穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

わかれ道

手配したポスターフレームが届いたので、長い事しまっていた
ライデンファイターズ2のポスターを漸く収めることができました。
3機のバックショットのみというシンプルな構成ですが、これは
これで充分に見応えがあり格好良いのです。



はい、今日はこれ。
内田裕也さんも参加していたバンドが本人含むメンバーチェンジに
より改名し、フラワー・トラベリン・バンドとなりました。
そんな彼等の70年に発表された記念すべき1st「ANYWHERE」
全裸でバイクに跨り疾走するメンバー達を写したジャケット写真は
篠山紀信の手によるもの。



日本のロックミュージック黎明期に本格的ロックアルバムとして
世に出た本作。
内田氏のアイデアにより、全部が英詞で歌われております。
揺るぎないその演奏力とヴォーカルにより、海外、特にカナダ
では相当ウケたそうで、国内よりも海外で売れたバンドの魁的
存在になったそうです。
では、国内ではどうだったかといえば、丁度その頃はフォークが
全盛期だったようで殆ど評価されなかった模様。
実際、続く2ndで大化けし、嫌でもその実力を世間に知らしめる
ことになるのですが。



曲の方は「黒い安息日」「朝日の当たる家」「21世紀の精神異常者」などなど、ほぼ、カバー曲で占められていますが、本家顔負け
のアレンジや演奏もあったりで。
特に「21世紀の精神異常者」中間でのインプロビゼーションは、
本家より長いんじゃないかというぐらい延々と続くように感じ
その熱い演奏は時間の経過を忘れさせるほどです。



海外での高評価にも納得せざるを得ない、よく当時の日本に
こんな音楽を演奏するグループがいたものだと感心すること
しきりなバンドなのでした。

















それでは。