レモンケーキ
先日、懐かしの「レモンケーキ」というのを見かけました。ちょっとぽそっとしたレモン型のケーキにレモン風味(?)のチョコレートがコーティングされている昭和のお菓子です。包み紙は昔と同じでしたが、「現代風にアレンジしました」と書いてあったので、きっと何倍もおいしくなっているんでしょう。レモンケーキとブッセは子どもの頃の憧れのお菓子でした。
我が家のレモンケーキは上記のものとは全くの別物ですが、売り物よりもレモンの風味いっぱいです。シンプルなお菓子なので、今回はブリキのマルグリッド型で焼いてみました。最近は生協などで国産レモンが常備されているので、昔よりもレモンのお菓子が手軽に作れるようになったと思います。皮や果汁をお菓子や料理にフル稼働させ、残った皮で最後はシンクを磨きます。一日の仕事が終わった台所にレモンの香りが漂うのは気持ちがいいものです。
- 卵:4個
- グラニュー糖:70g
- 薄力粉:90g
- バター:20g(溶かしておく)
- レモン:2個(皮も使うのでノーワックスのもの)
シロップ用
- 水:大さじ4
- グラニュー糖:大さじ4
- 直径20cmの丸型に薄くバター(分量外)を塗り、粉をはたいておく。
- レモンは表皮だけをすりおろし、果汁は絞っておく。
- ボウルに卵を溶きほぐし、グラニュー糖を加える。ボウルごと湯煎にかけ、ハンドミキサーで泡立てる。卵にさわってみて人肌程度の温度になっていたら湯煎から外し、泡立て器の跡がしっかり残るまで泡立てる。
- 卵に薄力粉を3回に分けて少しずつ加え、そのたびに大きく混ぜる。
- 最後に溶かしバターとレモン表皮、レモン果汁大さじ2を加えて底から大きく混ぜる。
- 用意しておいた型にすぐに流し入れ、180度のオーブンで20分ほど焼く。串を刺してみて何もついてこなかったら出来上がり。
- ケーキを焼いている間にレモンシロップを作る。水とグラニュー糖を鍋に入れて沸騰させ、砂糖が全て溶けたら最後にレモン果汁大さじ4を加えてひと煮立ちさせ、火を止める。
- 焼き上がったケーキが熱いうちに竹串などで数か所穴をあけ、上記のレモンシロップをはけなどで塗ってしみ込ませる。
- 荒熱が取れたらラップをかけ、冷蔵庫で冷やしてもおいしいです。