バンビ(万微)農園  脱サラ百姓20年目   生物多様性(聖、仏陀、妖精)と農業の融和を求めて。

2016-05-24

[] あるハルニレの樹のこと。

私の仕事での配達先の庭にある1本の「ハルニレの樹」を紹介します。

この樹を気にしだしてもう5年は立つでしょうか。

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ご覧のとおり、枝先の枯れている部分が有ったり、樹形もちょっとバランスを崩して見えます。

少し近づいてみましょう。

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木の葉の1枚1枚に赤いこぶのようなものが付いています。

これは、「ハルニレハクロフシ」と呼ばれている、虫が作ったコブ(ムシコブ)です。

中を開けてみると小さなアブラムシのような虫が複数入っています。

それにしてもすごいことになっていますね。

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この虫コブだけではなく、ある時期になると葉っぱが丸坊主になってしまうほどのハバチの幼虫が湧きます。

調べただけでも6種類ものハバチが我も我もとこの樹の葉っぱを食べるのです。

というような、虫のために我身を捧げているこのハルニレに、今回さらにこんなものを見つけました。

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これはエカキムシ(絵描き虫)と呼ばれている何かの昆虫の幼虫に違いありません。

さて、今度は何の幼虫だろうと、中の虫を確認させてもらいました。

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ちらりと見えたのは幼虫のお尻。

と、そこからずっとつながっているのは!

ウンコではないですか!

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赤ちゃんの時からけっこうな大きさの今に至るまでのウンコが1本の糸でくくった様にずっとつながっています。

ウンコを見てこんなに感動したのは初めてかもしれません。

こうすることでどんなメリットがあるのでしょうか。

他のエカキムシの場合、バラバラの糞と共に葉の中で生活しているものも多いです。

この子はきっときれい好きなのかもしれませんね。

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幼虫の全体像はこんな感じでした。

今のところ正確な同定は出来ていませんが、専門家の方からは「スイコバネ」という蛾の仲間の幼虫ではないかとご教示いただいています。

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2016-04-24

[]  新緑と共に

家の前の庭に20年ほど前に植えたエノキがあります。

成長が速いので周りのヤマグリやコナラを追い越して大木になりかかっています。

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エノキにはたくさんの虫が付くので植えたのですが、おかげで毎年観察に役立っています。

昨年オオムラサキの小さな幼虫を見つけ、子供と一緒に越冬を見届けていました。

冬場は株元の枯葉をひっくり返して何回も越冬幼虫の存在を確認しました。

幼虫には迷惑だったかもしれませんね。

例年、この眠れる幼虫もエノキの新芽が伸び始める頃になると幹を登り始めます。

ほとんど樹皮の色と同化しているので、運が良くないと見つかりません。

下の写真には写っているのですが分かりますか。

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この黄色い矢印のところにいます。

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今年はしっかり見つけたので良い年になるかな?・・なことはないですよね。

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2016-04-07

[] ブルーギル

だいぶ暖かくなってきたので、家の前のため池で子供と魚採りを試みました。

江戸時代後期に稲作振興のために水戸藩が造らせたといわれる10,000平方メートルほどのため池です。

新溜という名で呼ばれています。

今この池で一番幅を利かせているのは「ブルーギル」です。


ずいぶん昔に買った小さな四手網を引っ張り出してきました。

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この網を入れて翌日にそっと上げてみました。

小さなブルーギルが20匹ほども入っていました。

特に集魚剤などは使っていないので、この1m×1mの網の面積にいたのがこの数です。

もし、この池の全体にこの密度でいたとしたら、10000×20=200000匹!!!!

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全くうれしくない大漁ですし、捕獲した外来指定生物は扱いに悩みます。

でも、そもそもこの魚を日本に持ち込んだのはどこかの誰かです。

この子たちに罪はない。これは間違いないことなのです。

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2016-02-16

[] フユシャクその後。

先日フユシャク♀を見つけた家の脇の薪置き場ですが、その後3匹も追加発見がありました。

こういうのは「マイクロ・ホット・スポット」とでもいうのでしょうか。

全くの、「灯台下暗し」でした。(使い方が間違っているかもしれません)

2月11日

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2月13日

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2月16日

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16日のフユシャク♀を歩かせてみました。

動画

また見つけたらアップしたいと思います。

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2016-02-11

[] フユシャクとの出会い

2年前からフユシャクという蛾に興味を持つようになっています。

昆虫好きには、出会いの少ない冬場のマニアックなターゲット、と言えるかもしれません。

ちなみにフユシャクは冬に成虫が出現する蛾の仲間の総称です。

我が家のふろ場の窓にはこの季節になるとフユシャクのシルエットがみられるようになります。

これを外へまわって写真を撮る。マニアックですね(^-^;

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また、冬の夜に自動車を走らせていると、ヘッドライトの光の中に飛翔する姿がよく見られます。

この翅を使って飛ぶことのできるのは♂です。

この仲間の変わっているところは、冬に成虫が出現するということもそうですが、

♀には飛べるような翅がないということです。

図鑑や写真などで見る限り、とても蛾には見えない姿態です。

この♀が見たくて一昨年から家の周りや畑の周りで探索していました。

昨年は、真冬の寒い夜に懐中電灯を持って近くの林の中を探して歩きました。

運よく見つかったのがこちらでした。

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交尾中ならば、オスの翅を探せば見つかるということが分かりました。

単独の♀でも眼のいい人なら木肌に見つけることもできるでしょうが、

老眼と厳しい寒さの中では、自分には難しいということを悟ったのでした。

そして今年の先日、

偶然の発見がありました。


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昼間、家のすぐわきに積んである燃料用の杉端材の上に、ちょこんと2匹(2種)も。

「やったー」、です。

3年目の祈願成就。

ちょっと大げさですかね。

この2匹に♂がやって来るのかと家の外に置いておきましたが、一晩のうちに2匹とも姿を消してしまいました。

歩く姿を見ていないのですが、足が速いのか近くには見当たりません。

もしかしたら飛んできた♂が交尾し、そのままどこかへ飛んで行ったのか・・?

そんな仮説を立て、またの発見を待ちたいと思っています。

(写真だけでは同定が難しそうなので、推定した種名はあるのですが、ここには記載しないことにします)

 

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