続・甲州街道徒歩(かち)紀行① 〜世界一、日本二、天下一〜

そういうわけで昨日は早仕舞いしたのである。今朝の早起きのために。そして突如思い立った計画のために、帽子と傘を買いに行ったのである。


今年の夏休み、僕と次男・三吉(仮名・小6)は、甲州街道を谷保(国立)から山梨県大月の大月駅まで徒歩で旅をした。2泊3日。

で、一ヶ月経った今日、「大月駅より西に行ってみよう」ということになったのだ。前回からちょうど一ヵ月後の旅立ちである。前回は2人とも麦藁帽子で行ったが、もう9月も半ば。麦藁帽子をかぶっているのはカカシぐらいのものである。そこで大学通りの「ジーンズ マルカワ」でキャップを二つ買ったのである。三吉はキャップを持っていないではないが、ソフトボールチームのなので塩梅が悪い。


5時半起きしてローソンでサンドイッチを買って6時31分の八王子発の中央本線に乗り込んだ。車内は山行きの装束の人ばかり。そのほとんどが中高年のグループ。なにしろ彼らは年金を当てに出来る最後の世代だから小金を持っている。身に着けているものも本格なブランド物が多い。

そこに行くと僕はアロハにキャップである。それにメガネの小太りに無精ひげだから、ほとんど「なぎら健壱」である。三吉はほとんど「ポケットモンスター」のサトシのコスプレである。


7時17分に大月に着いた。先月のゴールが今日のスタートである。

いざ出発。しばらくは大月の街道沿いの商店街が続くがほどなく静かな田舎道となった。

「花咲宿」を越えたあたりでちょっとした感慨があった。というのが、甲州街道は、100メートルごとに道標が立っていて、基点である日本橋からの距離が表示されている。それの100キロ地点標が、スタートから5キロほどにあった。

さらに進むと「初狩宿」。宿場町の風情のある町並みだ。山本周五郎生誕の地という立派な石碑もあった。

初狩」を過ぎると次は「笹子宿」だ。


ところで、今回の旅(日帰りだけど)のテーマは、「世界一、日本二、天下一」である。そのひとつである「世界一」との遭遇がまもなくなんだけど、続きは明日。か明後日。