【人生春秋】

いい勉強になった。いろいろな経験をさせてもらっている。後にはいい思い出となる―――。本当にその通りだと思う。人生最高の日々なのだろう。 過ぎてみれば宝の日々となるのだろう。ならば、歩みを止めず、進むのみよ。

【我慢】

疲労困憊。心が疲れている。いや、薬の副作用だ。 無口で無表情になるわが姿。今は、我慢の時よ。 忍辱の鎧を着て、今は堪え忍ぶ時よ。

【良書に親しむ】

東京帰りの疲れも少しずつ落ち着いてきた。 淡々と病院に行き、早めに帰ってきた。 今日は、何も考えず、好きなことをしようと思い、 動画サイトで次郎長三国志の予告版を観て、愉しんでいた。読書は集中できず。新・平家物語の(一)はもうすぐ終わり。 平治…

【いざ勝負】

今日、東京へ行ってきた。 弁護士に今後の身の振り方を相談するためだ。 複雑繁多なわが胸中。しかし、我が身を思えば、我が家族を思えば、 打って出るしかない状況。 不調を押して、電車に飛び乗った。 乗り慣れぬ電車に揺られて、弁護士事務所に着く前に、…

【名将になりきる】

一度、裏切りにあった医者にまた行かなければならぬようになった。 レーザー治療が、やはりその病院にしか設置されてないからだ。 軍門に下るような気がして、二度と行くものかと決めていたが、 身体の痛みには、どうしても、そのレーザー治療しか効かない。…

【寂しさと口惜しきかな五月病】

無口な日々だ。 完全な思考停止。幹部に当たった。 それだけで今日は勝利だろう。もう一度、最初から「新・平家物語」を読み返す。なかなか集中力がなく、数行読んでは休憩を繰り返す。この一行一行が、いずれは血肉となりん。この瞬間も血肉となりん。

【寂寥感】

本当の私は、孤児根性の塊なのかも知れぬ。弱い弱い意気地なしだ。寂寥感に覆われた我が心。強がりはやめて、身の丈で生きたい。正直な生き方、以前のように元気いっぱい生きられたら。 生きられるのだろうか。 人として生きるのが、寂しくてならぬ。 どうか…

【鬱々と夜明けを待つ】

とうとう朝になってしまった。 昼間寝込んだ分、夜が眠れなくなった。しかし、口が重い。 無口で無表情。 生きながらにして亡霊の様だ。カメラを手に取るのも億劫。 ただ、頭を垂れて浅い呼吸をしている。「心ってのは難しくて、自分の思うようにいってしま…

【思うこと】

やはり、私はおかしいのか――――。そんなことをふと思った今日。二月の終わりごろ、私は幹部指導を受けた。その幹部に会えと言われた。会って指導を受けろと言われた。 その幹部を家に招いて指導を受けろと。 玄関先では失礼だから、仏間に上げなければならな…

【壬生義士伝】

浅田次郎の「壬生義士伝」を読み始める。今日は体調が悪かった。 連日のローン会社からの督促の電話に辟易している。いや、一種の恐怖を感じる。目をつぶって、これからの為さねばならぬ事を考える。苦痛だ。しかし、こうなったのは私自身の責任。 対処法を…

【辛抱の履歴書――水戸泉眞幸】

私はくまおばちゃんの影響を受けて育ったので、大の相撲好きだ。今は特定の力士のファンがいるというわけではないが、相撲はとかく大好きだ。 今から17年前、茨城県水戸市出身の力士が幕内優勝を飾った。平成4年7月名古屋場所。ケガと病気に苦しみながら、我…

【タゴールの詩】

「おお、詩人よ、夕べが迫って」「おお、詩人よ、夕べが迫って、お前の髪は灰色に変わってきた お前はお前の孤独な瞑想の中で、来世のたよりをきこうとしてるのか?」「もはや夕暮だ」と詩人は言った。「私は耳をすましているが、それは村から誰かが訪ねてき…

【新・平家物語】

一読しただけでは、物語の輪郭しか捉える事が出来ないので、 もう一度、図書館より借りてくる。「天地人(上・下)」も息抜きの為に、再び借りる。今日は風呂に入る前に、白髪染めをする。明日は母の病院。背骨が痛い。 早めに薬を飲む。新・平家物語の若き日…

【緊張状態が解けない】

家の納戸を喫煙所にするべく、黙々と片付ける。やっと半分の要らない物を処分する。天井まで山と積み上げられていたゴミや雑誌等々、気が遠退くようだったが、ここまでくれば、六合目位にたどり着いたか。まだまだこれからも片付け作業が続くかと思うと、鬱…

【天地人を読む】

原作で描かれる直江兼続は、ドラマで描かれるイメージとは程遠い。原作は良い。 余計な説明も極力省いた簡潔な描写が良い。 ドラマの天地人の直江兼続も憎めないが、原作の兼続は惚れ惚れするほどの人間味のある青年だ。 「新・平家物語」の長編に読み疲れ、…

【病は理解されぬもの】

体調不良。名医に逢いたい。 先輩から、檄を飛ばされる。外傷のない疾病も辛いものだ。正論も場合によっては、刃物になる。「元気になって欲しい」その思いはわかっている。わかっているだけに、行き場のない虚しさだけが、心に陰を落とす。心はいつも傷だら…

【義経にみる『優しさ』と『強さ』】

『新・平家物語』に登場する人物で、どうしても触れずにはおれない人物は、 源義経であろう。 それは単に、彼の歩んだ人生がまことに波乱万丈で、しかもその最終章が余りにも 悲劇的であったということだけではない。 彼の生き方のなかにみられる人間性その…

【雨漏りに悩まされる夜】

家が老朽化してきたせいで、雨漏りが酷くなってきた。神経質な私は雨漏りが気になって仕方ない。こんな雨の日は頚が痛い。 抑鬱も激しい。平家物語のCDを聴く。琵琶の音色が、美しく胸に響いた。目を閉じて聴いていても、描写は難しくても、源平の合戦の景色…

【司馬遼太郎の義経観】

まだ司馬の「義経」は一ノ谷の章をやっと読んだところだ。以前から聞いてはいたが、司馬遼太郎の義経を描く姿勢は辛辣だ。 司馬遼太郎は「判官びいき」というものが嫌いらしい。司馬は忠実に史実を元に、義経の等身大を描いている。それでも、義経を「愛嬌が…

【慢心】

ある人から話を聞いた。うつ病を克服した人がいる。その人曰く「うつ病など『甘え病』だ。うつ病で自立支援を受けている人間など『ダメ人間』だ」と。 あまりの愚かさに閉口した。それと同時に「慢心」というものを考えさせられた。時折「自分は○○を乗り越え…

【司馬遼太郎の義経観】

まだ司馬の「義経」は一ノ谷の章をやっと読んだところだ。以前から聞いてはいたが、司馬遼太郎の義経を描く姿勢は辛辣だ。 司馬遼太郎は「判官びいき」というものが嫌いらしい。司馬は忠実に史実を元に、義経の等身大を描いている。それでも、義経を「愛嬌が…

【慢心】

ある人から話を聞いた。うつ病を克服した人がいる。その人曰く「うつ病など『甘え病』だ。うつ病で自立支援を受けている人間など『ダメ人間』だ」と。 あまりの愚かさに閉口した。それと同時に「慢心」というものを考えさせられた。時折「自分は○○を乗り越え…

【司馬遼太郎の義経観】

まだ司馬の「義経」は一ノ谷の章をやっと読んだところだ。以前から聞いてはいたが、司馬遼太郎の義経を描く姿勢は辛辣だ。 司馬遼太郎は「判官びいき」というものが嫌いらしい。司馬は忠実に史実を元に、義経の等身大を描いている。それでも、義経を「愛嬌が…

【悲運の武将】

その名は上杉三郎景虎。小田原城主・北条氏康の七男として生まれ、幼い頃より人質として甲斐の武田信玄に送られた。 信玄は「関東一の美男子」と謳われるほどの容姿端麗さと、才知溢れる三郎を気に入り、自らの養子とした。 北条と武田の和睦が破れた後でも…

【名将たちに思う】

義経はよく月を見ていたという。 天真爛漫な義経は、実兄である頼朝の仕打ちが、 どうしてなのか、悩んだ。 「兄弟なのになぁ――」 そう呟きながら、月を見ていたのかも知れぬ。 戦の天才・義経も、寂しさを噛み締めていた。 だから、盗賊だろうが海賊だろう…

【義】

歴史ヒストリアというNHKの番組で、上杉謙信の特集があったので、楽しみに観た。 期待はずれの内容だった。謙信については、どのエピソードも知られ尽くされたものばかりだったからだ。 直江兼続が謙信の一番弟子だったのだろう。謙信が掲げた「義」の精神と…

【胃癌の疑い】

今日、くまおばちゃんが入院する病院に新聞と週刊誌を差し入れに行ってきた。 昨日は酷い風邪を食らわされたが、今日になり随分楽になった。リハビリ帰りに病院に寄り、くまおばちゃんを見舞った。顔色も良く、食欲も旺盛。 ただ明日は大腸の検査の為に、食…

【兼継の眼】

御舘落城の前哨戦ともいえる今週の放送。長澤まさみ演じる「初音」はいらぬものの、それ以外は深い内容だったようにも思う。 兼継を見ていると、やはり若き日の先生が二重映しになる。今の時代に映画「新・人間革命」を企画するならば、兼継しかいないだろう…

【パソコン=疲れる道具】

私はIT関係と疎遠になっている。 昔は若さもあって、今よりは身体も良かったし、頭も働いたから、何となく解るところもあったけれど。無線LANだ、Bluetoothだ、アクセスポイントだ、そんなことを今言われても、全く解らないだろう。解らないものを動かさなけ…

【言葉の怖さ】

どうも私の書く文章は誤解されやすい。文章というよりは、私の発する言葉自体にあるのか。私は言葉の選択を間違っているのだろうか。 「人は信用しない」 これはむやみやたらに人を信用してはならぬ、という自戒の言葉でもあるのだが。言葉の表面だけで、言…