りんごの子守唄 (赤盤)Apple of her eye

2005.11.02リリース 10人の歌姫による夢のビートルズ・ララバイ・カヴァー・アルバム。メンバーは畠山美由紀、Chie、イノトモ、原田郁子、noon、中納良恵、首里フジコ、湯川潮音、アン・サリー、山田里香 曲目 1. Here Comes The Sun / 畠山 美由紀 2. Acros…

elliot smith/or

エリオット・スミスがすでにこの世に居ないことについて、語れるほど思い入れは強くないけど、僕らがリアルタイムで聴いたミュージシャンとして、自信を持って薦められる数少ない1人であるという事は分かって欲しかったりします。 そしてエリオット・スミス…

Donald Fagen/Kamakiriad

1993発売 曲目1. Trans-Island Skyway 2. Countermoon 3. Springtime 4. Snowbound 5. Tomorrow's Girls 6. Florida Room 7. On the Dunes 8. Teahouse on the Tracks ドナルドフェイゲンの大ヒットアルバム、”ナイトフライ”から10年たって発売された、90年…

Diamond D/Hatred, Passion & Infidelity

1997発売 D.I.T.C.の総裁*1、Diamond Dの2ndアルバム。 HIPHOPっていろんなカテゴリがあり、そのカテゴリによっては同じHIPHOPでもまったく違ったりするわけですが。ちょうどこアルバムが発売された97年ごろってHIPHOPが市民権を得て、HIPHOP自体に気軽に接…

HERBERT/ Around The House

[,h150,w200][,h150,w200] MATTHEW HERBERT のHERBERT名義によるアルバム。1998リリース。 彼の活動や言動、及びこれまでの他のアルバムの実験的要素の高さを考えると非常に聴きやすいという印象、およびハウスミュージックにおける一つの完成形をも見てとれ…

HENRI SALVADOR/CHAMBER AVEC VUE

まずはじめにHENRIをヘンリと読まず、アンリと読めたのはフランス代表のアンリ*1が居たおかげです。 このアルバム発売当時83歳、生涯録音曲数約2500曲、素足に革靴、素直にこういう大人ってかっこいいと感じる訳でして。 内容は、ボッサ、ジャズ、発売当時の…

The Chapters of Dub/ENDLESS DUB

[,w200,h150][,w200,h150]ジャマイカはカリブ海に浮かぶ夢の島である。東京やニューヨークでは異常に早く過ぎる一秒一秒も、ここでは潮の満ち干気のようなスロウテンポで、やってきては去って往く。ひなが一日浜辺の木陰でくつろいでいれば、水平線の遥かか…

Die Geschwister Pfister/Turn Off The Bubble Machine

このユニットの正体が知りたいです。日本語で説明されているページがないのです。あー日本語しか出来ないというのは、全く不便という以上に、時代にそぐわないですな・・・。 それでこのユニットなんですが、なんだかウィーン少年合唱団の落ちこぼれトリオが…

TRACY THORN/A DISTANT SHORE

”遠い渚”という邦題が付いているが、実に分かりやすく、アルバムの内容にそったものです。トレイシー・ソーン、つまり彼女の声を聴くためのアルバムです。アコースティックギターの奏でるメロディーが彼女の歌を邪魔することなく、すっと一緒に耳に届きます…

HIRAM BULLOCK/WAY COOL

日本人には到底分からない、というか真似しようもないかっこよさというものがアメリカにあり、どうしてもそういう幻想に、惑わされてしまう自分がいるんですが。 まあその1人として、ブルース・スプリングスティーンもそうなのかと思えます。あのマッチョな…

The LAST SESSION/嘉手苅林昌&普久原恒勇

[,w200,h150][,w200,h150] 1996 東芝EMI 1. ナークニー 2. シブバイ・ナークニー 3. カイサレー 4. 仲島節 5. 県道節 6. 廃藩の武士 7. 早口節 8. カシカキ 9. 束辺名(チカヒナ)口説 10. 海ぬチンボーラ 11. 物知り節 12. 恨みの唄 13. 下千鳥 嘉手苅林昌=”…

THE NEW YORK ROCK AND SOUL REVUE live at the Beacon

[,h150,w200][,h150,w200] 「ライブアルバムを先入観で音が悪いという理由で、手にしないという事は非常にもったいなく、音楽の持つパワーの恩恵にあずかっていない」と、まあ僕が声高に述べたところで、音質面で言えばスタジオアルバムにはかなわないし、で…

Earl Klugh/solo guitar

アール・クルーの今作は正にタイトルどおり。だいたい彼の作品はブラックコンテンポラリー色強くゴージャスなイメージがありますが、このようなシンプルで内省的な作品もあり、ギターファンにはたまらなく、手が出てしまうのでしょう。さすがにテクニックあ…

J-FUNK EXPRESS/THIS IS RARE GROOVE!

実に面白いアルバムがあったので紹介。今の状況は分からないからなんとも言えないのですが、今から10年以上前は、CDの売り上げも、レコードの売り上げもあり音楽業界ははウハウハだったのではないでしょうか。また時代的にも70年代のソフトが再販期限を迎え…

Beats International /Excursion on the Version

ビーツ・インターナショナルはかのノーマン・クック船長*1 がかつて在籍していたグループですが、だいたい本名名義の活動があるのかといえるほど彼の音楽活動は雑食かつ行き先未定であります。でこのアルバムですが、実に緩くて分かりやすいレゲエをやってい…

Popshopping vol.2

Crippled Dick Hot Waxからリリースされた独のCM曲(1962−1977)などノベルティ的なライブラリー音源のコンパイルで大ヒットしたGerman Groovyコンピレーションです。Peter Thomas, Peter Schirmann, Johnny Teupen, Wolfgang Daunerなど錚々たる面子のドイ…

IN THIS PLACE CALLED NOWHERE

1992年発売 QTCY-2011 Tracklisting1 St. Christopher/Say Yes To Everything (4:29)2 The Orchids/Tiny Words (3:42) 3 Blueboy/Clearer (3:52)4 Heavenly/Boyfriend Stays The Same (4:37)5 The Wake/Carbrain (2:46) 6 Secret Shine/After Years (3:23) 7…

Aimee Mann/@#%&*! Smilers

エイミー・マンのスマイラーです。2008年9月発売です。いろいろ書いたのですが、データが吹っ飛んだので・・・、僕が言いたいことを簡単に書くと、エリオット・スミスをなぜか聴きたくなってしまう。そういうアルバムです。年齢も、性別も、育った環境も違う…

Septeto Nacional de Ignacio Piñeiro

[,h120,w160]1990/2 P-VAIN キューバ音楽(ソン)史上最高の人物であるイグナシオ・ピニェイロ(1888-1969)率いるセプテート・ナシオナールです。*1このアルバムは50年代の録音で、音楽学者オディリオ・ウルファーが廃れ行くキューバ音楽を後世に残すために…

MATT BIANCO/RICO

[,h100,w150][,h100,w150] オレンジのポップなジャケのこのアルバムですがキューバで現地のミュージシャンと一緒にレコーディングされたものを含んだ、彼らの通算10枚目のオリジナルアルバムです。ジャケの感じはカリブというよりも地中海(イタリア=スキマ…

Telarc Surround Sounds

[,h100,w150][,h100,w150] telarcっていうロゴを時々CDを見ていると見つけることがあります。個人的には、まったくオーディオ機器に興味がなく、聴く音楽もクラッシック以外は雑食なので、時折旬の過ぎた(失礼ですが)アーティストのCDで、このtelarcをみる…

SONNY ROLLINS/HERE’S TO THE PEOPLE

[,h160,w90][,h160,w200][,h160,w110][,h160,w100] いまさら説明は要らないでしょうが、ロリンズの1990年代のアルバム。 いまだ(2008)現役を貫いている名テナーサックス奏者ですが、さすがキャリアがあるだけに、若かりしころから晩年いいたるまでの風…

TOKU/LOVE AGAIN

衝撃的いやその頃の空気で言うならば想定外か、それが彼を初めて聴いた時の感想です。どうも彼がJAZZ的なのは、楽曲の消化が上手く、それが彼の血肉となり、彼が演奏すれば、それが彼のものになるのです。それはJazz Musicianの本質の一部かもしれませんが、…

富樫雅彦/LIVE AT DOLPHY

[,h150,w110] 「音楽なんて、歌っちゃいけない音楽なんてないんだよ!」って大友康平*1が映画でのセリフで言っていましたが、今思えば、これって彼的には非常に際どい発言だったんでないないでしょうか。純粋に音楽が誰のものなのかは、最近K室氏が捕まって…

奥村チヨ/奥村チヨ

奥村チヨ さんです*1。和モノです。Jポップってのも変ですし、仕方なくジャンル分けをすればこういう事になります。 彼女の軌跡がわかる本盤です。ボーカルスタイルの変遷、特に初期のあどけなさは狙いなのかもしれませんが、どんどん女の色気を出していくあ…

Amp Fiddler, Sly & Robbie/Inspiration Information Vol. 1

何か最近気になるものはないかと思うものの、CD屋まで足を運びというのもなぜか気が向かないもので、こういう雰囲気が日本全国に伝染して、CDショップ、レコード屋の経営を圧迫して、いざという時に何もなかったという状況を生み出すのでしょう。(いわば後…

佐野元春/CHRISTMAS TIME IN BLUE〜聖なる夜に口笛吹いて

[,w150,h150] クリスマスには程遠いですがクリスマス繋がりで、佐野元春の作品をピックアップいたしました。確か彼はクリスマスの思い出については、ハートランドからの手紙*1でも、”いつも僕はクリスマスを楽しむ方ではなく、楽しませる方だった”的なクリス…

The Manhattan Transfer /The Christmas Album

*1 クリスマスアルバムです。がしかしあまりクリスマスを特別な日と捉えていない人にとってはどうでもよいのかもしれませんね。がしかし、情報洪水下、そのなかでも音についても、街を歩けば嫌でも耳にはいってくる始末ですし、一般生活を行っていればこの季…