三ツ矢サイダーの思い出と溝の口の思い出


そう、SARIさんは三ツ矢サイダーのCMの歌かナレーションかは未確認だが手がけられたそうなのである。


三ツ矢サイダーのCMといって思い出すのが風吹ジュンちゃんだな。初めて好きになったアイドル。



サイダーのように爽やかに、なんて言われると爽やかとは真逆の概念の国の住人である僕などは困ってしまうのだが。初恋はサイダーの泡のようにはかなく消えたよ。


そして三ツ矢サイダーがまたまたやってくれてますよ。永井豪のキャラクターのフィギュア付キーチェーンのプレゼント。もし『ハレンチ学園』の十兵衛とかヒゲゴジラ先生とかマルゴシ先生とかマカロニ先生とかパラソル先生とかあったら買い占めちゃうんだけどね。


面白かったなあ『ハレンチ学園』。最後は最終戦争に巻き込まれて登場人物たちはみんな身体が千切れたり首が飛んだりして壮絶な死を遂げるんだよね(小学生ですぜ)。永井豪の終末思想はその後の問題作『バイオレンスジャック』へと引き継がれるわけだな。僕は最初に『北斗の拳』をみたとき、『バイオレンスジャック』のパロディかと思ったよ。うん『バイオレンスジャック』のフィギュアがあってもやはり買い占めちゃうんだけどね。


残念ながら『ハレンチ学園』や『バイオレンスジャック』はなくて『キューティーハニー』とか『デビルマン』『マジンガーZ』『ゲッターロボ』などだったので『ドロロンえんまくん』をゲット。



立体的な眉毛がキュート。リュックにつけたんだけど多分すぐチェーンが千切れてなくなっちゃんだろうな。


溝の口のサンクスで入手。

そう、溝の口をちょっとぶらぶらしていたのだ。約20年ぶり。かつてはごみごみしたいい感じの場末感があったのだけど、再開発がなされてすっかりスタイリッシュな街になっていた。


驚いたのは駅前の商業ビルの名前。「ノクティ」っていうの。「ミゾノクチ」の「ノクチ」なんだろうね。「六本木」を「ポンギ」、「吉祥寺」を「ジョージ」、「池袋」を「ブクロ」って呼ぶような感覚かな。って僕の周りにはそんな呼び方する人一人もいないけど。いるのかな、新宿をジュクって言ったりする人。


この傳で行くと「国分寺」は「ぶんじ」。頑固者の噺家みたいだけどそれはまだいい。「国立」は「にたち」。料理してるんじゃないんすから。


溝の口、20年前に何で来たかというと、記憶違いかもしれないけどある作家のインタビューだった気がする。元・グリーンベレーという触れ込みの、お名前から察するに忍びの末裔の。テープを止めた後の駅裏の喫茶店で、目の前にピンを抜かれた手榴弾が転がってきたときの身の守り方を教えてもらった。


幸い、今のところその知識を使う機会はない。ありがたい。



そんな溝の口の夕暮れでありました。<今日の一句>


初恋は サイダーの泡と 消えにけり


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ご意見、ご希望は下の「コメントを書く」欄へ。内密な話はメールで。