千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

セキレイ鳴く


12日の朝
やっと業者に作品を渡しました


今回の作品の中で学んだこと感じたことの記録です


タイトル「セキレイ鳴く」は「鶺鴒鳴」で
七十二候の四十四候で白露次候(9月12日〜16日)です


春の展覧会では漢字タイトルを使用したものの
読めない傾向なので変更しました


夏の終わりというより
秋の始まりを意識


今までの山門の向こうを見ていた視線を外し
今回は山門を描かずに庭全体の風景でした


自分自身の感覚としては
つかまっていたものから解かれ
不安ながらもひとりで空中に浮かんでいる状態


新しいものに触れ
少しずつ自信を得ている魂


プライベート部分が制限され
限られた時間の中で永遠の自由を得ようとする


水曜の夜は一時帰宅後 
母の介護をして再度事務所に戻り
そのまま完徹


まだまだ完成に遠い段階でも焦る気持ちなく
何度もコーヒータイムを取りながらの追い込み


集中力はすごかったと思う


久しぶりの感覚


翌朝8時頃 サインを入れ 朝食をとる


少しの休憩後


再度作品を確かめてみると
一部の心の引っ掛かり部分が大きくなってきた


小さな石碑を入れていた部分


どうしても引っかかる、、、



太い筆でその部分を大きく潰してしまった


そこから大改造


業者さんが来られるまでの小一時間
私がどんな状態であったか思い出せない


きっと何かが動いたような気がする


詰まっていたものが抜けたような不思議な感覚


終わってみたら穏やかな気持で
満たされ感いっぱい


出来の良し悪しは
もう今は関係ないと思った


精一杯やりました


今からは一旦自分を整理する作業です


その前に事務所と自宅の掃除をします


そして


それから次へ進みます