・標準装備のマルチファンクションディズプレイの機能も取り込んでいる専用設計
・地図の記録メディアはメモリ


私としては『オプションのナビは選択せず、DINサイズであれば市販品をインストールしたい。』と思っておりましたが、マルチファンクションディズプレイの機能も統合されているというのであれば、コレを選択しないわけにはいきませんね。
純正ナビ、オプション追加決定です!


ただし、やはり市販品のナビの筐体を流用しているためか、それともアタッチメントの設計のツメが甘いためか、いずれにせよ微妙な隙間感というか“後付け”っぽい雰囲気があることは否めません。
まぁこれについては許容範囲の話しではあります。



【気になったこと? Hybrid4】
実は今回私がこのイベントに参加した最大の目的はDS5の試乗ではありません。
では最大の目的が何かというと、それはDS5の最大の注目モデルである“Hybrid4”の日本導入があるか否かについて、インポーターの方に確認をすることにあります。

既存のどのものとも異なるPSA独自のハイブリッドシステム“Hybrid4”が搭載されさえすれば、ハイドロを持たないことを補って余りある魅力をDS5が持つことになります。


そいう超目玉といえる玉が後に控えている状態で、仮に今回出た1.6LガソリンのFFを購入しても、ほどなくしてHybrid4が追加されたりする様なことがあっては悔やんでも悔やみきれるものではありません。
Hybrid4については昨年9月のDS4のイベントの時にもインポーターの方に確認しましたが、その際には『可能性がない訳ではない…。』という玉虫色ものでした。


今回改めてHybrid4について複数のインポーターの方にお話をお聞きしたところ、以下の様なお話を聞くことができました。
・インポーターとしてはHybrid4を入れたいと思っており、PSAに意思表明をし続けている。
・PSAのディーゼルには自信があるので、そういう意味でぜひもHybrid4を日本に導入したい。
プジョー3008も含めHybrid4を輸入できるか否かの最大の問題は、搭載しているディーゼルエンジンが今後日本の排ガス規制をクリアーできるか否かである。
・現在PSAのディーゼルはユーロ5の排ガス規制をクリアーしているが、日本の排ガス規制は次世代のユーロ6相当であるため、いずれにせよそれへの対応を待たなければならない。
・ユーロ6をクリアーした上で、マーケティング的に日本で売るか否かPSAの判断となる。
・以上のことから、いずれにせよ2013年にHybrid4が日本に導入される見込みはかなり薄いと。


個人的には一部で噂になっていたガソリンエンジンのHybrid4が導入されるかと思っていましたが、どうやらそれはなさそうな感じです。
インポーターはあくまでもディーゼルを入れたい意向をお持ちの様子ですね。


さて、またコレで困ったことになりました。
Hybrid4が出るまでDS5の購入を保留にするか、それともHybrid4を諦めて発売されたFF選択するか、はたまたHybrid4が出るまで繋ぎでC5(中古)に載るか…。
ドーしましょうかねぇ〜。



【EGSは意外にイイ!】
今回はDS4 Chicにも試乗することができました。
コレが予想外にとても良かった!


なにが良かったかといいますと、それはもうエンジンとトランスミッションのバランスが最高で、今まで『今どき“シングルクラッチ”のロボタイズM/Tなんて、大メーカーとして良くもまぁ売ることができるもんだ!』と思っていた考えが100%覆りました。


EGSイイです!
DS5もアイシンのトルコンやめてEGSにして欲しい!



《いちばん後ろ白いのに載せてもらいました。DS4の試乗は妻が予約した分です。》


DS4 ChicのエンジンはDS5と同スペック(156HP)なはずですが、200kg近い車重の差とトランスミッションの違いからでしょう、全くの別物としか思えません。


ウチのプルリエルはEGSの前身であるセンソドライブというシステムなのですが、センソのネガが確実かつ的確に潰されていて、良い部分だけが残っている様に感じられます。
もちろんトランスミッションとしてはツインクラッチになった方が良いには決まっていますが、そのことと引き替えに消えてゆく魅力も少なくない様に感じます。


サイズ的にも金額的にもDS4という選択は私にはあり得ませんが、でもこんなにいい車だとは思っていませんでしたので、ご興味をお持ちの方には強くオススメします。



【DS5の結論】
DS5というデザインコンシャスな車の性格上、どうせ買うのであれば旬を逃さずにという思いは強くあります。
しかし、今回の試乗の結果を踏まえ、どうするかについてもう一度白紙に戻して考えてみることにします。


《さてドーするよ!》


思いを抱き続けた1年と数ヶ月間という期間が長すぎたのかなぁ〜。
 

[海]ニュージーランドレポートが掲載されたPerfect BOATが、ただいま絶賛!好評!大ヒット!発売中!(たぶんね)

ワタクシ藤原信渾身のニュージーランドレポートが現在発売中のボート雑誌Perfect BOATに掲載されております。
http://www.perfectboat.jp/new/index.html



《Perfect BOAT編集部のレイアウトの巧みさに感服!我ながらカッコイイと思っています。》


NZ旅行記のブログにも登場しております布施弘太郎さんのことと、彼が立ち上げた独自ブランド“YAMATO MARINE”が関わる“FORMULA CRUISERS”のファクトリー訪問記です。
他にもNZの釣りやグルメのことも書いてあります。


立ち読みでも構いませんので、ぜひともご一読くださいませ!


 

ニュージーランド訪問2012 (8日目/アルバニー〜オークランド国際空港〜成田空港)

 

最終日は9時発の飛行機に載るため、余裕を見てホテルを5時にチェックアウトします。
NZの人たちは総じて朝の動き出しが早く、オークランドの通勤渋滞は7時には始まります。
ホテルがノースショアであることを考慮しても5時出発は余裕を見過ぎではありますが、オークランド空港内のハーツレンタカーの返却オフィスがいまいちハッキリしないことから、早めに空港に向かうことにします。


【総菜のパイに感じたニュージーランド英国文化】
最終日の朝ご飯は、前の晩にNEW WORLDの魅惑いっぱいのお総菜コーナーで買っておいた、コーニッシュパイをいただきます。



《昔、イングランドのコーンウェル地方の炭鉱夫たちは、これをお弁当としていたのだそうです。わたしの大好物なんですよ!》


NZに適度に残る英国文化というものが、私がこの国を魅力的と感じている要因のひとつだと思っています。
パブに行けば必ずパイ料理やフィッシュ&チップスがあって、それらはイギリスと違ってかなりの確率で美味しいのです。
ですが、自分でも作ってしまうほど好きなコーニッシュパイがお総菜コーナーにあることには、全く気が付いていませんでした。

このコーニッシュパイ、見た目も味も本場のそれに勝るとも劣らないデキの良さでした。
もっと早く知っていれば…。
次回はもっとNEW WORLDのお総菜コーナーにを活用したいと思います。


さて、旅の後半お世話になった“ALBANY EXECUTIVE MOTOR INN”ともお別れです。



【ハーツレンタカーの返却場所は深く考えない方がイイ】
上にも書きましたが、ハーツレンタカーの返却場所については、資料にもWebにも日本人旅行者のブログにもハッキリしたことが書かれていません。
その中で『レンタカーの返却場所は国内線ターミナルの方にある…。』という主旨のブログを見つけ、まずはそれに従ってみることにしました。
国内線のハーツレンタカーの返却場所は、立体駐車場の1階の端にあって、ターミナル内の道路に立つ標識に従ってゆけばたどり着くことができます。
でも、その国内線の返却オフィスでは手続きは受け付けてはもらえず、まともな説明も無いままに『ココではダメ!』とだけ言われ追い払われてしまいました。
イヤな予感が的中してしまいました。


次の対応をどうしたら良いものかと考え、まずはシンプルに貸し出し場所の国際線ターミナルのレンタカーの駐車場に行ってみることに…。
その後どうなったかというと、結局単に借りた場所に戻せば良かったらしく、ハーツの指定区画に車を駐め、借りる際に手続きを行った到着ロビー脇にあるレンタカーカウンターで返却の手続きを済ませることができました。
ちなみに返却場所は無人ですので、返却時の外観チェックなどは行われません。



《借りたときと同じ駐車場のハーツの区画に車を駐るだけでOK!返却時のチェックもありませんでした。いいのかね?》



《レンタカーの返却手続きは到着ロビーにあるレンタカーカウンターでOK!》


単に私がちょっと考えすぎだっただけなのかも知れませんね。



【イヨイヨお別れ】
今回の旅では往復共にプレミアムエコノミーで、専用カウンターでチェックイン手続きができるとのことでしたが、その場所がワカラン!
右往左往していたら、日本の旅行会社の現地の方とおぼしき男性が丁寧に対応方法を教えてくれました。
これはありがたかったなぁ〜。


教えていただいたNZ Airのエグゼクティブチェックインカウンターで手続きを済ませると気分が大きくなり、『もしかしたら入れちゃったりして』と思い立ちその勢いでエグゼクティブラウンジに入ろうとしたものの、やっぱりダメでしたね。
まぁ解っていたことですが…。


ということで出発の時間まで空港内を探検です。



《展望ロビーに登ってみたら、話題のオールブラックス仕様の機体を発見!》



《マックもオシャレで大きい!》


名残惜しいけれど、出国手続きを済ませ成田行きのNZ99便が待つゲートに向かいます。



《成田も少しは見習って欲しい、このデザイン性。》



《真ん中の透明なのは到着者が通る通路です。》



《キミともお別れだなぁ〜。》



《あーあ…。》



【やっぱり美味しいNZ Air機内食&ワイン】
残念ながらNZ99便は定刻通り出発となりました。
まぁそうですよね。



《こうなったらヤケ酒だ!出発前にシャンパンを2杯!》

うまい!やっぱシャンパーニュは違うねぇ〜。
プラスチックのコップでも美味しく感じる様な気がする。



《さよならNZ!また来るよぉ〜!》



《離陸後、早速一回目の食事です。飲んでます。》


それにしても帰国便のNZ AirのCAは最悪でした。
50歳代のベテランの恰幅のイイおばちゃんでしたが、明らかに客によって態度が違います。
別に何かやり取りがあってそうなったワケでは無いし、欧米人には笑顔で対応していたので、おばちゃん日本人が嫌いなのかも知れませんね。



《もう夕飯。最後のお楽しみ!シャンパン飲みまくり〜!》



《あーあ、九十九里だよ…。》



【旅の終わりに】
今回も行き当たりバッタリのNZ旅行でしたが、Perfect BOAT誌の取材もうまくいき、とても充実したものとなりました。
新しい出会いもありましたしね。


次回はNZ訪問は南島だなぁ。
大自然を満喫してペンギンを見て、見知らぬ街のカフェやパブに入って現地の人たちと片言の英語で会話して…。
キッチリとした目的を持った旅も良いですが、こういうスタイルの旅も良いものです。


今回も楽しかったなぁ〜。
NZの皆さん、ありがとう!


おわり


今回このブログでも紹介したボートメーカーやお店などは、Perfect BOAT誌の7月5日発売号に掲載されます。
よろしければご覧くださいませ。
http://www.perfectboat.jp/

ニュージーランド訪問2012 (7日目/スタンモアビーチ〜スナッパー(鯛)釣り)


NZ旅行も終盤になってきました。
最終日は朝の飛行機に乗るので、実質的に動けるのは今日が最後になります。


天候不順の今夏のNZにあって、今までの滞在期間中は奇跡的に天気に恵まれてきましたが、さすがにその運も切れてしまいつつある本日です。
朝から広がる曇天の雲行きが、午後に予定されている船釣りを絶望的なものにしそうな予感がします。


【朝ごはんを兼ねて気ままにドライブ】
午後は釣りの予定ですが、それまでの間は時間があるので、例によって適当な目的地をナビにセットしてドライブに出掛けることにしました。



《昨日ノーザン・ゲートウェイ有料道路のチケット購入のために立ち寄ったパーキングエリアで朝ご飯にすることにしました。》



《パーキングエリアの中は広々しています。バーガーキングをはじめ複数のテナントが入っています。》



《朝ご飯はサンドイッチにしました。味はごくフツーでした。PUMPもう何本目かな…、毎度大変お世話になっています。》


朝ご飯の後は、昨日と同様に国道1号線を北上し有料道路区間に入る手前のICで降りて、北島の東海岸の海岸線を目指します。



《到着したのは“スタンモアベイ”。砂浜が広がるなんだかチョット日本の風景っぽい感じがする海岸です。》



《土曜の朝ですので、お父さんと子供が散歩していました。》



《ここまで自家用車で牽引してきたボートを、専用のトレーラーが引き継いで海に浮かべてくれます。》


短い時間の間に20ftくらいの小さなボートが次々と海に出て行きました。
日本人にとってこのマリンレジャーの敷居の低さは、ただただ羨ましいのひと言です。
漁協という既得権益の権化の様な団体が存続し続ける限り、日本では絶対にこれ以上のマリンレジャーの普及はあり得ないでしょうね。
とても残念なことです。


それにしても雲行きが怪しい…。
オークランド方面では雷も鳴っている様な気が…。
どうせ降るなら、完全無欠に午後の釣りが中止だと船長が諦めるほどに強く降って欲しいのですが、まだそこまででは無い感じです。


ニュージーランドの寿司はかなり旨い!(MATSU Sushi)】
短いドライブの後はお土産の購入のため、ホテルの近くにあるショッピングモール“West Field”内の激安スーパー“Pak'n Save(パックンセーブ)”と、それより少しハイソな“NEW WORLD”に立ち寄ることに…。
ここで日本の友人に頼まれたマヌカハニー入りの歯磨きなどを仕入れたりしていたら、あっという間にお昼近くになってしました。
お昼ご飯はショッピングモール内にある巨大なフードコートに決めたものの、各店共に魅惑的なメニューばかりでなかなか決めることができません!
そこで一度は経験してみたいと思っていた、寿司を食べてみることにしました。



《テイクアウェイ専門の“MATSU SUSHI”。ショーケースの中の寿司はかなりイイ感じです。。でもお値段もそれなりにします。》


結論から言うと、少なくとも“MATSU SUSHI”の寿司はかなり美味しい!
これは食べて損は絶対にありません。
イギリスのイングラドで外観以外はとても寿司とは思えない超マズイ寿司をたべてから、『外国の寿司は食わねー』と思ってた私ですが、“MATSU SUSHI”のそれは少なくとも日本のメジャーな持ち帰り寿司店よりも遙かに美味しいです!
“MATSU SUSHI”オススメです。


お昼ご飯を済ませ“West Field”の外に出ると、そこは完全に“嵐”としか表現しようの無い状況…。
やばい!っていうか、行きたくない…スナッパー釣り…。
中止になってくれないかなぁ〜。


【嵐の中のスナッパー(鯛)釣り】
スナッパー釣りには布施弘太郎さんと彼の友人の3人で挑みます。
午後に“Westhaven Marina”から出港する遊漁船に乗ることになっています。


この時点で天気は最悪の状態です。
どしゃ降りの雨だけでは無く、雷も鳴っています。
さらに良くないことは、NZの天気らしくその悪い状態が続かないことです。
ドーせなら遊漁船の船長が『コレはダメだ…。』と判断するくらいに雨が降るか海が荒れればいいのですが、そういう感じでも無いところがビミョーです。


完全にヤル気ないモードで“Westhaven Marina”に到着。
おいおい!雨も風もやんでるよ!
これじゃぁ中止はないなぁ。


出港時間になって私たちの他に若い男の子たち3人が集まってきました。
今日の乗船者は合計6名の様子です。


やはり、船長は悪天候による中止なんて微塵も考えていない様子…。
まぁ商売ですからね、当然です。



《同行者のNZ在住の日本人ジョーさんと布施弘太郎さん。ジョーさん素敵な人でした。今度はゆっくり飲みましょう!》


このジョーさん、昨晩のワイン“Ata Rangi Pinot Noir 2009”を勧めてくれた方です。
長年NZに住んでおられるそうで、様々なことに深い造詣をお持ちであると感じました。
次回NZ訪問時にはゆっくりお話ができたらと思っています。



《こんなメンバーで出港!》



《“Westhaven Marina”はかなりNZ最大のマリーナだけあってでかい!係留してある船も個性的なものが多いです。》


そうはいってもこの天候ですから、遠くまで出掛ける訳にもいかないだろうと思っていたら、マリーナを出てスグのオークランドの港の前でアンカーを投入。
おいおい!いくらなんでも近すぎるだろう!キャプテン。
大丈夫かなぁ〜。



《出港してから10分も走っていません!》



【NZの鯛釣りは超簡単!】
なんはともあれスナッパー釣り開始です。



《ポイントはハーバーブリッジのスグ近く…。》



《周りにも遊漁船が集まっていますので、ポイントではあるのだと思います。》


今回はタックル(釣り道具)もエサも全部遊漁船側で用意してくれるので、超楽チンです。
それしても日本の鯛釣りの常識では全く考えられないほどというか、日本の鯛釣り師が見たら『舐めているのか!』と怒られそうな超簡単な仕掛けに、エサは無造作にブツ切りにしたイワシイカを工夫ゼロのまま針に掛けるだけです。
これで鯛が釣れるなんてことがあるのだろうか…。



《バケツの中のイワシイカをナイフでブツ切りにしてエサにします。》


まぁとにかく、言われるがままに準備してスナッパー釣りの開始です。



《借り物のタックルで仕掛けを投入。それにしても潮の流れが速く、まるで川の様です。》


本当にこんなんで釣れるのかと半信半疑で釣り始めましたが、ほんの数分でいかにも鯛らしい3段引きの当たりが!
すげー!ホントに釣れるとは…

雨が強くなってきて大変な状況の中、終わってみればキロクラスのスナッパーを含め3人で20匹近く釣ることができました。



《私たちの分け前分。ジョーさんが釣ったアジをお裾分けにいただきました。》


NZの魚はスレていないのかそれとも日本の魚が神経質なのかは解りませんが、いずれにせよ日本の常識とは異次元の敷居の低さで、本格的な釣りを頼むことができるのには心底驚きました。

なんにしても雨もソコソコの降りで海も荒れずに終わってくれてヨカッタです…。



ニュージーランド鯛は日本と同じ味だった!】
さて、釣果のスナッパーをお土産に布施家に凱旋です。

今晩はスナッパーのお刺身で宴会!
日本の鯛との食味の違いに興味津々です。



《すげー!スナッパーのお刺身の姿盛りです。ココがNZとはとても思えません。》


それにしても美味しいです!スナッパーのお刺身。
日本の真鯛と味も食感もまったく変わりません。
鰺も美味しい!ジョーさん感謝です!



《昨日お刺身にしたクレイフィッシュの殻で出汁を取ったお味噌汁。もう最高!》


私は海外に出掛けていても日本食がまったく恋しくならないタイプですが、このお刺身と味噌汁を味わった瞬間『やっぱりオレって日本人なんだなぁ〜。』と感慨を覚えました。
いやぁ〜、昨晩に引き続き布施夫人Mさんには心から感謝です。
ご馳走様でした!


名残惜しいですが、夜も更けてきてたのでそろそろ布施家とお別れの時間です。
子供たちとももっと話をしたり遊びに行ったりしたかったのですが、それは次回のお楽しみということにしておきましょう。


朝のひげ剃りの最中、携帯電話のワンセグの画面を通して布施弘太郎に出会ったのは約2年前。
年齢こそ同じではありますが、性格も価値観も全く異なる布施さんと友達になることができ、しかも家族ぐるみで親戚のような付き合いをさせてもらっていることに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

次に布施家のみんなに会うのがNZになるかそれとも日本になるかは解りませんが、いずれにせよ今からその時が来ることを心待ちにしています。


布施家を後にし、明日の朝の朝食を“NEW WORLD”に買いに行き、早めに寝ることにしました。


最終日に続く…。

ニュージーランド訪問2012 (6日目/マタカナ〜フィッシュマーケット〜布施家バーベキュー)

今年のNZの夏は天気が悪い日が多く、気温も20℃以下という日が続いていて渡航前は心配しきりでした。
それが私たちがオークランドに到着して以降は、その話が嘘のようにいい天気が続いています。
天気次第で旅行の満足度は全く違ってきますから、この天気のありがたさは何よりです。


【NZスペシャルの朝マック
海外旅行の際に渡航先で必ず経験しておきたいこと、それはご当地マックを味わうことです。
そういうわけで今回はホテルの近くにあったマックで朝ごはんにしました。



《ホテル近くのマック。外装もひと目でマックと分かる作りです。》



《内装も日本のマックとほぼ一緒な感じです。》


2年前に初めて来た時と同様に、NZのマクドナルドのメニューは日本と大きな差はありません。
朝マックもマフィン類のサンドイッチをはじめ、多くが日本のメニューと同じでした。
ちなみにマフィンに関してはソーセージも含め味に違いは感じられません。

そんな中、今回はNZオリジナルの朝マックを発見!当然それを注文してみました。



《NZオリジナル朝マックはその名も“KIWI BIG BRRAKFAST”。ご当地モノですからね、コレは期待が膨らみます!》



《まったくBIGではない。味も残念な感じでした。》


ソーセージもスクランブルエッグも、見た目そのままのチープなな味でした。
どうも今回の旅行は朝ごはんに恵まれていません。
まぁマックですからね、こういうものでしょう。



【NZ唯一の有料道路にドキドキ!】
マックでの朝ごはんを終えた後は、ホテルのロビーに置いてあった観光案内の冊子の中にあったマタカナのファーマーズマーケットに行ってみることにしました。


マタカナまでのルートは至極簡単!
国道1号線をドーン!と北上し、途中の交差点を一度だけ右折すればマタカナに到着するらしいです。


ナビによるとマタカナまでは50kmちょっとで1時間かかりません。
初めての行く場所ですが、道中のホトンドが高速道路の1号線なので快適なドライブです。


それにしてもNZって本当に道路がきれいで走りやすいと感じます。
人が住んでいない山奥の林道まで舗装されている日本とは違いますが、主要な道路は車線も路側帯を広々していて気持ち良く走ることができます。


もう一つ日本と決定的に違うのは、トンネルが非常に少ないことです。(まぁ日本が例外的にトンネルが多いのでしょうけれど…。)
なだらかな丘陵が波打つように続く地形で、日本であれば間違えなくトンネルを掘るようなところでも、丘に沿ってそれを乗り超えるように道が作られています。
これは一見感じ良く見えますが、通行量が増えると自然渋滞の要因となることは間違えありません。
実際に今回も事故でもないのに突然渋滞している場面に何度か出会いましたが、そのことが原因の自然渋滞だと思います。


そんな快適な1号線を北上していたら、道路脇の標識に気になるものが目に入って来ました。
それにはバイクや乗用車やトラックのイラストの横に金額が書かれていてたりして…。
そこで思い出しました!
1号線には新しくできた有料道路区間があるという話が、MetalSheepさんのブログに書いてあったことを…。


あとで聞いた話では、この有料道路はあまり評判が良くないのだそうです。
もともと“有料道路”というシステムが無かったNZですが、国の財政の問題から今回初めて導入されたとの話です。



《有料道路の通行代を支払うために、国道1号線(ノーザン・モーターウェイ)にあるサービスエリアに立ち寄ります。》


通行料を支払うことに異存はありませんが、私たちのような旅行者にとってのこの有料道路の問題は、料金を支払うゲートが存在していないことなんです。
その代わり
・サービスエリアの自動販売機でチケットを買う
・Webで清算する
・連絡先に電話してカード決済する
のどれかによって通行料の支払を行わなければなりません。
これがメンドウなんですよね。



《サービスエリアには“ノーザン・ゲートウェイ有料道路”のことや、通行料に関する注意書きがそこいら中にあります。》


私たちは今回、サービスエリア内に設置してあった自動精算機で往復のチケットを購入することにしました。
旅行者にとっては自動精算機での決済が現実的だと思います。



《係りの人が現金を回収しているのか、それとも修理しているのかは解りませんが、いずれにせよかなりてこずっている様子でした。》


まずは他の人が支払う様子を、ジックリ観察してみます。
もしものことがあって機械壊したら…、写真のデカイお兄ちゃん怖そうだし…。



《オジサン、支払いにかなり難儀している様子。現地人でこの様子ですから…、ビビリます。》


チケットの購入前に疑問に思っていたことがあります。
それはゲートが無いのに、どうやって追加する車の通行料の支払いの有無を確認するのかということです。
路側帯に立っている看板には、罰金のことも書いてありましたから、何かしらの方法で通行車両を個別にチェックをしているはずです。


数人がチケットの購入をする様子を観察していましたが、皆さん結構苦労している様子です。
まぁ常時利用する人はWeb上で決済していると思われますので、自動精算機でチケットを購入するような人はそもそも慣れていないのでしょうが…。


いつまでも見てばかりいてもしょうがないので、清水の舞台から飛び降りる覚悟で自動清算機の列に並びました。
結果、特に問題なく事前購入手続きが完了!
皆さん!大丈夫です。
それほど難しくはありません。
最後にキャッシュカードを挿入して、その後抜く時のタイミングだけ間違わなければ問題ありません。


疑問に思っていた通行車両の決済の有無の確認ですが、清算時に自動清算機に入力する通行車両のナンバーを、監視カメラ(日本のNシステムと同じ感じのもの)で読み取ったデータと照合するシステムでした。
つまり自動精算機でチケットを購入する際には、自分の車のナンバーを覚えておく必要があります。
ちなみに自分の乗っていたレンタカーのナンバーを入力したら、しっかりHartzのオークランド空港店のレンタカーであることが清算機の画面に表示されました。



《キャンピング用のガスコンロでしょうか。空の容器と充填してある容器を交換するシステムらしいです。いいですねコレ。電気自動車用の電池も各社共通仕様のカートリッジにして、同じ様に使えばいいと思うのですが…。》



《デカッ!》


さて!有料道路の清算も無事済んだので、マタカナに向かって再出発です。


【ちょっと寄り道】
マタカナに街には順中に到着したのですが、さすがに人気のマーケットだけあってスゴイ車の数です。(そうはいっても日本の人気アウトレットの土日の様子に比べれば、休業日のディズニーランドの駐車場程度ですが…。)
これは車を停めるスペースを見つけるのに難儀しそうだなと思っていたら、マーケットを示す立て看板を見つけることができました。
これは駐車場の案内だと思い、その方向に数分ほど車を走らせましたが、一向にそれらしきものはありません。


っと、思いきや!ありましたマーケット。



《やって来ました!大人気のマタカナ・ファーマーズマーケットに…。でも、なんだか寂し感じ…。》


噂のマタカナのファーマーズマーケットってこんなもんなの!?と一瞬驚きましたが、ヨクヨク観察してみるとコレは別のマーケットだった様子です。
NZ版コバンザメ商売といったところっでしょうか、まんまと乗せられてしまいました。


でもまぁ、コレはコレで楽しい経験でした。



【マタカナのファーマーズマーケットはローカルで楽しい!】
コバンザメマーケットまで来た道を戻って、今度こそホンモノのマタカナのファーマーズマーケットに到着です。



《田舎だけに路駐は問題ない様子。でも少し遠くに行けば道路沿いに駐車スペースがあります。》



《公民館みたいな所にも駐車可能みたいです。》



《肉屋さんですね。通り沿いにありました。》


やはり人気のファーマーズマーケットだけあって車でいっぱいです。
路駐も問題なさそうではありますが、もしものことがあっても嫌なので、少し離れた駐車スペースに車を駐めて会場まで歩くことにしました。


5分ほど歩いて会場に到着。
おー!さすが人気のマーケットだけあって、多くの人で賑わっています。



《食べ物から雑貨まで様々な物を売っています。》


会場自体はけして大きくはありませんが、様々に個性的で楽しいお店がたくさんあって、売っている人もプロっぽい感じがしない人ばかりなので、マーケットというよりはバザーみたいな雰囲気です。
コレは楽しい!




《キャプテンサンタの様な刃物屋のおじさん。『日本から来たのか!日本の包丁の切れ味はいいよ!』って言ってました。お茶目でした。》



《お犬様用のクッキーです。》



《日本のアウトレット同様にお犬様がたくさんいらっしゃいました。》



《公共施設内のトイレはナゼかムダにカッコイイ。照明も含めクラブですかって感じ!ハンドドライヤーはダイソン製だし…。》


1時間もあれば十分に回りきれてしまうマタカナのファーマーズマーケットですが、その内容は濃くて楽しいものです。
土曜日にノースランド方面に行かれるのであれば、ランチがてらちょっと寄り道してみる価値は大きと思います。



【ゴージャスな別荘地】
マタカナのファーマーズマーケットの後、オークランドに戻る前にちょっとだけ寄り道です。
例によって適当な場所をナビに登録してGo!


海岸沿いの景色が見たくて、マタカナから20分くらいのところにある“オマハ”という場所に行ってみましたが、どの家も新しくて超ゴージャス!
たぶん、最近開発された別荘地ではないかと思いますが、それにしても土曜日だというのにひと気がないのが不思議です。
いくら雨だとはいっても、ちょっと不思議な感じでした。



《別世界に迷い込んだかのように、ゴージャスな家ばっかり!》


オークランド辺りのお金持ちが週末に過ごすための別荘なのでしょうけれど、それにしてもひと気が無いんだよなぁ〜。
NZの景気が良いという話しは日本の新聞にも書いてありましたが、そのことはこの別荘地の様子や走っている車の新車率の高さでも実感することができました。



【フィッシュマーケット再び】
さて、マタカナのファーマーズマーケットの後は、昨日行ったオークランドのフィッシュマーケットを再訪して、夜の料理の材料を仕入れに行くことに。
今日の晩御飯は昨日Perfect BOAT誌の取材をさせていただいた、布施弘太郎さんの家でバーベキューなんです。



《あまり時間が無かったので、マーケット内にあったお店で購入したサンドイッチでランチ。味はCP的に見て赤点ギリギリって感じ…。》


NZのお店でバゲット系のサンドイッチを注文すると、焼くか?と聞かれることが多いのですが、イエスと答えると写真のやつをプレスして焼いてくれて、フカフカのパンがまるでパニーニの様になってしまうことが多かったんです。
それが故に今回は焼かずにお願いしましたが、それが裏目に出た様子でパサパサ…。
まぁこれも経験です。


フィッシュマーケットでは燻製や生きたクレイフィッシュ(伊勢海老)を仕入れてることができました。
買っちゃったよ!クレイフィッシュ…。



【布施家でバーベキューパーティー
フィッシュマーケットで仕入れたお土産を持って布施家にお邪魔です。



《さて!クレイフィッシュの調理に取り掛かります。まずは〆から…。》



《クレイフィッシュのお刺身盛りが完成!それにしてもスゴイ出来栄えです。布施婦人Mさんスゴイ!》



《まずは泡で乾杯!》



《フィッシュマーケット仕入れてきたマッスル(ムール貝)とサーモンの骨の部分の燻製。次回はなんとかしてコレを日本に持って帰りたい!安くてメチャウマ!》



《家にバーベキュー用の常設コンロがあるとは。さすがはNZ。》



今日の宴会の主役はNZワインの“Ata Rangi Pinot Noir 2009”。
http://www.atarangi.co.nz/
1年も前から布施さんが私のために大切に取っておいてくれたワインです。
ある日本人(実はこの翌日いお会いすることになっている)が『Ata Rangi(アタ・ランギ)のピノはNZ最高のワインだ!』と言われたそうで、その話を聞き布施さんが取り寄せをしておいてくれたんです。



《このワインのポテンシャルは高いと感じました。あと数年寝かしたらかなりフクヨカな感じになると思います。》


すげー!アタ・ランギ!今まで飲んだピノとはゼンゼン違う!
でも、でも、でも、まだ早いかも…。
10年とはいわずも5年は寝かしておくと、グッと深みを増す感じかもしれません。
明らかに長期熟成のワインですね、コレ。
日本に帰ったらWebで注文しよう!



《もう一本はNZ在住の日本人の醸造家“楠田浩之”さんのワイン。これはいかにもピノっぽい感じです。》


ラムやローストビーフなどなど、たくさんのお料理をごちそうになりました。
美味しくて楽しい夜は一瞬で過ぎ去ってしまいます。
今回のNZ渡航の大きな目的のひとつは、この布施家での宴会だったので、心から大満足の夜となりました。



《美味しく素敵な盛り付けの料理に大感激!》


さて、明日はスナッパー(鯛)釣りに挑戦です。
状況次第ではキングフィッシュ(ヒラマサ)も狙えるとのことでワクワクです!
でもここまで完璧だった天気がちょっと心配です。

ニュージーランド訪問2012 (5日目/フォーミュラー・クルーザー〜フィッシュマーケット〜アルバニー)


さてさて、NZ訪問も5目に入りました。
今日はマジメに仕事します。
食べて飲んで遊んでばかりいるかの様に思われているかも知れませんが、今回のNZ渡航の最大の目的はPerfect BOAT誌の取材であって、その他のことはあくまでもオマケでしかない訳です。

ということで、本日はマジメにいきたいと思います!


【朝ごはんは少し残念!】
朝ごはんはホテルの裏にあるカフェ“1920'SCafe”にしてみました。



《どうやらチェーン店な様子。朝から夕方までの営業です。》



《ベーグルのセットを頼んだらコレが来た…。失敗!》



【牧草地の横にあるボートメーカー(Perfect BOAT取材)】
朝ごはんの後、3泊したWALDORF STADIUMAPARTMENT HOTELをチェックアウトをして、本日の取材先であるNZを代表するボートメーカーFORMULA CRUISERS社に向かいます。
FORMULA CRUISERS社はオークランドCityの北西にあって、ハイウェを30分ちょっとの道中です。
オークランド湾の奥に接する牧草地という、日本の常識ではどう考えても工業向きな感じではない場所に工場を構えています。



《周りは牧草地で、こういう感じの風景が広がっています。遠くにはスカイタワーが見えます。》



《セールスマネージャーのTroy Woodsさんにインタビュー中。この方、いい人でした。》



《工場の中では58フィートのクルーザーの製作中が行われています。》



《布施弘太郎さんです。頑張っています!》


布施さんは最、近自身がプロデュースするボートブランド“YAMATO MARINE”を立ち上げました。
これからは今の仕事と自分自身のブランドの仕事を両立してゆくことを考えています。



《布施さんの同僚はいいヤツばかりでした。》



《工場の敷地内には、様々な花が咲いていてきれいでした。》



《すぐ隣がNZ空軍の基地ということですが、飛んでいるのは民間機ばかりでした。平和ということかな。》



《間違えなく、いまが一年中で一番いい季節です。》


布施さんのお陰でゆっくり取材をさせていただくことができました。
Perfect BOATの記事ガンバって書きます!



【見ているだけでも楽しいフィッシュマーケット】
FORMULA CRUISERS社の取材を終え、ハーバーブリッジのすぐ横にある“West Heaven Marina”経由で、行ってみたいと思っていたフィッシュマーケットでのランチに向かいます。



《ハーバーブリッジの横で釣りをしている人たち。ノンビリでいいなぁ。》



《朝夕の通勤時間帯は大渋滞となるハーバーブリッジ。きれいな姿をした橋です。》



《ガイドブックには必ず載っているアィティビティ、ハーバーブリッジ・ウォークとバンジージャンプを受け付けているオフィス。》



《“West Heaven Marina”には相変わらずたくさんの船がありました。こういう環境に船を置けるっていうのは本当に羨ましいことです。》



《フォッシュマーケットに到着。NZで捕れる様々な魚介類が売られています。》


フィッシュマーケットでは意外にも肉も売られていて、観光客だけではなく地元の人も足を運んでいる様子でした。



《クレイフィッシュ(伊勢海老)も水槽内にたくさんいました。食べたいなぁ〜。》



《中庭のような場所にあるバーベキューのお店でランチです。サラダバー付きで23ドル。観光地価格ではあります。》



《味はまぁそれなりということです。積極的にはオススメしません。》


ランチの後は散歩がてらメガヨット見学に…。



オークランド港に係留されているメガヨット。100フィートオーバーが複数ありました。》



《これはNZで昔活躍していた船らしいです。》



《オーストラリアの“MARITIMO”というブランドのボート。私は聞いたこと無いブランドですが、確かにリビエラのバチっぽい感じですね。》



《駐車場で見かけた韓国“KIA”のセダン。ヒュンダイも多く見かけましたが、韓国車のデザインはキレていてカッコイイです。》


2年ぶりのNZ訪問でクルマ関連で気がついたことが2つありました。
ひとつは走っているクルマに明らかに新車が増えていること。
もうひとつは韓国車が多いことです。
オークランドでは7割方が日本車というイメージですが、この感じだとあと数年すれば韓国車の割合がかなり増えてゆくことでしょう。

それにしてもKIAもヒュンダイも、セダンからSUVまで本当にカッコイイデザインの車が多くて、人気の理由が良く分かります。
明らかにアメリカ市場を意識したデザインは、適度なワルさがオトコゴコロをくすぐる感じです。
両者共にデザイン部門への投資が大きいという話を聞いたことがありますが、今回その効果が良く理解できました。



ニュージーランドのフィッシャーマンは超イケメン!】
今回のPerfect BOAT誌の取材では、オークランドでカジキやヒラマサをターゲットとするチャーターボート“グラディエーター”のスキッパーへのインタビューも行って来ました。



《オークイランドの最新おしゃれスポット“ヴァイアダクト”にやって来ました。いわゆる“ウォーターフロント”的場所。》



グラディエーターは“Salthouse Sovereign 55”という、今は無きメーカーのボートでした。Salthouse社は布施氏が最初に就職した会社です。》



《スキッパーのDannyさん。なんかすげーカッコイイ!対応も紳士でいい奴だったなぁ。》



《ゲームフィッシュ(カジキ)用のリールは、私も愛用しているシマノの“ティアグラ”でした。日本では人気無いですが、やっぱ精密部品は日本製でしょう!》


ダニさーさんはノウハウ的な質問に対してなんでも応えてくれて、懐の深さを感じさせるイケメンでした。
聞けば、彼はFORMULA CRUISERS社のエンジニアをしていたことがあるのだそうす。
彼が論理的な話し方をする理由が分かった気がします。

Dannyさんからは興味深い話をたくさん聞くことができました。
段取ってくれた布施さんに感謝です。



《珍しい!ライボビッチかな?NZではこういったアメリカ製のスポーツフィッシャーマンをホトンド見掛けることがありません。》



《渋い!》



【旅の後半はモーテル住まい】
取材を終え、旅後半の宿に向かいます。



《ホテルに向かう途中で“ププケ湖”に寄り道。湖に飛び込んで遊んでいる人たち。楽しそうでした!》



《煉瓦の建物は昔のポンプ施設だそうです。横はカフェになっていました。》



《今日から最終日までの宿“ALBANY EXECUTIVE MOTOR INN”に到着》



《名前ほどエグゼクティブではありませんが、必要十分な設備の宿です。》


ホテルは大きなショッピングモールやスタジアムや学校などが集まっているアルバニー地区の外れにあります。
NZでは一般的な宿泊施設であるモーテルですので、キッチンも調理器具もひと通り揃っています。



《静かでとても良い環境です。》


《今日の夕日もきれいです。》



【オシャレで巨大なショッピングモール】
チェックインも済ませ、改めて布施さんとショッピングモールで合流して夕飯です。



《ショッピングモール“Westfield”。私の好きなスーパー“ニューワールド”も入っています。》

《お店は“Bolero”というレストランに決定。夏なのでテラス席にしてみました。オシャレなお店です。》



《料理はどれも美味しかったです。でも飲んで喋ってばかりいて、何を食べたか覚えていません!楽しかったなぁ〜。》


“Bolero”の評価はこんな感じ。

味:★★★☆☆
ボリューム:★★★☆☆
ロケーション:★★★★☆
CP:★★★☆☆



《満月と雲がきれいでした。》



《閉店のお時間になってしまいました。》



《“Westfield”の中に展示されていたプジョー207。日本より遥かに安いのでは?》


今日も一日、よく動き回りました。


明日はマタカナのマーケットに行く予定です。


6日目に続く。

ニュージーランド訪問2012 (4日目/パーネル〜ニューマーケット〜サウス・オークランド〜ハンマーヘッズ・シーフード・レストラン&バー)


NZ滞在も4日目になりました。
私の海外旅行の際の基本的なスタンスは“行き当たりバッタリ!”というもので、特にレンタカーを借りている場合には思いつつくままに車を走らせ、気に入った場所があれば止まって写真を撮ったりするというのが楽しいと思っています。

今回の旅でもそのスタイルは同じで、今日あたりは行ったことのないオークランドの東側の街を、適当に走り回ってみようと思います。



オークランドのオシャレスポット】
オークランドにはいくつかの洒落なお店が並んでいる通りがあります。
その中で今回はパーネルとその先にあるニューマーケットで、ウィンドウショッピングとランチをと考えてみました。


パーネルまではホテルの駐車場から車で5分で到着です。
パーキングメーターの発券機のカード決済にかなり手間取りましたが、なんとかクリアーすることができました。
外国のこの手の機械って、ホント恐ろしいですよね。
もしもの事があって、カードとか戻らなくなったりでもしたらエライことです。



《パーネルの街を散策。でもなんだか2年前に比べて洒落さのオーラが落ちた様な気がします。》



《これは有料の公衆トイレ。有料無料を問わず、トイレはどこに行ってもとってもクリーンです。》



《今回の旅で宿泊先にしようと考えていたものの、満室で予約が取れなかった“Parnell Inn”。どうやら宿泊できなかったのは結果オーライだった感じの雰囲気を感じました。》


パーネルでランチのお店を探しましたが、イマイチ良さそうなお店が見つからなかったので、ニューマーケットに移動することにしました。
でも、結局ショッピングモールのフードコートでランチになりました。
まぁこういうの好きなんですが…。



《平日だというのに結構な賑わいです。》



《チキンとアボガドのパニーニ。ボリュームも味もなかなか良かったです。》


食事のあとにショッピングモールの外に出てみると、なんと!日本ではまだ未発売のレンジローバー・イヴォーグが!



《恐ろしいまでのカッコ良さです。しかもこの白がいいなぁ。同じ右ハンドルなにの日本よりも早く売っているとは!》



【気ままにドライブ】
前にも書きましたが、NZってそこら辺に当たり前にある景色がきれいだったりして、遠出をしなくてもドライブを楽しむことができます。
オークランド周辺では、前回の旅行の際に西海岸を回ってみたので、今回は東側に行ってみることにしました。
ナビを適当にセットして出発です。



《今晩の夕飯の予定としているレストランに立ち寄り、最寄りのバス停を確認。》



ホールデンです。カッコイイなぁ。日本でも売って欲しい。そういえば岩城滉一が買ったという話を聞きました。》


適当に走っているうちにハーフムーンベイにあるバックランズビーチという海岸に到着。



《ノンビリな感じがいいですねぇ〜。》



《ワイヘキ島行きのカーフェリーだと思います。》



《さすがはNZ。女の子もラグビーやってます。》



《さらに移動してシェリービーチというところに来ました。》



《犬の散歩に来た女の子が乗ってきたクルマ。よく解りませんがカッコイイ。》



《NZではあまり見掛けないシトロエン。悔しいけれど日本よりも絵になるなぁ〜。》


のんびりしすぎて、帰り道はオークランド名物の通勤渋滞にハマってしまいました。



【夕日に感動】
一旦、ホテル戻って夜のレストランの予約をしました。



《ホテルのロビーは超おしゃれ!》


予約が取れたのでバスに乗って出掛けることにしました。
バスの時刻表を調べていて驚いたのは、Googleの検索能力です。
日本から持っていったスマートフォンに入っているGoogleマップに、レストランの名前をカタカナ(←ここが重要!)で入れてみたら、現在位置の最寄りのバス停までのルートだけでなく、バスの時刻表まで加味してナビゲーションをしてくれるんです!
しかも!レストランの最寄りのバス停のナンバーまで出るじゃないですか!それをバスの運転手さんに伝えれば絶対安心。
コレはもう圧巻!ですね。
恐るべしGoogle



《一瞬、縫いぐるみかと思いました。ホテルの裏のお店の中にいました。》


《バスを待っている最中。空と雲がとてもキレイです。》


ほぼ定刻でバスが来ました。
今回乗った路線バス(リンクは別)は、乗車の際に運転手さんに行き先を告げ言われた運賃を支払います。
ココで待ってましたとばかり、さっきのGoogleマップで出てきた降車停留所のナンバーを伝えたのですが、ナゼか通じません…。
どうやら停留所のナンバーなんていうものは運転手さんは把握していない様子。
停留所の名前でないとダメらしいです。

そこでスマートフォンの画面を運転手さんに見せて降りたい停留所のことを説明してみたところ、『なんだ、ハンマーヘッズに行くのか?分かったよ!OK(っと、もちろん英語で)』言ってくれるじゃないですか。
それで全て解決しました。

道中10分もしないで、目的の停留所に到着です。
でも、この運転手さん、なんと停留所ではなく、目的地のレストランの目の前でバスを停めてくれました。
感謝感激です!


そうこうしているウチに空がいい感じになってきましたよ!



《これはこの後も期待できる感じです!》



《オープンホイールのクルマ!どこにでもマニアいるものです。》


【人気のシーフードレストランはスタッフも客も料理もGood!】
さてさて、今回の旅でイチバン行ってみたいと思っていたレストランが、本日の“Hammerheads Seafood Restaurant & Bar”です。

このお店のことは2年前の初NZの際に参考にさせていただいた、hohioさんの“ニュージーランドを旅しよう”というブログで知りました。



《これこれ!この外観!やっと来ることができました。》


でもお店の場所が良くも悪くもCityから離れた海岸沿いにあることもあって、酒飲みの私たちには敷居を超えることができませんでした。

しかし、今回の旅で大いに参考にさていただいている、MetalSheepさんのブログ“美味いパブロバはどこにある?”にもこのレストランがヨカッタということが書かれていて、しかも!ワインもなかなかということを聞けば、イカないわけにはいきません!

そんなワケで今回は思い切ってこの“Hammerheads Seafood Restaurant & Bar”をチョイスしてみました。



《お店の前はミッション・ベイ。海の向こうにはCityも見えます。》


お店に入ってメニューを見ていたら、気になっていた空が大変なことになって来ました。
カメラを持ってお店を飛び出します。



《コレには鳥肌立ちました!》



《この夕日を見るだけでも、このお店に来た甲斐があるというものです。》


日が沈んで、やっと落ち着いて食事をすることができることになりました。

お隣の席にいた地元のご夫婦に『いいカメラ持っているねぇ〜。どんな写真撮っているの?(もちろん英語で)』で聞かれ、撮った写真を見せたら誉めてくれました。
なんというか、こういうフレンドリーさって、日本ではなかなか感じられないですよねぇ。
いいお店はいいお客を呼ぶってことでしょうか。



《内装もオシャレ!》



《お店の窓から見えた黄昏ている彼。日が沈んだ後もずっと海を見ていました。》


料理は店名にもあるように当然シーフードが中心ですが、メニューには肉料理もありました。
今回、特にお肉を食べに行く予定はないので、ここでラムを注文してみることにしましたが、コレが大当たり。



《料理は本当に美味しいものばかり!写真がイマイチでハズカシイ。》


料理の値段はけして安くはありませんが、ボリュームも味も納得の料理ばかりです。
本日の魚料理は“キングフィッシュ(ヒラマサのソテー)”魚もソースも最高でした!

それにしてもかなり飲んでいて、写真が…。情けない!



《ごちそうさま!大満足でした!》


タクシーを呼んでもらう時に『行き先は日本でOK?(もちろん英語で)』と冗談を言われ大笑い!
スタッフもとても良かったなぁ。



“Hammerheads Seafood Restaurant & Bar”ard”の評価はこんな感じです。

味:★★★★★
ボリューム:★★★★☆
ロケーション:★★★★★+★★★
CP:★★★☆☆




《超酔っぱらいでホテルに戻りました。》


いやぁ〜ヨカッタですよ!“Hammerheads Seafood Restaurant & Bar”。
超オススメです。
Perfect BOATの記事にも載せたいと思います。


4日目のこんな感じで終了です。


明日はイヨイヨお仕事。
フォーミュラー・クルーザー社の取材に行ってきます。


5日目に続く。